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Interstage List Works for Modernization V11.0.0 帳票印刷配信機能PDF運用ガイド

4.1 証明書管理環境定義ファイルのキーワード一覧

ファイル名

任意(*.*)

使用用途

証明書管理環境作成コマンド(lcsetenv コマンド)の-f オプションで指定する証明書管理環境の定義ファイルです。

格納場所

List Works Print Agent インストールフォルダ\Listmanager¥ListCREATOR

ファイル形式

セクション名

キー名

属性

説明

ENV

OWN-CERTTYPE

省略可(ただし、自分自身の証明書としてPKCS#12 形式のファイルを使用する場合は必須)

自分自身の証明書としてPKCS#12 形式のファイルを使用する場合に1 を指定します。

DER 形式の証明書を使用する場合には、このキーを指定する必要はありません。

PATH

任意

証明書運用管理ディレクトリ名を指定します。クラスタシステム上で設定する場合は、共用ディスク上のディレクトリを指定してください。指定がない場合は以下のディレクトリとなります。

List Works Print Agent インストールフォルダ\Listmanager¥ListCREATOR¥crtmgr¥cmidir

CERT

任意

有効証明書ディレクトリ名を指定します。

クラスタシステム上で設定する場合は、共用ディスク上のディレクトリを指定してください。指定がない場合は、以下のディレクトリとなります。

証明書運用管理ディレクトリ¥certdir

CRL

任意

CRL ディレクトリ名を指定します(CRL とは、有効期間が切れた証明書の一覧のことです)。クラスタシステム上で設定する場合は、共用ディスク上のディレクトリを指定してください。指定がない場合は、以下のディレクトリとなります。

証明書運用管理ディレクトリ¥crldir

SLOT

任意

スロット情報ディレクトリ名を指定します(スロットとは、暗号装置を装着する物理的な口をソフトウェアで抽象化したものです)。クラスタシステム上で設定する場合は、共用ディスク上のディレクトリを指定してください。指定がない場合は、以下のディレクトリとなります。

List Works Print Agent インストールフォルダ\Listmanager¥ListCREATOR¥crtmgr¥slotdir

TOKENLABEL

任意

トークンラベルを指定します(トークンとは、スロットに装着する暗号装置をソフトウェアで抽象化したものです)。指定がない場合、または空文字列が指定された場合は、デフォルト値(lccrtmgr)となります。

KEYLABEL

任意

鍵ラベルを指定します。指定がない場合、または空文字列が指定された場合は、デフォルト値(lccrtmgr)となります。

PRIVATE-KEY セクションのFILENAME 指定がある場合にのみ有効です。

PRIVATE-KEY

FILENAME

任意

秘密鍵のファイル名を指定します。

[ENV セクションのOWN-CERTTYPE キーに1 を指定した場合]

指定する必要はありません。


[ENV セクションのOWN-CERTTYPE キーを指定していない場合]

lcsetenv コマンドで、-s オプションを指定した場合は必須です。-s オプションを指定しない場合は必要ありません。逆に、この指定をした場合、lcsetenv コマンドでは、-sオプションが必須となります。

PASSWORD

SLOTPASS

任意

スロットを作成するときに使用するパスワードを指定します(注)。セキュリティ上、パスワードをファイルに書いたまま保存しておくことは好ましくないため、設定が終了したらこのキーは削除してください。指定がない場合、または空文字列が指定された場合は、デフォルトのパスワードを使用します。

SOPIN

任意

トークン情報を変更するときに使用するパスワードを指定します(注)。セキュリティ上、パスワードをファイルに書いたまま保存しておくことは好ましくないため、設定が終了したらこのキーは削除してください。指定がない場合、または空文字列が指定された場合は、デフォルトのパスワードを使用します。

USERPIN

任意

トークン自身を変更するときに使用するパスワードを指定します(注)。セキュリティ上、パスワードをファイルに書いたまま保存しておくことは好ましくないため、設定が終了したらこのキーは削除してください。指定がない場合、または空文字列が指定された場合は、デフォルトのパスワードを使用します。

OWN-CERTFILE

NICKNAME

任意(ただし、「署名付きメール」、または「署名付き暗号化メール」の場合は必須)

