帳票管理サーバの運用コマンド実行時に帳票管理サーバで設定する環境変数について説明します。
環境変数の説明は、List Manager管理データベースに使用する以下のデータベース別に示します。
Symfoware
Oracle
帳票管理サーバがSolaris/Linuxで、List Manager管理データベースにSymfowareを使用する場合の環境変数について説明します。
帳票管理サーバの運用コマンド実行時に、帳票管理サーバで以下の環境変数を設定してください。
注意
帳票管理サーバの運用コマンド実行時に、以下の環境変数を設定しないでください。
LC_* (“LC_”から始まる環境変数)
環境変数 | 指定値 |
---|---|
LD_LIBRARY_PATH | 「/opt/FSUNrdb2b/lib」を追加します。 「/opt/FJSVlstm/lib」を追加します。 「/etc/opt/FSUNiconv/lib」(Charset Managerを使用する場合)を追加します。 |
PATH | 「/opt/FJSVlstm/bin」を追加します。 |
LANG | List Manager 管理データベースの文字コードと合致するロケールを設定します。 以下に、指定できる値を示します。
|
RDBNAME | 帳票管理サーバとList Manager管理データベースを同一マシンで運用する場合、「lmrdbsys」を指定します。 帳票管理サーバとList Manager管理データベースを別マシンで運用する場合、設定する必要はありません。 |
SQLRTENV | 「/etc/opt/FJSVlstm/lmsqlenvc」を指定します。 |
環境変数 | 指定値 |
---|---|
LD_LIBRARY_PATH | 「/opt/FJSVrdb2b/lib」を追加します。 「/opt/FJSVlstm/lib」を追加します。 「/etc/opt/FSUNiconv/lib64」、「/etc/opt/FSUNiconv/lib」(Charset Managerを使用する場合)を追加します。 |
PATH | 「/opt/FJSVlstm/bin」を追加します。 |
LANG | List Manager 管理データベースの文字コードと合致するロケールを設定します。 以下に、指定できる値を示します。
|
RDBNAME | 帳票管理サーバとList Manager管理データベースを同一マシンで運用する場合、「lmrdbsys」を指定します。 帳票管理サーバとList Manager管理データベースを別マシンで運用する場合、設定する必要はありません。 |
SQLRTENV | 「/etc/opt/FJSVlstm/lmsqlenvc」を指定します。 |
●LD_LIBRARY_PATH(必須)
環境変数LD_LIBRARY_PATHは、必ず設定します。
この環境変数には、以下の値を指定してください。
Symfowareライブラリ格納ディレクトリ
帳票管理サーバがSolarisの場合:「/opt/FSUNrdb2b/lib」 帳票管理サーバがLinuxの場合:「/opt/FJSVrdb2b/lib」
List Managerのライブラリ格納ディレクトリ
「/opt/FJSVlstm/lib」
Charset Managerのライブラリ格納ディレクトリ(Charset Managerを使用する場合のみ)
帳票管理サーバがSolarisの場合「/etc/opt/FSUNiconv/lib」 帳票管理サーバがLinuxの場合:「/etc/opt/FSUNiconv/lib64」、「/etc/opt/FSUNiconv/lib」
LD_LIBRARY_PATH=/opt/FSUNrdb2b/lib:/opt/FJSVlstm/lib:/etc/opt/FSUNiconv/lib:$LD_LIBRARY_PATH export LD_LIBRARY_PATH
LD_LIBRARY_PATH=/opt/FJSVrdb2b/lib:/opt/FJSVlstm/lib:/etc/opt/FSUNiconv/lib64:/etc/opt/FSUNiconv/lib:$LD_LIBRARY_PATH export LD_LIBRARY_PATH
●PATH(必要時)
運用を行うコマンドの格納フォルダを指定する環境変数です。
コマンドをコマンド名だけで実行したい場合に、この環境変数に運用を行うコマンドの格納フォルダ(「/opt/FJSVlstm/bin」)を追加してください。
なお、コマンドをフルパスで実行する場合は、この環境変数を指定する必要はありません。
PATH=/opt/FJSVlstm/bin:$PATH export PATH
●LANG(必須)
環境変数LANGは、必ず設定します。
運用コマンドを実行する環境の文字コード系を指定する環境変数です。
List Manager 管理データベースの文字コードと合致するロケールを設定します。
指定できる値 | 説明 |
---|---|
ja_JP.PCK | List Manager 管理データベースの文字コードがShift-JISコード系の場合に設定します。帳票管理サーバがSolarisの場合に指定できます。 |
ja_JP.UTF-8 | List Manager 管理データベースの文字コードがUNICODE(UTF8) コード系の場合に指定します。 |
注意
上記以外の値、またはシステムの文字コード系と異なる値を指定した場合、帳票出力時に日本語が正しく表示されません。
LANG=ja_JP.PCK export LANG
LANG=ja_JP.UTF-8 export LANG
●RDBNAME(帳票管理サーバとList Manager管理データベースを同一マシンで運用する場合のみ必須)
