iSCSI接続環境でStorage Cluster運用を行っている場合のiSCSI IPアドレス変更手順は、変更対象の筐体と、変更前後における両筐体でのiSCSI IPアドレス設定状態によって異なります。
iSCSI IPアドレスを | 変更前の両筐体の | 変更後の両筐体の | iSCSI IPアドレスの |
---|---|---|---|
両筐体 | 一致 | 一致させる | 作業1 |
一致させない | 作業1および作業2 | ||
不一致 | 一致させる | 作業1 | |
一致させない | 作業1および作業2 | ||
Primaryストレージだけ | 一致 | 一致させない | 作業1 |
不一致 | 一致させる | 作業1 | |
一致させない | 作業1 | ||
Secondaryストレージだけ | 一致 | 一致させない | 作業2 |
不一致 | 一致させる | なし | |
一致させない | 作業2 |
上記の表にある「作業1」および「作業2」の作業内容は、以下のとおりです。作業1および作業2の両方が必要な場合は、作業1、作業2の順で実施してください。
業務サーバがPrimaryストレージの変更後のiSCSI IPアドレスを認識できているか確認してください。
認識できていない場合は、Primaryストレージの変更後のiSCSI IPアドレスを、業務サーバに認識させてください。
以下の手順を実施してください。
「9.4.2.6 手動Failover/Failback」を参照して手動Failoverを実施します。
Secondaryストレージの変更後のiSCSI IPアドレスを、業務サーバに認識させます。
「9.4.2.6 手動Failover/Failback」を参照して手動Failbackを実施します。
参照
CAポートのiSCSI IPアドレス変更手順は、『Webコンソール説明書』の「FCポート/iSCSIポート/SASポートの設定変更」を参照してください。