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PRIMECLUSTER Global Disk Services  説明書 4.7

6.7.1 ファイルシステムの作成

ボリュームにファイルシステムを作成する手順を説明します。

ボリュームが起動されていない場合は、ボリュームを起動してから以下の手順を行います。

ファイルシステムは、OS またはファイルシステムのコマンドを使用して作成します。ファイルシステムを作成するデバイスとして、ボリュームのデバイスファイル「/dev/sfdsk/クラス名/dsk/ボリューム名」を指定します。

ボリューム(クラス名:class1、ボリューム名:volume1)に ext4 ファイルシステムを作成する場合の例を示します。

# mkfs.ext4 -E nodiscard /dev/sfdsk/class1/dsk/volume1

注意

GDS ボリュームにおいては、discard 機能(*1)は、未サポートです。
(*1) シンプロビジョニングが有効なボリュームに対し、不要になった領域をストレージ装置に通知する機能です。

GDS で使用するデバイスがdiscard 機能に対応している場合は、以下のようにdiscard 処理をスキップしてください。

  • ファイルシステム作成時にdiscard 処理をスキップするオプションを指定してください。
    詳細はOS のマニュアルを確認ください。

    例) クラス名がclass1 、ボリューム名がvolume1 の場合

    ファイルシステムがxfs の場合

    # mkfs.xfs -K /dev/sfdsk/class1/dsk/volume1

    ファイルシステムがext4 の場合

    # mkfs.ext4 -E nodiscard /dev/sfdsk/class1/dsk/volume1
  • GDS ボリュームをファイルシステムとしてマウントする際にdiscard のオプションは指定しないでください。

  • ファイルシステムに対するtrim 操作(fstrim など)は実施しないでください。

なお、GDS で使用するデバイスがdiscard 機能をサポートしているかどうかは、lsblk(8) コマンドで確認できます。
詳細はOS のマニュアルを確認ください。

以下の例では、sda, sdb がdiscard 機能が有効です。

# lsblk -D
NAME DISC-ALN DISC-GRAN DISC-MAX DISC-ZERO sda 0 2M 4G 0 sdb 0 2M 4G 0 sdc 0 0M 0G 0 sdd 0 0M 0G 0

参照

ファイルシステム作成方法の詳細は、ファイルシステムのマニュアルを参照してください。