ログ収集ツールは、kubectlプラグインのコマンドライン・インターフェースから起動します。
ログ収集ツールのコマンドライン構文を以下に示します。
ログ収集ツールは、FEP kubectlプラグインの“cluster logs”サブコマンドに対応します。
また、指定された名前空間内のFEP クラスタのリストを表示する“cluster list”サブコマンドがあります。
使用方法:
kubectl fep cluster logs -n <NAMESPACE> [-o <OUTPUT-DIRECTORY>] [-d <DATABASE>] <FEP-CLUSTER> kubectl fep cluster list -n <NAMESPACE>
Openshift Container Platformでは、Openshiftのocコマンドをkubectlの代わりに使用できます。これは、kubectlバイナリと同じ機能を持ちながら、OCP機能をネイティブにサポートするようにさらに拡張されているためです。
Windowsに関する考慮
FEP kubectlプラグインを呼び出すためのコマンドライン構文 (ただし、コマンドパラメータは指定しない) は、プラグインが実装されている実行可能ファイルの種類により、オペレーティングシステムによって異なる場合があります。
たとえば、Windowsでは、FEP kubectlプラグインが Powershellスクリプトとして実装されているため、プラグインはkubectl/oc から間接的にではなく、直接呼び出す必要があります。
Powershell 5.1:
powershell kubectl-fep …
Powershell 7+:
pwsh -command kubectl-fep …
kubectl-fep …
さらに考慮すべき点は、現在有効な Powershell のExecutionPolicyです。Powershell スクリプトが署名されていない場合、セキュリティ上の理由から Powershell スクリプトの実行がブロックされる可能性があります。この場合、FEP kubectlプラグインは信頼できるスクリプトであるため、次の構文を使用してスクリプトの実行に対して ExecutionPolicyをバイパスできます。
powershell -executionpolicy bypass kubectl-fep …
pwsh -executionpolicy bypass -command kubectl-fep …