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Interstage List Works for Modernization V11.0.0 帳票印刷配信機能アプリケーション作成ガイド 帳票出力編

C.7.3 利用者定義文字の出力手順(OWFファイル生成時)

利用者定義文字を出力する手順について説明します。

なお、利用者定義文字を生成するOWFファイルにエンベッドして出力する場合の手順については、List Creatorに添付のオンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”を参照してください。

また、利用者定義文字の登録や、登録した利用者定義文字の他プラットフォームへの移行については、Charset Managerのマニュアルを参照してください。

帳票に利用者定義文字を指定して出力したい場合

入力データの文字コードごとに、利用者定義文字を以下の手順で登録することにより出力できます。

帳票設計時

帳票を設計するコンピュータ(Windows)上で利用者定義文字を登録し、帳票を作成します。

1) 以下の表の(1)の範囲に利用者定義文字を登録します。

2) 帳票設計時に、登録した利用者定義文字を項目に指定します。

帳票出力時

帳票を出力するWebクライアントのコンピュータ(Windows)上に利用者定義文字を登録し、帳票を出力します。

1) 以下の表の(2)の範囲に帳票を設計したWindows上で登録した利用者定義文字と同じものを登録します。

2) 帳票を運用に合わせて、配置先コンピュータに配置します。

3) 帳票を出力します。


帳票に指定できる利用者定義文字の文字コード範囲

入力データの

文字コード系

(1)

帳票を設計するWindows上で利用者定義域を登録するときの文字コード範囲(16進)

(Shift-JISの文字コード域)

(2)

帳票を出力するWebクライアントのコンピュータ上に利用者定義文字を登録するときの文字コード範囲(16進)

Shift-JIS

UNICODE(UTF8)

EUC(U90)

F040~F9FC

EUC(S90)

F040~F4FC


例えば、入力データがEUC(S90)の場合、「F4FC」に登録した利用者定義文字を帳票の項目に指定して帳票を出力すると、Webクライアントのコンピュータの「F4FC」に登録された利用者定義文字が出力されます。

入力データに利用者定義文字を指定して出力したい場合

帳票出力時

帳票を出力するWebクライアントのコンピュータ(Windows)上で利用者定義文字を登録し、帳票を出力します。

1) 以下の表の(1)の範囲で利用者定義文字を登録します。

2) ユーザアプリケーションは、入力データに以下の表の(2)の範囲の文字コードを指定して帳票を出力します。


入力データに指定できる利用者定義文字の文字コード範囲

入力データの

文字コード系

(1)

帳票を出力するWebクライアントのコンピュータ上に利用者定義文字を登録するときの文字コード範囲(16進)

(Shift-JISの文字コード域)

(2)

入力データに指定する利用者定義域の文字コード範囲(16進)

(入力データの文字コード域)

Shift-JIS

F040~F9FC

F040~F9FC

UNICODE(UTF8)

EE8080~EFA3BD

EUC(U90)

8FE5A1~8FF8FE

EUC(S90)

F040~F4FC

F5A1~FEFE


例えば、入力データがEUC(U90)の場合、入力データに「8FE5A1」と「8FF8FE」を記述して帳票を出力すると、Webクライアントのコンピュータの「F040」と「F540」に登録した利用者定義文字が出力されます。