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Interstage List Works for Modernization V11.0.0 帳票印刷配信機能アプリケーション作成ガイド 帳票出力編

4.7.9 RemoteExceptionクラス

List Creatorコネクタ連携時、またはリモート帳票出力時に発生した例外を通知するクラスです。

      java.lang.Object
          └java.lang.Throwable
              └java.lang.Exception
                  └com.fujitsu.systemwalker.outputassist.connector.RemoteException


public class RemoteException
extends java.lang.Exception

4.7.9.1 フィールド一覧

RemoteExceptionクラスのgetCodeメソッドで取得できるエラーコードのフィールドを以下に示します。

RemoteExceptionクラスのgetCodeメソッドで取得できるエラーコードのフィールド

定数

説明

PRSA_ERROR_PRINT

帳票の出力中に帳票出力サーバでエラーが発生しました。エラーの詳細は、帳票出力サーバのイベントログ(またはシステムログ)を確認してください。

PRSA_ERROR_PARAMETER

起動時のパラメータに誤りがあります。

PRSA_ERROR

処理中に異常が発生しました。

PRSA_ERROR_ENVIRONMENT_INVALID

製品環境の獲得に失敗しました。

PRSA_ERROR_TRANS_BUSY

通信対象のコンピュータがすでに接続可能最大数のコンピュータと接続済みのため、接続に失敗しました。

PRSA_ERROR_NETWORKS

通信エラーが検出されたため、処理できません。

PRSA_ERROR_SERVICE_ACCESS_DENIED

通信対象のコンピュータにユーザのアカウントが登録されていないため、接続が拒否されました。

PRSA_ERROR_SHUTDOWN

通信対象のコンピュータがシャットダウンされた、またはListCREATOR Service(通信対象のコンピュータにOutputASSIST がインストールされている場合はOutputASSIST Service)が停止されたなどのため、接続が無効になりました。

