利用者定義文字を出力する手順について説明します。
なお、利用者定義文字の登録や、登録した利用者定義文字を他プラットフォームで使用する場合については、Charset Manager のマニュアルを参照してください。
帳票に利用者定義文字を指定して出力したい場合
入力データの文字コードごとに、利用者定義文字を以下の手順で登録することにより出力できます。
帳票を設計するコンピュータ(Windows)上で利用者定義文字を登録し、帳票を作成します。
以下の表の、(1)の範囲に利用者定義文字を登録します。
帳票設計時に、登録した利用者定義文字を項目に指定します。
帳票管理サーバ、またはアプリケーションサーバ上で帳票を出力します。
帳票管理サーバ、またはアプリケーションサーバに、帳票を配置します。
帳票を出力します。
List Works で帳票を表示するコンピュータ(List Works クライアント)上で利用者定義文字を登録し、帳票を表示します。
以下の表の、(2)の範囲に帳票を設計したWindows 上で登録した利用者定義文字と同じものを登録します。
List Works で帳票を表示します。
入力データの文字コード系 | (1) 帳票を設計するWindows 上で利用者定義域を登録するときの文字コード範囲 (16 進) (Shift-JIS の文字コード域) | (2) List Works で帳票を表示するコンピュータ上に利用者定義文字を登録するときの文字コード範囲(16 進) (Shift-JIS の文字コード域) |
---|---|---|
Shift-JIS EUC(U90) UNICODE(UTF8) | F040 ~ F9FC | F040 ~ F9FC |
EUC(S90) | F040 ~ F4FC | F040 ~ F4FC |
例えば、入力データがEUC(S90)の場合、「F4FC」に登録した利用者定義文字を帳票の項目に指定して帳票を出力すると、List Works で帳票を表示するコンピュータの「F4FC」に登録された利用者定義文字がList Works で表示されます。
入力データに利用者定義文字を指定して出力したい場合
入力データの文字コードごとに、利用者定義文字を以下の手順で登録することにより出力できます。
帳票管理サーバ、またはアプリケーションサーバ上で帳票を出力します。
アプリケーションは、入力データに以下の表の(2)の範囲の文字コードを指定して帳票を出力します。
List Worksで帳票を表示するコンピュータ(List Works クライアント)上で利用者定義文字を登録し、帳票を表示します。
以下の表の、(1)の範囲に利用者定義文字を登録します。
List Works で帳票を表示します。
入力データの文字コード系 | (1) List Works で帳票を表示するコンピュータ上に利用者定義文字を登録するときの文字コード範囲(16 進) (Shift-JIS の文字コード域) | (2) 入力データに指定する利用者定義域の文字コード範囲(16 進) (入力データの文字コード域) |
---|---|---|
Shift-JIS | F040 ~ F9FC | F040 ~ F9FC |
EUC(U90) | 8FE5A1 ~ 8FF8FE | |
EUC(S90) | F040 ~ F4FC | F5A1 ~ FEFE |
UNICODE(UTF8) | F040 ~ F9FC | EE8080 ~ EE9D97 |
例えば、入力データがShift-JIS の場合、入力データに「F9FC」と記述して帳票を出力すると、List Works で帳票を表示するコンピュータの「F9FC」に登録した利用者定義文字がList Works で表示されます。