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Systemwalker Centric Manager V17.0.3 クラウド監視 ユーザーズガイド

5.1 バックアップ/リストア

バックアップ/リストア手順について説明します。

バックアップ

定義ファイルのバックアップ

以下の手順で、定義ファイルをバックアップします。

バックアップは Open監視サーバのrootユーザで実行してください。

  1. 退避先の空き容量を確認します。

    以下の資源をバックアップします。以下のディレクトリサイズを目安として、退避先の空き容量を確認してください。

    • /etc/opt/FJSVopnt/ 配下すべて

  2. 定義ファイルを退避します。

    ) 定義ファイルの退避が「/tmp/backup/etc」の場合

    cp -pR /etc/opt/FJSVopnt/* /tmp/backup/etc

  3. Open監視強化テンプレート(AWS監視用)を使用している場合で、AWS監視メトリクス設定ファイルを作成している場合は、手順2.と同じ方法で退避してください。


Open監視強化テンプレート(AWS監視用/Azure監視用)のバックアップ

Open監視強化テンプレート(AWS監視用/Azure監視用)の設定のみをバックアップする場合の手順を以下に示します。

バックアップは、Zabbix特権管理者のユーザで実行してください。

なお、Open監視強化テンプレート(AWS監視用/Azure監視用)の設定および監視データをバックアップする場合は、後述の“Open監視サーバのバックアップ”の手順を実施してください。

  1. ZabbixのWebインタフェースにログインし、[設定]メニューの[テンプレート]画面を表示します。

  2. 以下のテンプレートを選択し、[エクスポート]をクリックします。

    Open監視強化テンプレート(AWS監視用)をバックアップする場合

    • Template AWS EC2

    • Template AWS ECS

    • Template AWS Lambda

    • Template AWS CloudFront

    • Template AWS ALB

    • Template AWS CLB

    • Template AWS NLB

    • Template AWS Route53

    • Template AWS CloudHSM

    • Template AWS RDS

    • Template AWS CertificateManager

    • Template AWS DirectConnect

    • Template AWS NATGateway

    • Template AWS AutoScaling

    • Template AWS EventBridge

    • Template AWS APIGateway

    • Template AWS S3

    • Template AWS OpenSearchService

    • Template AWS AnyServices

    • Template AWS CloudWatchLogs

    • Template AWS EC2 AutoScale

    Open監視強化テンプレート(Azure監視用)をバックアップする場合

    • Template Azure VirtualMachines

    • Template Azure Functions

    • Template Azure CDN

    • Template Azure ApplicationGateway

    • Template Azure LoadBalancer

    • Template Azure DNS

    • Template Azure KeyVault

    • Template Azure SQLDatabase

    • Template Azure ExpressRoute

    • Template Azure VirtualNetwork NAT

    • Template Azure VirtualMachineScaleSets

    • Template Azure EventGrid

    • Template Azure APIManagement

    • Template Azure BlobStorage

    • Template Azure Search

    • Template Azure AnyServices

    • Template Azure MonitorLogs Syslog

    • Template Azure MonitorLogs EventLog

    • Template Azure MonitorLogs CustomLog

    • Template Azure MonitorLogs HeartBeat

    • Template Azure MonitorLogs ActivityLog

    • Template Azure MonitorLogs Diagnostics

    • Template Azure MonitorLogs Performance

    • Template Azure MonitorLogs AnyLogs

    • Template Azure VMSS AutoScale


Open監視サーバのバックアップ

Open監視強化テンプレート(AWS監視用/Azure監視用)の設定および監視データをバックアップする(Open監視サーバをバックアップする)場合の手順を以下に示します。

なお、Open監視強化テンプレート(AWS監視用/Azure監視用)の設定のみをバックアップする場合は、“Open監視強化テンプレート(AWS監視用/Azure監視用)のバックアップ”の手順を実施してください。

