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Enterprise Postgres 17 オペレーターユーザーズガイド

7.6.2 インストール先と依存関係

ログ収集ツールは、kubectlプラグイン“kubectl-fep”です。ログ収集ツールをサブコマンドとしてkubectl に追加し、コマンドライン構文を拡張します。

ログ収集ツールはオペレーターのPodに格納されています。下記コマンドを利用して、Kubernetesのクライアントマシンにインストールします。<destination-path>はプラグインの格納先を指定します。

1.下記のコマンドでOperatorPodの名前を確認します。
$ kubectl get pods --selector=name=fep-ansible-operator -o name
pod/fep-ansible-operator-5985969857-ldj2x

2. プラグインをコピーします。
# Linuxクライアントの場合
$ kubectl cp fep-ansible-operator-5985969857-ldj2x:/opt/fepopr-kubectl-plugin/kubectl-fep <destination-path>/kubectl-fep

# Windowsクライアントの場合
$ kubectl cp fep-ansible-operator-5985969857-ldj2x:/opt/fepopr-kubectl-plugin/kubectl-fep.ps1 <destination-path>/kubectl-fep.ps1

ログ収集ツールのkubectlプラグインは、ターゲットの Kubernetes/Openshift環境へのリモートアクセスのために、kubectl/ocコマンドとともにクライアントマシンにインストールします。kubectlプラグインとkubectl/ocコマンド両方の格納先のディレクトリを、PATH環境変数に指定します。また、プラグインには適切な実行権限を設定します。

クライアントマシンでは、kubectl/ocコマンドは、Kubernetes クラスタへのさまざまな認証/ログイン方法 (ユーザー名とパスワード、TLS クライアント証明書、OAuth トークンなど)をサポートしており、Kubernetesクラスタに対する適切な権限を持っている場合にのみコマンドが実行できます。

ログ収集ツールによって収集された診断ログは、クライアント上のファイルシステムにローカルに保存されます。