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Enterprise Postgres 17 オペレーターユーザーズガイド

7.6.3 ユーザーインターフェース

ログ収集ツールは、kubectlプラグインのコマンドライン・インターフェースから起動します。

7.6.3.1 コマンドライン構文

ログ収集ツールのコマンドライン構文を以下に示します。

ログ収集ツールは、FEP kubectlプラグインの“cluster logs”サブコマンドに対応します。

また、指定された名前空間内のFEP クラスタのリストを表示する“cluster list”サブコマンドがあります。

使用方法:

kubectl fep cluster logs -n <NAMESPACE> [-o <OUTPUT-DIRECTORY>] [-d <DATABASE>] <FEP-CLUSTER> 
kubectl fep cluster list -n <NAMESPACE>

Openshift Container Platformでは、Openshiftのocコマンドをkubectlの代わりに使用できます。これは、kubectlバイナリと同じ機能を持ちながら、OCP機能をネイティブにサポートするようにさらに拡張されているためです。

Windowsに関する考慮

FEP kubectlプラグインを呼び出すためのコマンドライン構文 (ただし、コマンドパラメータは指定しない) は、プラグインが実装されている実行可能ファイルの種類により、オペレーティングシステムによって異なる場合があります。

たとえば、Windowsでは、FEP kubectlプラグインが Powershellスクリプトとして実装されているため、プラグインはkubectl/oc から間接的にではなく、直接呼び出す必要があります。

コマンドプロンプトから呼び出す:

Powershell 5.1:

powershell kubectl-fep …

Powershell 7+:

pwsh -command kubectl-fep …
Powershell Windowから呼び出す:
kubectl-fep …

さらに考慮すべき点は、現在有効な Powershell のExecutionPolicyです。Powershell スクリプトが署名されていない場合、セキュリティ上の理由から Powershell スクリプトの実行がブロックされる可能性があります。この場合、FEP kubectlプラグインは信頼できるスクリプトであるため、次の構文を使用してスクリプトの実行に対して ExecutionPolicyをバイパスできます。

Powershell 5.1:
powershell -executionpolicy bypass kubectl-fep …
Powershell 7+:
pwsh -executionpolicy bypass -command kubectl-fep …