注意
本バージョンでは、スマートワークロードリカバリ機能は使用できません。
PRIMECLUSTER Cloud Editionが提供するスマートワークロードリカバリ機能を使用したシステムの導入から運用管理までの一連の流れ/操作を説明します。
スマートワークロードリカバリ機能は、AWS環境で利用可能な待機系をもたない切替え機能です。
PRIMECLUSTERのHAマネージャ(RMS)とAWS環境で提供されるサーバレス基盤、リソース監視機構などのサービス群を連携させることで、AWS環境が標準で備えるHA機能で切替え可能なインスタンスの異常だけではなく、クラスタアプリケーション異常やアベイラビリティゾーン障害時にもインスタンスの切替えを実現し、業務の可用性を向上します。
スマートワークロードリカバリ機能の概要については、“PRIMECLUSTER コンセプトガイド”を参照してください。
サポートする構成
ネットワーク構成
ELBを活用したインスタンス間のIPアドレスの引継ぎ
データの引継ぎ構成
Amazonマシンイメージ(AMI)を使用した新たなインスタンスの起動によるデータ引継ぎ
Amazon Elastic File System(EFS)を使用した共用データの引継ぎ
サポートする監視機能
クラスタアプリケーション異常
クラスタアプリケーションの異常停止、ハングアップを検出し、異なるアベイラビリティゾーンでインスタンスを起動します。
インスタンス異常
インスタンスの異常停止、ハングアップ、およびパニックを検出し、異なるアベイラビリティゾーンでインスタンスを起動します。
前提条件
インスタンスがAPIエンドポイントと通信できること。
動作条件
動作クラウド:AWS
動作リージョン:ap-northeast-1、ap-northeast-3
スマートワークロードリカバリ機能で必要なクラウドサービス
スマートワークロードリカバリ機能では、下記のクラウドサービスを使用します。
Amazon EC2
AWS IAM
Amazon Elastic Block Store
Amazon CloudWatch
Amazon CloudWatch Logs
Amazon EventBridge
AWS CloudTrail
AWS Lambda
Elastic Load Balancing(CLBを除く)
Amazon EFS
Amazon DynamoDB
AWS PrivateLink
注意
AWS環境のインスタンスは、コンソールの使用ができません。シングルユーザモードにはしないでください。
動作条件の最新情報については、当社Webサイトを参照してください。
スマートワークロードリカバリ機能は、AWSのAPIを使用して、切替えを実現しています。このため、AWSのAPIを使用して、正常にクラウドサービスと連携できることが、正常に切替えを動作させる上での前提となります。