  1. Open監視サーバをバックアップします。

    バックアップ手順については、“Systemwalker Centric Manager Open監視 ユーザーズガイド”を参照してください。

    Open監視強化テンプレートを利用したAWS/Azureのログ監視を行っており、取得したログの監視状態管理情報をバックアップする場合、続けて以下を実施します。

  2. 退避先の空き容量を確認します。

    以下の資源をバックアップします。以下のディレクトリサイズを目安として、退避先の空き容量を確認してください。

    • /var/opt/FJSVopnt/checkpoint/ 配下すべて

  3. AWS/Azureログ監視状態管理ファイルを退避します。

    ) AWS/Azureログ監視状態管理ファイルの退避先が「/tmp/backup/checkpoint」の場合

    cp -pR /var/opt/FJSVopnt/checkpoint/* /tmp/backup/checkpoint

リストア

定義ファイルのリストア

以下の手順で、定義ファイルをリストアします。

リストアはOpen監視サーバのrootユーザで実行してください。

  1. swopnstopコマンドを実行してOpen監視を停止します。

  2. 定義ファイルをリストアします。

    バックアップを実施した環境がV17.0.2以前の場合

    バックアップを実施した環境において、退避した定義ファイルの設定値を導入時から変更している場合は、変更内容を確認し、「/etc/opt/FJSVopnt/」ディレクトリの定義ファイルを編集します。

    導入時の設定値の変更については、利用しているOpen監視強化テンプレート(AWS監視用/Azure監視用)に応じた監視テンプレートガイドの“導入設定”を参照してください。定義ファイルの詳細については、同様に“リファレンス”を参照してください。

    バックアップを実施した環境がV17.0.3以降の場合

    退避していた定義ファイルを「/etc/opt/FJSVopnt」ディレクトリにコピーします。

    例) 定義ファイルが「/tmp/backup/etc」に退避されてい場合

    /bin/cp -pRf /tmp/backup/etc/* /etc/opt/FJSVopnt

  3. Open監視強化テンプレート(AWS監視用)を使用している場合で、AWS監視メトリクス設定ファイルを個別に退避していた場合は、AWS監視メトリクス設定ファイルを退避前の格納ディレクトリにコピーしてください。

  4. swopnstartコマンドを実行してOpen監視を起動します。


Open監視強化テンプレート(AWS監視用/Azure監視用)のリストア

Open監視強化テンプレート(AWS監視用/Azure監視用)の設定のみをリストアする場合の手順を以下に示します。

リストアは、Zabbix特権管理者のユーザで実行してください。

なお、Open監視強化テンプレート(AWS監視用/Azure監視用)の設定および監視データをリストアする場合は、後述の“Open監視サーバのリストア”の手順を実施してください。

  1. ZabbixのWebインタフェースにログインし、[設定]メニューの[テンプレート]画面を表示します。

  2. Open監視強化テンプレート(AWS監視用/Azure監視用)をリストアします。

    バックアップを実施した環境がV17.0.2以前の場合

    バックアップを実施した環境において、Open監視強化テンプレート(AWS監視用/Azure監視用)の設定値を導入時から変更している場合は、変更内容を確認しテンプレートの設定を編集します。

    導入時の設定値の変更については、それぞれ下記マニュアルを参照してください。

    Open監視強化テンプレート(AWS監視用)を使用している場合
    “AWS監視テンプレートガイド”の“メトリクス監視/ログ監視の導入設定”

    Open監視強化テンプレート(Azure監視用)を使用している場合
    “Azure監視テンプレートガイド”の“メトリック監視の導入設定”および“ログ監視の導入設定”

    バックアップを実施した環境がV17.0.3以降の場合
    1. [インポート]をクリックします。

    2. [インポートするファイル]の[ファイルを選択]をクリックし、バックアップしたファイルを選択します。

    3. [インポート]をクリックします。

      インポートに成功したことを示すメッセージが出力されます。


Open監視サーバのリストア

Open監視強化テンプレート(AWS監視用/Azure監視用)の設定および監視データをリストアする(Open監視サーバをリストアする)場合の手順を以下に示します。リストアはOpen監視サーバのrootユーザで実行してください。

なお、Open監視強化テンプレート(AWS監視用/Azure監視用)の設定のみをリストアする場合は、“Open監視強化テンプレート(AWS監視用/Azure監視用)のリストア”の手順を実施してください。

  1. Open監視サーバをリストアします。

    リストア手順については“Systemwalker Centric Manager Open監視 ユーザーズガイド”を参照してください。

    Open監視強化テンプレートを利用したAWS/Azureのログ監視を行っており、取得したログの監視状態管理情報をリストアする場合、続けて以下を実施します。

  2. AWS/Azureログ監視状態管理ファイルをリストアします。

    退避していたAWS/Azureログ監視状態管理ファイルを「/var/opt/FJSVopnt/checkpoint」ディレクトリにコピーします。

    ) AWS/Azureログ監視状態管理ファイルが「/tmp/backup/checkpoint」に退避されていた場合

    /bin/cp -pRf /tmp/backup/checkpoint/* /var/opt/FJSVopnt/checkpoint