非互換
FUJITSU Enterprise Postgres 9.6以前では、データベース多重化運用中にユーザーが誤ってpostgresql.confのsynchronous_standby_namesパラメータを変更した場合に備え、Mirroring Controllerが定期的にデータベースにアクセスしてsynchronous_standby_namesパラメータの値をSHOWコマンドにより取得し、変更が検出された場合には自動で復旧していました。しかし、本処理はデータベースサーバのCPUを冗長に使用し、またSQL文が高頻度で実行されることから、FUJITSU Enterprise Postgres 10では、デフォルトでこれらの処理を行わないようにします。
postgresql.confのsynchronous_standby_namesパラメータがユーザーの誤操作により変更されたかを、Mirroring Controllerがチェックします。
デフォルトでは、postgresql.confのsynchronous_standby_namesパラメータがユーザーの誤操作により変更されたかを、Mirroring Controllerはチェックしません。
対処方法
FUJITSU Enterprise Postgres 9.6以前と同じ動作を選択する場合には、以下のパラメータをサーバ定義ファイルに設定してください。
パラメータ名:check_synchronous_standby_names_validation
指定値:'on'