以下の手順を実施してください。
■手順
移行元のManagerから、PDBをバックアップ
使用手引書「PDBファイル」を参照し、移行元のManagerからPDBファイルをバックアップします。
移行元のManagerのPDBから、構成情報を取得
以下のコマンドを実行して、移行元のManagerから構成情報をファイル出力します。その際、-n オプションで、移行先のManagerのホスト名を指定します。
【Windows版】
<インストールディレクトリ>\bin\sqcPDBexport.bat -o folder_path -n host_name |
【UNIX版】
/opt/FJSVssqc/bin/sqcPDBexport.sh -o folder_path -n host_name |
■オプション
構成情報のデータファイル(agententry.tmp)を出力するフォルダのパスを指定します。
構成情報の移行先のManagerのホスト名を指定します。
sqcPDBexportの詳細についてはリファレンスマニュアル「sqcPDBexport(構成情報移行コマンド)」を参照してください。
移行先のManagerをインストール
「3.1.1 Manager/Enterprise Manager【EE】のインストール」を参照し、移行先のManagerを新規にインストールします。
注意
移行先のManagerと移行元のManagerにおいて、以下のディレクトリ構成が同じになるようにインストールしてください。
性能データベースのサマリデータの格納先ディレクトリ
性能データベースのリソースデータの格納先ディレクトリ
移行元のManagerのPDBを、移行先のManagerにコピー
「1. 移行元のManagerから、PDBをバックアップ」でバックアップした移行元のPDBのうち、pdb.datを除くすべての*.datファイルを移行先のManagerの同様のパスにコピーします。
注意
pdb.datは移行先にコピーしないでください。
移行元のManagerの構成情報を移行先のManagerにコピー
「2. 移行元のManagerのPDBから、構成情報を取得」で出力した移行元の構成情報ファイルを、移行先のManagerの、以下のフォルダに置きます。
【Windows版】
<可変ファイル格納ディレクトリ>\transfer\DsaPDBWriter |
【UNIX版】
/var/opt/FJSVssqc/temp/DsaPDBWriter |
下記の手順6.でサービス/デーモンを起動した後、60秒ほどでPDBに格納されます。その際、agententry.tmpファイルは削除されます。
移行先のManagerのサービス/デーモンの起動と確認
「付録B 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが起動しているか確認してください。
移行先のPDBの保持期間の変更
移行元のManagerでPDBの保持期間を変更している場合は、以下のコマンドを実行して、PDBの保持期間が移行元と同じになるよう設定します。
【Windows版】
<インストールディレクトリ>\bin\sqcSetPDBManage.bat -M <保持期間> | -m <保持期間> | -h <保持期間> | -d <保持期間> |
【UNIX版】
/opt/FJSVssqc/bin/sqcSetPDBManage.sh -M <保持期間> | -m <保持期間> | -h <保持期間> | -d <保持期間> |
■オプション
サマリデータの保持期間を、1~65536の整数で設定します。(単位:日)
リソースデータ(10分)の保持期間を、1~65536の整数で設定します。(単位:日)
リソースデータ(1時間)の保持期間を、1~65536の整数で設定します。(単位:週)
リソースデータ(1日)の保持期間を、1~65536の整数で設定します。(単位:月)
sqcSetPDBManageの詳細についてはリファレンスマニュアル「sqcSetPDBManage(PDBの保持期間変更コマンド)」を参照してください。
Agent/Proxy Manager、運用管理クライアントが認識するManagerのIPアドレスの変更
ManagerのIPアドレスが変わる場合は、ManagerのIPアドレス変更を実施する必要があります。「6.4 ManagerのIPアドレス/ホスト名の変更」を参照し、実施してください。