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Linkexpress Replication optionV5.0L26 DBミラーリングシステム連携導入運用ガイド

9.3 レプリケーションシステムの変更

DBミラーリングシステム連携のレプリケーションシステムの変更手順を説明します。

ポイント

DBミラーリングシステムの正系ノードのデータベースからレプリケーションを行った場合について、以下に補足します。

  • レプリケーションシステムの変更を行う場合、DBミラーリングシステムの操作は不要です。

参照

複写先システムがDBミラーリングシステムの場合は、"9.3.1 複写先システムがDBミラーリングシステムの場合"を参照してください。

操作手順

説明

  1. dxsvstopコマンドを使用し、副系ノードのDBミラーリングサービスを保守停止します。

  2. レプリケーション運用を停止します。
    詳細は、“導入運用ガイド”の“レプリケーション運用の終了”を参照してください。

  3. レプリケーションシステムの変更を行います。レプリケーションシステムの変更とは以下を意味します。
    a) 抽出定義の変更
    b) DBサービス定義の変更
    c) レプリケーション業務の変更
    d) 複写先システムの追加、削除
    e) レプリケーションのログファイルの再作成とリカバリ

  4. レプリケーション運用を開始します。
    詳細は、“導入運用ガイド”の“レプリケーション運用の開始”を参照してください。

  5. dxsvstartコマンドを使用し、副系ノードのDBミラーリングサービスを開始します。

参照

dxsvstopコマンドおよびdxsvstartコマンドの詳細は、以下のマニュアルを参照してください。

  • “Symfoware Server コマンドリファレンス”

  • “Mirroring Controller コマンドリファレンス”

注意

DBミラーリングサービスの保守停止から開始までの間は、正系ノードのデータベースの更新に対し、RERUNログが蓄積されます。したがって、この区間に大量に正系ノードのデータベースを更新すると、DBミラーリングサービスの開始では、蓄積していた大量のRERUNログがレプリケーションの対象となり、以下のリスクが発生します。

  • トランザクションログファイルが満杯になり、RERUNログの反映性能に影響がでる危険性がある。

  • 差分ログファイルが想定以上に自動容量拡張し、配置先ディスクに空きがなくなる危険性がある。

  • レプリケーション業務における各イベントの処理時間が、監視時間をオーバする可能性がある。

これらのリスクが高い場合は、正系ノードにおいてデータベースの更新量が少ない時間帯に、DBミラーリングサービスを保守停止し、レプリケーションシステムの復旧を行ってください。