インストール時の不測の事態により、以降再インストールまたはアンインストールが正常に動作しなくなった場合、以下の手順によりハードディスク上から全ての関連資産を削除することで元の環境に復旧することができます。ただし、同一システム上に以下の関連製品が既にインストールされている場合には、あらかじめ、それらの製品のアンインストールを行った上で作業を実施してください。
SymfoNET/基本運用
PrintWalker/PM
BSNPSアラート、Business Printer Control、PrintWalker/BPCのいずれか
Printianaviネットワーク連携ユーティリティ
手順1:起動中のアプリケーションの終了
事前に起動中のアプリケーションをすべて終了します。
到着通知パネルが起動中のときは、忘れずにこれを終了してください。
到着通知パネルがタスクバーに入っているときは、これを終了してください。
手順2:ファイアウォールの設定
ファイアウォールの設定を元に戻します。
次のモジュールやポートがWindowsファイアウォール、インターネット接続ファイアウォール、またはその他のファイアウォールの例外に登録されている場合は、登録を解除してください。
「wtbase」、「wtbase.exe」、「到着通知パネルワイド」のいずれか
9299(UDPで登録)(注)
9599(UDPで登録)(注)
ポート番号の初期値です。以下の手順で、設定値を確認してください。
タスクバーの検索アイコンをクリックします。
⇒検索ウィンドウが表示されます。
以下を指定して、[OK]ボタンをクリックします。
(Message Clientのインストールドライブ):\SYMFOCMN\CT00\f1dgwbst.exe
⇒[メッセージ操作動作環境]ダイアログが表示されます。
[ポート番号]のタブで、以下のポート番号を変更してください。(カタカナは半角文字)
メッセージ管理のポート番号
到着通知パネルのポート番号
Windowsのセキュリティ設定メニューからWindowsのファイアウォールの設定を選択します。
[詳細設定]を選択します。
[受信の規則]を選択し、一覧から削除項目を選択し[削除]をクリックします。
[送信の規則]を選択し、一覧から削除項目を選択し[削除]をクリックします。
手順3:ファイルやフォルダの削除
エクスプローラを起動し、ファイルなどを削除します。
注意
複数のシステムがインストールされているときは、現在起動されているシステムと異なるシステムのフォルダを削除しないように注意してください。
Message Clientのフォルダを削除します。
インストール時に指定したフォルダを削除します。以下に、Cドライブにデフォルトのフォルダ名でインストールした場合のフォルダ名を示します。
- C:\SYMFOCMX(「X」の部分は "N" または "0"-"9") - C:\LWMSGC
Windows(x86)環境の場合、Windowsフォルダ配下System32サブフォルダ内の、以下のファイルを削除します。
- F3ewcdlg.dll - F3ewcdlg.dat - F3ewpdlg.dll - F3ewpdlg.dat
Windows(x64)環境の場合、Windowsフォルダ配下SysWOW64サブフォルダ内の、以下のファイルを削除します。
- F3ewcdlg.dll - F3ewcdlg.dat - F3ewpdlg.dll - F3ewpdlg.dat
Windowsシステムドライブ:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup内の、以下のファイルを削除してください。
- 到着通知パネルコンパクト または 到着通知パネルワイド(カタカナは半角文字)
手順4:レジストリの削除
レジストリを削除します。
なお、レジストリの削除前には、必ずレジストリのバックアップを行ってください。
レジストリエディタ(REGEDIT.EXE)を起動し、以下のレジストリキーのうち、該当するキー配下をすべて削除します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Fujitsu配下の以下のキー - F3DBCMN - LWMSGC
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Fujitsu\Install配下の以下のキー - List Works Message Client
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall配下の以下のキー - List Works Message Client
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Fujitsu配下の以下のキー - F3DBCMN - LWMSGC
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Fujitsu\Install配下の以下のキー - List Works Message Client
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall配下の以下のキー - List Works Message Client
手順5:PATH(システム環境変数)の削除
PATH(システム環境変数)を削除します。PATH(システム環境変数)は、以下の手順で確認できます。
[エクスプローラ]を起動して、[PC]を右クリックして[プロパティ]をクリックし、[システムの詳細設定]をクリックします。
⇒[システムのプロパティ]画面が表示されます。
[詳細設定]タブの[環境変数]ボタンをクリックします。
⇒[環境変数]画面が表示されます。この画面で環境変数を確認することができます。
[システム環境変数]内の[PATH] をダブルクリックし、“手順3:ファイルやフォルダの削除”の手順1.のフォルダを含んだパス名をすべて削除し、【OK】ボタンをクリックして「環境変数」画面を終了します。
以下に、Cドライブにデフォルトのフォルダ名でインストールした場合に設定されるPATHを示します。該当するPATHを削除してください。
- C:\SYMFOCMX(「X」の部分は "N" または "0"-"9") - C:\LWMSGC
手順6:システムの再起動
上記作業の終了後、システムを再起動してください。