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Interstage List Works for Modernization V11.0.0 帳票印刷配信機能PDF運用ガイド

4.3.1 lcsetenv(証明書管理環境作成コマンド)

機能説明

lcsetenv コマンドは、“証明書管理環境定義ファイル(lccrtmgr.def)”の情報をもとに、List Manager で、S/MIME を使用するための証明書の管理環境を作成します。作成する環境について説明します。

記述形式

コマンド

オプション

lcsetenv

[-s [password]]

[-f filename]

([ ] は省略することができます。)

オプション

-s [password]:

通常は指定します。 秘密鍵が不用な場合のみ、指定する必要はありません。password には、秘密鍵のパスワードを指定します。password を画面に表示したくない場合は、password の指定を省略します。この場合、コマンド実行後、秘密鍵のパスワードを問い合わせます。

-f filename:

証明書管理環境定義ファイル名を指定します。指定がない場合は、カレントディレクトリにあるlccrtmgr.def を証明書管理環境定義ファイルとして使用します。

復帰値

0:

正常終了

0 以外:

異常終了

参照

lcchgpasswd、lcaddcert、lcrmcert、lcrmenv、証明書管理環境定義ファイル(lccrtmgr.def)

コマンド格納場所

List Works Print Agent インストールフォルダ\Listmanager¥ListCREATOR¥bin

実行に必要な権限

Administrators 権限で実行してください。

注意事項

使用例1

証明書管理環境を作成します。証明書管理環境定義ファイルは、カレントディレクトリにある“lccrtmgr.def”ファイルを使用します。

lcsetenv -s password

使用例2

秘密鍵のパスワードは、コマンド実行後、問い合わせてきます。証明書管理環境定義ファイルは、“A ドライブのルートディレクトリにあるlccrtmgr.def”ファイルを使用します。

lcsetenv -s -f a:¥lccrtmgr.def

実行結果/ 出力形式

標準出力に、メッセージが出力されます。

正常終了時、異常終了時によって、それぞれ以下のようにログファイルに結果を出力します。

正常終了時:

証明書管理環境の作成が終了した旨のメッセージとともに、作成環境の情報を表示します。 また、以下のファイル、作成環境についての情報が上書きされます。

List Works Print Agent インストールフォルダ\Listmanager¥ListCREATOR¥crtmgr¥lccrtsetenv.dat
異常終了時:

異常終了した場合は、以下のファイルに、異常終了に関する情報が上書きされます。

テンポラリディレクトリ¥lccrtsetenv.log