バックアップ/リストア手順について説明します。
バックアップ
以下の手順で、定義ファイルをバックアップします。
バックアップは Open監視サーバのrootユーザで実行してください。
退避先の空き容量を確認します。
以下の資源をバックアップします。以下のディレクトリサイズを目安として、退避先の空き容量を確認してください。
/etc/opt/FJSVopnt/ 配下すべて
定義ファイルを退避します。
例) 定義ファイルの退避先が「/tmp/backup/etc」の場合
cp -pR /etc/opt/FJSVopnt/* /tmp/backup/etc |
Open監視強化テンプレート(AWS監視用)を使用している場合で、AWS監視メトリクス設定ファイルを作成している場合は、手順2.と同じ方法で退避してください。
Open監視強化テンプレート(AWS監視用/Azure監視用)の設定のみをバックアップする場合の手順を以下に示します。
バックアップは、Zabbix特権管理者のユーザで実行してください。
なお、Open監視強化テンプレート(AWS監視用/Azure監視用)の設定および監視データをバックアップする場合は、後述の“Open監視サーバのバックアップ”の手順を実施してください。
ZabbixのWebインタフェースにログインし、[設定]メニューの[テンプレート]画面を表示します。
以下のテンプレートを選択し、[エクスポート]をクリックします。
Open監視強化テンプレート(AWS監視用)をバックアップする場合
Template AWS EC2
Template AWS ECS
Template AWS Lambda
Template AWS CloudFront
Template AWS ALB
Template AWS CLB
Template AWS NLB
Template AWS Route53
Template AWS CloudHSM
Template AWS RDS
Template AWS CertificateManager
Template AWS DirectConnect
Template AWS NATGateway
Template AWS AutoScaling
Template AWS EventBridge
Template AWS APIGateway
Template AWS S3
Template AWS OpenSearchService
Template AWS AnyServices
Template AWS CloudWatchLogs
Template AWS EC2 AutoScale
Open監視強化テンプレート(Azure監視用)をバックアップする場合
Template Azure VirtualMachines
Template Azure Functions
Template Azure CDN
Template Azure ApplicationGateway
Template Azure LoadBalancer
Template Azure DNS
Template Azure KeyVault
Template Azure SQLDatabase
Template Azure ExpressRoute
Template Azure VirtualNetwork NAT
Template Azure VirtualMachineScaleSets
Template Azure EventGrid
Template Azure APIManagement
Template Azure BlobStorage
Template Azure Search
Template Azure AnyServices
Template Azure MonitorLogs Syslog
Template Azure MonitorLogs EventLog
Template Azure MonitorLogs CustomLog
Template Azure MonitorLogs HeartBeat
Template Azure MonitorLogs ActivityLog
Template Azure MonitorLogs Diagnostics
Template Azure MonitorLogs Performance
Template Azure MonitorLogs AnyLogs
Template Azure VMSS AutoScale
Open監視強化テンプレート(AWS監視用/Azure監視用)の設定および監視データをバックアップする(Open監視サーバをバックアップする)場合の手順を以下に示します。
なお、Open監視強化テンプレート(AWS監視用/Azure監視用)の設定のみをバックアップする場合は、“Open監視強化テンプレート(AWS監視用/Azure監視用)のバックアップ”の手順を実施してください。
Open監視サーバをバックアップします。
バックアップ手順については、“Systemwalker Centric Manager Open監視 ユーザーズガイド”を参照してください。
