ETERNUS SF Managerを運用するには、インストール対象のサーバのディスクに、「2.2.3.1 静的ディスク容量」のほかに以下の空き容量が必要です。
ディレクトリ名称 | 必要量(単位: MB) | 説明 |
---|---|---|
環境設定ディレクトリ | バックアップ運用を実施し、Symfowareをバックアップしない場合 (a + 35 × b) ÷ 1024 + e + f | a: バックアップボリューム数です。 |
バックアップ運用を実施し、Symfowareをバックアップする場合 ((a + 35 × b) + (b + 0.5 × c)) ÷ 1024 + e + f | ||
レプリケーション運用を実施する場合 (1.1 × d) ÷ 1024 + e + f | ||
作業用ディレクトリ | 1128 + g + 20(注1) | g: 『AdvancedCopy Manager 運用ガイド (Windows版)』の「ボリュームロックエラー調査機能について」で出力される保存ファイルの総容量です。「使用中ロックエラー」1回当たり、バックアップボリューム数、業務ボリューム数、および複製元/複製先ボリュームのペア数ごとに約数百KB~2MBが出力されます。ボリューム1個当たりの保存ファイルの容量を2MBと想定し、「使用中ロックエラー」がn回発生したとすると、gの容量は以下の計算式で求められます。 |
ディレクトリ名称 | 必要量(単位: MB) | 説明 |
---|---|---|
/etc/opt | バックアップ運用を実施する場合
| 運用に応じて、必要量を加算してください。 a: バックアップボリューム数です。 |
レプリケーション運用を実施する場合 (1.1 × d) ÷ 1024 + 0.4 | ||
/var | 1127 | - |
/var/opt |
| e: 業務数(ローカル業務を含む)です。 |
容量(MB) = 400 + (サーバ数 + スイッチ数 + 装置数 + ディスク数 + RAIDグループ数 + ボリューム数) ÷ 100 + (サーバ数 + スイッチ数 + 装置数) × ユーザー数 ÷ 500 ・サーバ数: 管理対象サーバの台数 ・スイッチ数: 管理対象のスイッチの台数 ・装置数: 管理対象のETERNUS ディスクアレイの台数 ・ディスク数: 管理対象のディスク総数(管理対象の各ETERNUS ディスクアレイに搭載されているディスク台数の総和) ・RAIDグループ数: 管理対象のRAIDグループ総数(管理対象の各ETERNUS ディスクアレイに作成するRAIDグループ数の総和) ・ボリューム数: 管理対象のボリューム総数(管理対象の各ETERNUS ディスクアレイに作成するボリューム数の総和) ・ユーザー数: Webコンソールを使用するユーザー数(ユーザーアカウント数)
ETERNUS SF Managerを運用するために、インストール対象のサーバに以下のメモリー追加が必要です。
VMware vSphere Virtual Volumes機能を使用しない場合
4.1GB
VMware vSphere Virtual Volumes機能を使用する場合
6.2GB
ETERNUS SF Managerの管理可能な環境は、「付録E 管理可能な環境の上限」を参照してください。なお、インストール対象のサーバでStorage Cruiserマネージャーも運用する場合は、「運用に必要な資源(Storage Cruiserマネージャー運用時)」の「2.2.5.2 メモリー容量」を参照してください。
装置1台のボリューム数が18000を超えるETERNUS DX900 S6/S5, DX8900 S6/S4, DX8000 S3/S2 seriesを管理する場合は、インストール対象のサーバに、上記のメモリー容量に、さらに、メモリー容量の追加が必要です。メモリーの見積り方法および設定方法は、「付録I 大量ボリューム利用時のETERNUS SF Managerのメモリー追加」を参照してください。
注意
スワップを設定してください。容量は、オペレーティングシステムの推奨する値を設定してください。