ページの先頭行へ戻る
ETERNUS SF Storage Cruiser 16.9.1 運用ガイド
FUJITSU Storage

9.2.2 SANブート用のボリュームをStorage Clusterで運用する場合の作業の流れ

9.2.2.1 Active-Active構成での作業フロー

Active-Active構成で運用する際は、以下の手順でSecondaryストレージとするETERNUS ディスクアレイにSANブート用のボリュームを作成し、TFOVにする設定を実施します。
なお、「9.3 Active-Active構成での運用方法」以降において業務ボリュームとSANブート用のボリュームを明に書き分けていない場合は、文中の“業務ボリューム”を“SANブート用のボリューム”と読み替えてください。

  1. 導入

    9.3.1 導入」の手順に従って事前設定を実施します。
    なお、実施済みの手順は省略して作業を進めてください。

  2. サーバの停止

    SANブート用のボリュームにインストール済みのOSから起動したサーバを停止します。

  3. 運用

    9.3.2.1 業務ボリュームの割当て」の手順のうち、SANブート用のボリュームの作成に必要な手順を実施して、SecondaryストレージとするETERNUS ディスクアレイにSANブート用のボリュームを作成し、TFOVにします。

  4. サーバの起動

    PrimaryストレージとするETERNUS ディスクアレイのSANブート用のボリュームを使用して、手順2で停止したサーバを起動します。

ポイント

手順1および手順3の作業は、Webコンソールで実施する必要があります。
対象ストレージ装置のETERNUS Web GUIまたはETERNUS CLIを使用してTFOVにすることはできません。

9.2.2.2 Active-Standby構成での作業フロー

Active-Standby構成で運用する際は、以下の手順でSecondaryストレージとするETERNUS ディスクアレイにSANブート用のボリュームを作成し、TFOVにする設定を実施します。
なお、「9.4 Active-Standby構成での運用方法」以降において業務ボリュームとSANブート用のボリュームを明に書き分けていない場合は、文中の“業務ボリューム”を“SANブート用のボリューム”と読み替えてください。

  1. 導入

    9.4.1 導入」の手順に従って事前設定を実施します。
    なお、実施済みの手順は省略して作業を進めてください。

  2. サーバの停止

    SANブート用のボリュームにインストール済みのOSから起動したサーバを停止します。

  3. 運用

    9.4.2.1 業務ボリュームの割当て」の手順のうち、SANブート用のボリュームの作成に必要な手順を実施して、SecondaryストレージとするETERNUS ディスクアレイにSANブート用のボリュームを作成し、TFOVにします。

  4. サーバの起動

    PrimaryストレージとするETERNUS ディスクアレイのSANブート用のボリュームを使用して、手順2で停止したサーバを起動します。

ポイント

手順1および手順3の作業は、Webコンソールで実施する必要があります。
対象ストレージ装置のETERNUS Web GUIまたはETERNUS CLIを使用してTFOVにすることはできません。