ボリュームにファイルシステムを作成する手順を説明します。
ボリュームが起動されていない場合は、ボリュームを起動してから以下の手順を行います。
ファイルシステムは、OS またはファイルシステムのコマンドを使用して作成します。ファイルシステムを作成するデバイスとして、ボリュームのデバイスファイル「/dev/sfdsk/クラス名/dsk/ボリューム名」を指定します。
ボリューム(クラス名:class1、ボリューム名:volume1)に ext4 ファイルシステムを作成する場合の例を示します。
# mkfs.ext4 -E nodiscard /dev/sfdsk/class1/dsk/volume1 |
注意
GDS ボリュームにおいては、discard 機能(*1)は、未サポートです。
(*1) シンプロビジョニングが有効なボリュームに対し、不要になった領域をストレージ装置に通知する機能です。
GDS で使用するデバイスがdiscard 機能に対応している場合は、以下のようにdiscard 処理をスキップしてください。
ファイルシステム作成時にdiscard 処理をスキップするオプションを指定してください。
詳細はOS のマニュアルを確認ください。
例) クラス名がclass1 、ボリューム名がvolume1 の場合
ファイルシステムがxfs の場合
# mkfs.xfs -K /dev/sfdsk/class1/dsk/volume1 |
ファイルシステムがext4 の場合
# mkfs.ext4 -E nodiscard /dev/sfdsk/class1/dsk/volume1 |
GDS ボリュームをファイルシステムとしてマウントする際にdiscard のオプションは指定しないでください。
ファイルシステムに対するtrim 操作(fstrim など)は実施しないでください。
なお、GDS で使用するデバイスがdiscard 機能をサポートしているかどうかは、lsblk(8) コマンドで確認できます。
詳細はOS のマニュアルを確認ください。
以下の例では、sda, sdb がdiscard 機能が有効です。
# lsblk -D |
参照
ファイルシステム作成方法の詳細は、ファイルシステムのマニュアルを参照してください。