PRSA_ERROR_STOP

通信対象のコンピュータの電源が投入されていない、または通信対象のコンピュータが見つかりません。

PRSA_ERROR_TRANS_NETWORKS_PATH

ネットワークの高負荷やネットワーク経路が切断されたため、通信がタイムアウトしました。

PRSA_ERROR_TRANS_NETWORKS_UNRESOLVED

通信対象のコンピュータが存在しない、通信対象のコンピュータの名前解決に失敗した、または通信中に異常が発生しました。

PRSA_ERROR_NOTINSTALL

通信対象のコンピュータに製品がインストールされていません。

PRSA_ERROR_FILE_COMPRESS_FAIL

帳票、またはファイルの圧縮に失敗しました。

PRSA_ERROR_FILE_CONVCODE_FAIL

ファイルのコード変換に失敗しました。

PRSA_ERROR_EXECAPL

帳票出力に失敗しました。

PRSA_ERROR_REMOTEVL

通信対象のコンピュータの製品のバージョンレベルで未サポートのオプションが指定されました。

PRSA_ERROR_NOMEM_L

ローカルコンピュータがメモリ不足のため処理できません。

PRSA_ERROR_NOSPACE_L

ローカルコンピュータでディスクの空き容量が不足しているため、処理できません。

PRSA_ERROR_SERVICE_STOP_L

ローカルコンピュータでListCREATOR Serviceが起動されていないため、処理できません。

PRSA_ERROR_NORESOURCE_L

ローカルコンピュータでリソース資源が不足しているため、処理できません。

PRSA_ERROR_DIR_FAIL_L

ローカルコンピュータでディレクトリのアクセスに失敗したため、処理できません。

PRSA_ERROR_DIR_INVALID_L

ローカルコンピュータでディレクトリ名が正しくないため、処理できません。

PRSA_ERROR_DIR_ACCESS_DENIED_L

ローカルコンピュータでディレクトリのアクセスが拒否されたため、処理できません。

PRSA_ERROR_DIR_NOTEXIST_L

ローカルコンピュータにディレクトリが存在しないため、処理できません。

PRSA_ERROR_FILE_FAIL_L

ローカルコンピュータで帳票、またはファイルのアクセスに失敗したため、処理できません。

PRSA_ERROR_FILE_INVALID_L

ローカルコンピュータで帳票名、またはファイル名が正しくないため、処理できません。

PRSA_ERROR_FILE_ACCESS_DENIED_L

ローカルコンピュータでディレクトリ、帳票、またはファイルのアクセスが拒否されたため、処理できません。

PRSA_ERROR_FILE_NOTEXIST_L

ローカルコンピュータに帳票、またはファイルが存在しないため、処理できません。

PRSA_ERROR_FILE_TOOBIG_L

ローカルコンピュータで帳票、またはファイルのファイルサイズが大きすぎるため、処理できません。

PRSA_ERROR_FILE_SHARING_VIOLATION_L

ローカルコンピュータで帳票、またはファイルが使用中のため、処理できません。

PRSA_ERROR_NOMEM_R

通信対象のコンピュータがメモリ不足のため処理できません。

PRSA_ERROR_NOSPACE_R

通信対象のコンピュータでディスクの空き容量が不足しているため、処理できません。

PRSA_ERROR_SERVICE_STOP_R

通信対象のコンピュータでListCREATOR Service(通信対象のコンピュータにOutputASSIST がインストールされている場合はOutputASSIST Service)が起動されていないため、処理できません。

PRSA_ERROR_NORESOURCE_R

通信対象のコンピュータでリソース資源が不足しているため、処理できません。

PRSA_ERROR_DIR_FAIL_R

通信対象のコンピュータでディレクトリのアクセスに失敗したため、処理できません。

PRSA_ERROR_DIR_INVALID_R

通信対象のコンピュータでディレクトリ名が正しくないため、処理できません。

PRSA_ERROR_DIR_ACCESS_DENIED_R

通信対象のコンピュータでディレクトリのアクセスが拒否されたため、処理できません。

PRSA_ERROR_DIR_READONLY_R

通信対象のコンピュータのディレクトリが読み取り専用のため、処理できません。

PRSA_ERROR_FILE_FAIL_R

通信対象のコンピュータで、帳票、またはファイルのアクセスに失敗したため、処理できません。

PRSA_ERROR_FILE_INVALID_R

通信対象のコンピュータで帳票名、またはファイル名が正しくないため、処理できません。

PRSA_ERROR_FILE_ACCESS_DENIED_R

通信対象のコンピュータで、ディレクトリ、帳票、またはファイルのアクセスが拒否されたため、処理できません。

PRSA_ERROR_FILE_NOTEXIST_R

通信対象のコンピュータに、帳票、またはファイルが存在しないため、処理できません。

PRSA_ERROR_FILE_TOOBIG_R

通信対象のコンピュータの帳票、またはファイルのファイルサイズが大きすぎるため、処理できません。

PRSA_ERROR_FILE_SHARING_VIOLATION_R

通信対象のコンピュータで、帳票、またはファイルが使用中のため、処理できません。

PRSA_ERROR_PRPRINT_SPLDEL

帳票出力(prprintコマンド)の待ち合わせ時に異常が発生しました。スプールドキュメントが削除されました。

PRSA_ERROR_PRPRINT_SPLPAUSE

帳票出力(prprintコマンド)の待ち合わせ時に異常が発生しました。スプールドキュメントが保留されました。

PRSA_ERROR_PRPRINT_SPLOFFLINE

帳票出力(prprintコマンド)の待ち合わせ時に異常が発生しました。出力装置がオフライン、またはストップ状態のため、帳票を出力することができませんでした。

PRSA_ERROR_PRPRINT_SPLPAPEROUT

帳票出力(prprintコマンド)の待ち合わせ時に異常が発生しました。出力装置が用紙切れのため、帳票を出力することができませんでした。

PRSA_ERROR_PRPRINT_SPLERROR

帳票出力(prprintコマンド)の待ち合わせ時に異常が発生しました。出力装置がエラー状態のため、帳票を出力することができませんでした。

PRSA_ERROR_PRPRINT_SPLTRANS

帳票出力(prprintコマンド)の待ち合わせ時に異常が発生しました。リモート出力装置へスプールドキュメントを転送中にエラーが発生しました。

PRSA_ERROR_PRPRINT_SPLSAVE

帳票出力(prprintコマンド)の待ち合わせ時に異常が発生しました。出力後保存中にエラーが発生しました。

PRSA_ERROR_PRPRINT_SPLWAIT

帳票出力(prprintコマンド)の待ち合わせ時に異常が発生しました。用紙交換メッセージ、または出力開始メッセージ応答待ち状態のため、出力完了待ち合わせが解除されました。

