Connection Managerの透過的接続の支援機能に似た機能が、PostgreSQLのlibpqや他のクライアントドライバにもあります。
libpqを例に挙げると、その機能を使うための接続パラメータはtarget_session_attrsパラメータです。このパラメータをConnection Managerを介さずに使用した場合には、libpqがhostパラメータあるいはhostaddrパラメータで示されたインスタンスセットのすべてのインスタンスに順番に接続することで、target_session_attrsパラメータによって要求されたインスタンスを発見しようとします。最悪の場合、libpqはインスタンスセットの最後のインスタンスへの接続で昇格したプライマリを発見するかもしれません。つまり、接続先の切り替えを完了するまでにかかる時間を予測できません。
しかし、Connection Managerと併用すると、conmgrプロセスが事前にすべてのサーバからwatchdogプロセスを介してその属性を取得しているので、アプリケーションがサーバへの接続を要求した場合、すぐにそのサーバへの接続を開始することができます。