Open監視強化テンプレートを利用したAWS/Azureのログ監視を行っており、取得したログの監視状態管理情報をバックアップする場合、続けて以下を実施します。
退避先の空き容量を確認します。
以下の資源をバックアップします。以下のディレクトリサイズを目安として、退避先の空き容量を確認してください。
/var/opt/FJSVopnt/checkpoint/ 配下すべて
AWS/Azureログ監視状態管理ファイルを退避します。
例) AWS/Azureログ監視状態管理ファイルの退避先が「/tmp/backup/checkpoint」の場合
cp -pR /var/opt/FJSVopnt/checkpoint/* /tmp/backup/checkpoint |
リストア
以下の手順で、定義ファイルをリストアします。
リストアはOpen監視サーバのrootユーザで実行してください。
swopnstopコマンドを実行してOpen監視を停止します。
定義ファイルをリストアします。
バックアップを実施した環境において、退避した定義ファイルの設定値を導入時から変更している場合は、変更内容を確認し、「/etc/opt/FJSVopnt/」ディレクトリの定義ファイルを編集します。
導入時の設定値の変更については、利用しているOpen監視強化テンプレート(AWS監視用/Azure監視用)に応じた監視テンプレートガイドの“導入設定”を参照してください。定義ファイルの詳細については、同様に“リファレンス”を参照してください。
退避していた定義ファイルを「/etc/opt/FJSVopnt」ディレクトリにコピーします。
例) 定義ファイルが「/tmp/backup/etc」に退避されていた場合
/bin/cp -pRf /tmp/backup/etc/* /etc/opt/FJSVopnt |
Open監視強化テンプレート(AWS監視用)を使用している場合で、AWS監視メトリクス設定ファイルを個別に退避していた場合は、AWS監視メトリクス設定ファイルを退避前の格納ディレクトリにコピーしてください。
swopnstartコマンドを実行してOpen監視を起動します。
Open監視強化テンプレート(AWS監視用/Azure監視用)の設定のみをリストアする場合の手順を以下に示します。
リストアは、Zabbix特権管理者のユーザで実行してください。
なお、Open監視強化テンプレート(AWS監視用/Azure監視用)の設定および監視データをリストアする場合は、後述の“Open監視サーバのリストア”の手順を実施してください。
ZabbixのWebインタフェースにログインし、[設定]メニューの[テンプレート]画面を表示します。
Open監視強化テンプレート(AWS監視用/Azure監視用)をリストアします。
バックアップを実施した環境において、Open監視強化テンプレート(AWS監視用/Azure監視用)の設定値を導入時から変更している場合は、変更内容を確認しテンプレートの設定を編集します。
導入時の設定値の変更については、それぞれ下記マニュアルを参照してください。
Open監視強化テンプレート(AWS監視用)を使用している場合:
“AWS監視テンプレートガイド”の“メトリクス監視/ログ監視の導入設定”
Open監視強化テンプレート(Azure監視用)を使用している場合:
“Azure監視テンプレートガイド”の“メトリック監視の導入設定”および“ログ監視の導入設定”
[インポート]をクリックします。
[インポートするファイル]の[ファイルを選択]をクリックし、バックアップしたファイルを選択します。
[インポート]をクリックします。
インポートに成功したことを示すメッセージが出力されます。
Open監視強化テンプレート(AWS監視用/Azure監視用)の設定および監視データをリストアする(Open監視サーバをリストアする)場合の手順を以下に示します。リストアはOpen監視サーバのrootユーザで実行してください。
なお、Open監視強化テンプレート(AWS監視用/Azure監視用)の設定のみをリストアする場合は、“Open監視強化テンプレート(AWS監視用/Azure監視用)のリストア”の手順を実施してください。
Open監視サーバをリストアします。
リストア手順については“Systemwalker Centric Manager Open監視 ユーザーズガイド”を参照してください。
Open監視強化テンプレートを利用したAWS/Azureのログ監視を行っており、取得したログの監視状態管理情報をリストアする場合、続けて以下を実施します。
AWS/Azureログ監視状態管理ファイルをリストアします。
退避していたAWS/Azureログ監視状態管理ファイルを「/var/opt/FJSVopnt/checkpoint」ディレクトリにコピーします。
例) AWS/Azureログ監視状態管理ファイルが「/tmp/backup/checkpoint」に退避されていた場合
/bin/cp -pRf /tmp/backup/checkpoint/* /var/opt/FJSVopnt/checkpoint |