PRSA_ERROR_NOUSER

リモート帳票出力ユーザが登録されていません。

PRSA_ERROR_OTHER (*1)

その他のシステムエラーが発生しました。

PRSA_ERROR_SESSION_BUSY

通信対象のコンピュータにOSの制限を超えるセッション数が接続されているため、接続に失敗しました。

PRSA_ERROR_CONNECT (*1)

帳票出力処理中に通信モジュールでエラーが発生しました。エラーの詳細は、イベントログ(またはシステムログ)を確認してください。

PRSA_ERROR_CONNECT_SHUTDOWN

通信対象のコンピュータがシャットダウンされた、またはサービス(ListCREATOR RemotePrint)が停止されたなどのため、接続が無効になりました。

PRSA_ERROR_CONNECT_SERVICE_STOP_L

ローカルコンピュータでサービス
(ListCREATOR RemotePrint)が起動されていないため、処理できません。

PRSA_ERROR_CONNECT_SERVICE_STOP_R

通信対象のコンピュータでサービス
(ListCREATOR RemotePrint)が起動されていないため、処理できません。

PRSA_ERROR_CONNECT_NETWORKS

通信対象のコンピュータに接続できない、または通信エラーが発生しました。

PRSA_ERROR_FILE_EXIST_L

ローカルコンピュータにすでにファイルが存在するため、ファイルの作成に失敗しました。

PRSA_ERROR_CONNECT、PRSA_ERROR_OTHERが発生した場合、エラーの詳細については、List Creatorのオンラインマニュアル“トラブルシューティング・メッセージ集”を参照してください。

List Creatorコネクタ連携機能使用時のエラー詳細

以下に、List Creatorコネクタ連携機能を使用中に表示されるエラーの詳細コードについて説明します。

詳細コード

原因と対処方法

X-0-23000110008

帳票管理サーバでの帳票の登録に失敗しました。

エラーの原因を帳票管理サーバのシステムログで確認してください。

X-0-0

List Creatorコネクタ連携機能が使用できない可能性があります。

以下の点を確認してください。

  • List Creatorコネクタ連携機能のセットアップを行っているかどうか

  • List Creatorコネクタ連携機能のサービス/デーモンが起動しているかどうか

  • コンピュータが高負荷な状態ではないか

X-20-32

通信対象のコンピュータのディスク容量が不足している可能性があります。以下の対処を行ってください。

  • 通信対象となっているコンピュータのList Managerのインストールドライブ/インストールディスクに存在する不要なファイルを削除するなど、該当するドライブ/ディスクの空き容量を確保して再度実行してください。

X-29-16842788

通信時に以下の場合に発生することがあります。

  • コンピュータが高負荷な状態

  • 送信するファイルが4GB以上の場合

上記の表の「X」には任意の数字が出力されます。

4.7.9.2 コンストラクタの概要

RemoteExceptionクラスのコンストラクタを以下に示します。

RemoteExceptionクラスのコンストラクタ

コンストラクタの概要

RemoteException(int i)

RemoteException(int i, Throwable e)

エラー発生時にList Managerが内部で生成してスローするオブジェクトです。

4.7.9.3 メソッド一覧

RemoteExceptionクラスのメソッドを以下に示します。

RemoteExceptionクラスのメソッド

分類

メソッド一覧

エラー取得に関するメソッド

int

getCode()

エラーコードを取得します。

Throwable

getThrowable()

Java内部で発生した例外を取得します。

○:List Managerでサポートしているメソッドです。
-:List Managerでサポートしていないメソッドです。

4.7.9.4 コンストラクタの詳細

public
RemoteException(int i)

  

public
RemoteException(int i, Throwable e)

用途

エラー発生時にList Managerが内部で生成してスローするオブジェクトです。

4.7.9.5 メソッドの詳細

●エラー取得に関するメソッド

public int
getCode()

用途

エラーコードを取得します。エラーコードについては、以下を参照してください。

⇒“RemoteExceptionクラスのgetCodeメソッドで取得できるエラーコードのフィールド

  

  

public Throwable
getThrowable()

用途

Java内部で発生した例外を取得します。