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ETERNUS SF Express 16.9.1 / Storage Cruiser 16.9.1 / AdvancedCopy Manager 16.9.1 導入ガイド
FUJITSU Storage

2.2.6 運用に必要な資源(AdvancedCopy Managerマネージャー運用時)

2.2.6.1 動的ディスク容量

ETERNUS SF Managerを運用するには、インストール対象のサーバのディスクに、「2.2.3.1 静的ディスク容量」のほかに以下の空き容量が必要です。

Windows環境の場合

ディレクトリ名称

必要量(単位: MB)

説明

環境設定ディレクトリ

バックアップ運用を実施し、Symfowareをバックアップしない場合

(a + 35 × b) ÷ 1024 + e + f

a: バックアップボリューム数です。
b: 業務ボリューム数です。
c: バックアップ対象となっている全データベーススペースのDSI数です。
d: レプリケーション運用に使用する、複製元/複製先ボリュームのペア数です。
e: 共通制御用リポジトリ容量です。詳細は「共通制御用リポジトリの見積り式」を参照してください。
f: リポジトリ用データベースの容量です。詳細は「3.1.3 データベース領域の見積り」を参照してください。

バックアップ運用を実施し、Symfowareをバックアップする場合

((a + 35 × b) + (b + 0.5 × c)) ÷ 1024 + e + f

レプリケーション運用を実施する場合

(1.1 × d) ÷ 1024 + e + f

作業用ディレクトリ

1128 + g + 20(注1)

g: 『AdvancedCopy Manager 運用ガイド (Windows版)』の「ボリュームロックエラー調査機能について」で出力される保存ファイルの総容量です。「使用中ロックエラー」1回当たり、バックアップボリューム数、業務ボリューム数、および複製元/複製先ボリュームのペア数ごとに約数百KB~2MBが出力されます。ボリューム1個当たりの保存ファイルの容量を2MBと想定し、「使用中ロックエラー」がn回発生したとすると、gの容量は以下の計算式で求められます。
g = (a + b + 2 × c) × 2MB × n回
注1: ライセンス管理機能に必要な容量です。

Solaris/Linux環境の場合

ディレクトリ名称

必要量(単位: MB)

説明

/etc/opt

バックアップ運用を実施する場合

  • Symfowareをバックアップしない場合
    (a + 35 × b) ÷ 1024 + 0.4

  • Symfowareをバックアップする場合
    ((a + 35 × b) + (b + 0.5 × c)) ÷ 1024 + 0.4

運用に応じて、必要量を加算してください。

a: バックアップボリューム数です。
b: 業務ボリューム数です。
c: バックアップ対象となっている全データベーススペースのDSI数です。
d: レプリケーション運用に使用する、複製元/複製先ボリュームのペア数です。

レプリケーション運用を実施する場合

(1.1 × d) ÷ 1024 + 0.4

/var

1127

/var/opt

  • クラスタ運用しない場合
    13 + f + g + 20(注1)

  • クラスタ運用する場合
    26 + 4 × e + f + g + 20(注1)

e: 業務数(ローカル業務を含む)です。
f: リポジトリ用データベースの容量です。詳細は「3.1.3 データベース領域の見積り」を参照してください。
g: 共通制御用リポジトリ容量です。詳細は「共通制御用リポジトリの見積り式」を参照してください。
注1: ライセンス管理機能に必要な容量です。

共通制御用リポジトリの見積り式
容量(MB) = 400 + (サーバ数 + スイッチ数 + 装置数 + ディスク数 + RAIDグループ数 + ボリューム数) ÷ 100 + (サーバ数 + スイッチ数 + 装置数) × ユーザー数 ÷ 500

・サーバ数: 管理対象サーバの台数
・スイッチ数: 管理対象のスイッチの台数
・装置数: 管理対象のETERNUS ディスクアレイの台数
・ディスク数: 管理対象のディスク総数(管理対象の各ETERNUS ディスクアレイに搭載されているディスク台数の総和)
・RAIDグループ数: 管理対象のRAIDグループ総数(管理対象の各ETERNUS ディスクアレイに作成するRAIDグループ数の総和)
・ボリューム数: 管理対象のボリューム総数(管理対象の各ETERNUS ディスクアレイに作成するボリューム数の総和)
・ユーザー数: Webコンソールを使用するユーザー数(ユーザーアカウント数)

2.2.6.2 メモリー容量

ETERNUS SF Managerを運用するために、インストール対象のサーバに以下のメモリー追加が必要です。

ETERNUS SF Managerの管理可能な環境は、「付録E 管理可能な環境の上限」を参照してください。なお、インストール対象のサーバでStorage Cruiserマネージャーも運用する場合は、「運用に必要な資源(Storage Cruiserマネージャー運用時)」の「2.2.5.2 メモリー容量」を参照してください。

装置1台のボリューム数が18000を超えるETERNUS DX900 S6/S5, DX8900 S6/S4, DX8000 S3/S2 seriesを管理する場合は、インストール対象のサーバに、上記のメモリー容量に、さらに、メモリー容量の追加が必要です。メモリーの見積り方法および設定方法は、「付録I 大量ボリューム利用時のETERNUS SF Managerのメモリー追加」を参照してください。

注意

スワップを設定してください。容量は、オペレーティングシステムの推奨する値を設定してください。