自分自身の証明書のニックネームをメールアドレスで指定します。

FILENAME

任意(ただし、「署名付きメール」、または「署名付き暗号化メール」の場合は必須)

自分自身の証明書のファイル名を指定します。

FILETYPE

任意(ただし、自分自身の証明書としてPKCS#12 形式のファイルを使用する場合は必須)

自分自身の証明書としてPKCS#12 形式のファイルを使用する場合に1 を指定します。DER 形式の証明書を使用する場合は、このキーを指定する必要はありません。この指定をした場合、lcsetenv コマンドでは、-sオプションが必須となります。

CA-CERTFILE-XXXX

NICKNAME

任意(ただし、「暗号化メール」、または「署名付き暗号化メール」の場合は必須)

CA 局証明書のニックネームをメールアドレスで指定します。

FILENAME

任意(ただし、「暗号化メール」、または「署名付き暗号化メール」の場合は必須)

CA 局証明書のファイル名を指定します。

CERTFILE-XXXX

NICKNAME

任意

相手の証明書のニックネームをメールアドレスで指定します。

FILENAME

任意

相手の証明書のファイル名を指定します。

注)
パスワードは6 ~ 63 文字で指定してください。
使用できる文字は、英数字、空白と以下の記号のみです。
! " # % & ' ( ) * + , - . / : ; < = > ? [ ¥ ] ^ _ { | } ~

参照

lcsetenv

注意事項

行の先頭に“#”を指定した場合は、コメント行とみなします。CA-CERTFILE セクション、CERTFILE セクションのXXXX には一意となるよう数字を指定してください。同じセクション名、キー名が2 つある場合は、それぞれ先に記述した方が有効となります。

使用例1:メール送信者の証明書を添付しない設定例

[ENV]
#PATH=
#CERT=
#SLOT=
#CRL=
#TOKENLABEL=xxxxxxxx
#KEYLABEL=xxxxxxxx
[PRIVATE-KEY]
FILENAME=c:¥aaa¥pkcskey
[OWN-CERTFILE]
NICKNAME=lmowner@xxx.yyy.zzz.co.jp
FILENAME=c:¥aaa¥lmowner.cer
[CA-CERTFILE-0001]
NICKNAME=ca-cert0001@xxx.yyy.zzz.co.jp
FILENAME=c:¥aaa¥ca-cert0001.cer
[CA-CERTFILE-0002]
NICKNAME=ca-cert0002@xxx.yyy.zzz.co.jp
FILENAME=c:¥aaa¥ca-cert0002.cer
#[CA-CERTFILE-0003]
#NICKNAME=xxx@xxx.xxx.xxx
#FILENAME=x:¥xxxxxxxxx
[CERTFILE-0001]
NICKNAME=lmreceiver-0001@xxx.yyy.zzz.co.jp
FILENAME=c:¥aaa¥lmreceiver-0001.cer
[CERTFILE-0002]
NICKNAME=lmreceiver-0002@xxx.yyy.zzz.co.jp
FILENAME=c:¥aaa¥lmreceiver-0002.cer
#[CERTFILE-0003]
#NICKNAME=xxx@xxx.xxx.xxx
#FILENAME=x:¥xxxxxxxxx

使用例2:メール送信者の証明書ファイル(PKCS#12 形式)を添付する設定例

[ENV]
OWN-CERTTYPE=1
[OWN-CERTFILE]
NICKNAME=lmowner@xxx.yyy.zzz.co.jp
FILENAME=c:¥bbt¥lmowner.pfx
FILETYPE=1
[CA-CERTFILE-0001]
NICKNAME=ca-cert0001@xxx.yyy.zzz.co.jp
FILENAME=c:¥bbb¥ca-cert0001.cer
[CERTFILE-0001]
NICKNAME=lmreceiver-0001@xxx.yyy.zzz.co.jp
FILENAME=c:¥bbb¥lmreceiver-0001.cer
[CERTFILE-0002]
NICKNAME=lmreceiver-0002@xxx.yyy.zzz.co.jp
FILENAME=c:¥bbb¥lmreceiver-0002.cer