本製品のバージョン混在運用について説明します。
■バージョン混在運用におけるポイント
Enterprise Manager、Manager、および運用管理クライアントは、バージョンレベルを合わせてください。
監視対象が旧バージョンレベルのAgent/Proxy Managerの場合、本バージョンレベルのManagerで監視可能です(Push通信/Pull通信)。
本バージョンレベルのAgent/Proxy Managerを旧バージョンレベルのManagerに接続する場合、Managerのバージョンレベルの機能範囲で動作します(Push通信/Pull通信)。また、「■本バージョンレベルのAgent/Proxy Managerを古いバージョンレベルのManagerに接続する場合」の手順を実施してください。
注意
新しいバージョンレベルのAgent/Proxy Managerで収集された旧バージョンレベルでサポートしていない性能情報は、旧バージョンレベルの運用管理クライアントでは表示できず、以下のメッセージが表示されます。
サマリ表示およびレポート画面の場合:
指定された条件を満たすデータはありませんでした。
詳細表示の場合:
対象の性能情報は表示できません。
■本バージョンレベルのAgent/Proxy Managerを古いバージョンレベルのManagerに接続する場合
以下の手順を実施してください。
Agent/Proxy ManagerからPDBアップグレード用ファイルを取得
監視対象となるAgent/Proxy Managerのうち、1番新しいバージョンレベルのAgent/Proxy Managerから、PDBアップグレード用ファイルのpdbupgrade.tmpを取得します。
pdbupgrade.tmpファイルの格納場所は以下のとおりです。
【Windows版】
<可変ファイル格納ディレクトリ>\control\pdbupgrade.tmp |
【UNIX版】
/etc/opt/FJSVssqc/pdbupgrade.tmp |
Manager/Enterprise Managerのサービス/デーモンの停止と確認
ManagerおよびEnterprise Managerについて、「付録B 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを停止してください。また、常駐プロセスが停止しているか確認してください。
Agent/Proxy ManagerのPDBアップグレード用ファイルをManager/Enterprise Managerにコピー
手順1.で取得したpdbupgrade.tmpファイルを、ManagerおよびEnterprise Managerの以下のディレクトリに置きます。
【Windows版】
<可変ファイル格納ディレクトリ>\transfer\DsaPDBWriter |
【UNIX版】
/var/opt/FJSVssqc/temp/DsaPDBWriter |
下記の手順4.でサービス/デーモンを起動した後、60秒ほどでPDBに格納されます。その際、pdbupgrade.tmpファイルは削除されます。
Manager/Enterprise Managerのサービス/デーモンの起動と確認
ManagerおよびEnterprise Managerについて、「付録B 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが起動しているか確認してください。