conmgrプロセスをセットアップする前に行う準備作業について説明します。
Connection Managerでは、Windowsサービスによりconmgrプロセスの起動・停止を行うために、conmgrプロセスを起動するユーザーとなるOSのユーザーアカウントに対して、サービスとしてログオンできるセキュリティの設定が必要です。
サービスとしてログオンできるセキュリティの設定方法について説明します。
[ローカル セキュリティポリシー]ウィンドウを表示する
Windowsの[管理ツール]の[ローカル セキュリティポリシー]をクリックします。
セキュリティを設定する
[ローカル セキュリティポリシー]ウィンドウの[セキュリティの設定]、[ローカル ポリシー]の順に展開して、[ユーザー権利の割り当て]をクリックします。
[ユーザー権利の割り当て]画面で、ポリシー列の“サービスとしてログオン”をダブルクリックします。
[サービスとしてログオンのプロパティ]画面で、以下を設定します。
[ローカル セキュリティの設定]タブを選択します。
[ローカル セキュリティの設定]タブの[ユーザーまたはグループの追加]ボタンをクリックします。
[ユーザー または グループ の選択]画面の[選択するオブジェクト名を入力してください]に、conmgrプロセス管理者となるOSのユーザーアカウントを入力します。
[ユーザー または グループ の選択]画面の[OK]をクリックします。
[サービスとしてログオンのプロパティ]画面の[OK]をクリックします。
イベントログにエラーログを出力する場合の準備操作について説明します。
注意
イベントソース名を登録していない場合、イベントログに出力されるメッセージの内容が不完全になることがあります。
cm_ctlコマンドでは、イベントログが“conmgr”というデフォルトのイベントソース名で出力される場合があるため、事前にこのデフォルトのイベントソース名を登録してください。
以下はイベントソース名“conmgr”として64ビット製品のDLLを登録する例です。
> regsvr32 /n /i:"conmgr" "c:\Program Files\Fujitsu\fsepv<x>client64\lib\pgevent.dll"
マルチバージョンインストールの場合
同じマシン上にFujitsu Enterprise Postgresがすでにインストールされている場合は、レジストリエディタで以下のキーを検索して、登録されているDLLのパスを控えてください。そのあと、デフォルトのイベントソース名で、新たにDLLを登録してください。
ここで控えたDLLのパスは、アンセットアップ時にデフォルトのイベントソース名を再登録する際に使用します。
conmgr