帳票管理サーバとList Manager管理データベースを同一マシンで運用する場合、必ず、環境変数RDBNAMEを設定します。
帳票管理サーバとList Manager管理データベースを別マシンで運用する場合、この環境変数は不要です。
この環境変数には、「lmrdbsys」を指定してください。
RDBNAME=lmrdbsys export RDBNAME
●SQLRTENV(必須)
環境変数SQLRTENVは、必ず設定します。
この環境変数には、「/etc/opt/FJSVlstm/lmsqlenvc」を指定します。
SQLRTENV=/etc/opt/FJSVlstm/lmsqlenvc export SQLRTENV
帳票管理サーバがSolaris/Linuxで、List Manager管理データベースにOracleを使用する場合の環境変数について説明します。
帳票管理サーバの運用コマンド実行時に、帳票管理サーバで以下の環境変数を設定してください。
注意
帳票管理サーバの運用コマンド実行時に、以下の環境変数を設定しないでください。
LC_* (“LC_”から始まる環境変数)
環境変数 | 指定値 |
---|---|
ORACLE_HOME | 「Oracle Client(32bit)をインストールしたディレクトリ」を指定します。 |
LD_LIBRARY_PATH | 「Oracle Client(32bit)の$ORACLE_HOME/lib」を追加します。 「/opt/FJSVlstm/lib」を追加します。 「/etc/opt/FSUNiconv/lib」(Charset Managerの機能を使用する場合)を追加します。 |
PATH | 「/opt/FJSVlstm/bin」を追加します。 |
LANG | List Manager 管理データベースのキャラクタ・セットと合致するロケールを設定します。 以下に、指定できる値を示します。
|
NLS_LANG | List Manager 管理データベースのキャラクタ・セットを指定します。 以下に、指定できる値を示します。
ここで指定する文字コード系は、帳票管理サーバの環境設定ファイルのDBCharCodeキーで設定した文字コード系と合致させてください。 |
環境変数 | 指定値 |
---|---|
ORACLE_HOME | Oracle Client(64bit)をインストールしたディレクトリ」を指定します。 |
LD_LIBRARY_PATH | 「Oracle Client(64bit)の$ORACLE_HOME/lib」を追加します。 「/opt/FJSVlstm/lib」を追加します。 「/etc/opt/FSUNiconv/lib64」、「/etc/opt/FSUNiconv/lib」(Charset Managerの機能を使用する場合)を追加します。 |
PATH | 「Oracle Client(64bit)の$ORACLE_HOME/lib」を追加します。 「/opt/FJSVlstm/lib」を追加します。 「/etc/opt/FSUNiconv/lib」(Charset Managerの機能を使用する場合)を追加します。 |
LANG | システムの文字コード系と合致するロケールを指定します。 以下に、指定できる値を示します。
|
NLS_LANG | List Manager 管理データベースの文字コード系を指定します。 以下に、指定できる値を示します。
ここで指定する文字コード系は、帳票管理サーバの環境設定ファイルのDBCharCodeキーで設定した文字コード系と合致させてください。 |
●ORACLE_HOME(必須)
環境変数ORACLE_HOMEは、必ず設定します。
Oracle Clientをインストールしたディレクトリを指定します。
設定する値については、各表の「ORACLE_HOME」の項目を参照してください。
ORACLE_HOME=Oracle Clientをインストールしたディレクトリ export ORACLE_HOME
●LD_LIBRARY_PATH(必須)
環境変数LD_LIBRARY_PATHは、必ず設定します。
この環境変数には、以下の値を指定してください。
Oracleライブラリ格納ディレクトリ
帳票管理サーバがSolarisの場合:「Oracle Client(32bit)の$ORACLE_HOME/lib」 帳票管理サーバがLinuxの場合:「Oracle Client(64bit)の$ORACLE_HOME/lib」
List Managerのライブラリ格納ディレクトリ
「/opt/FJSVlstm/lib」
Charset Managerのライブラリ格納ディレクトリ(Charset Managerの機能を使用する場合)
帳票管理サーバがSolarisの場合:「/etc/opt/FSUNiconv/lib」 帳票管理サーバがLinuxの場合:「/etc/opt/FSUNiconv/lib64」、「/etc/opt/FSUNiconv/lib」
LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOME/lib:/opt/FJSVlstm/lib:$LD_LIBRARY_PATH export LD_LIBRARY_PATH
●PATH(必要時)
運用を行うコマンドの格納フォルダを指定する環境変数です。
コマンドをコマンド名だけで実行したい場合に、この環境変数に運用を行うコマンドの格納フォルダ(「/opt/FJSVlstm/bin」)を追加してください。
なお、コマンドをフルパスで実行する場合は、この環境変数を指定する必要はありません。
PATH=/opt/FJSVlstm/bin:$PATH export PATH
●LANG(必須)
環境変数LANGは、必ず設定します。
運用コマンドを実行する環境の文字コード系を指定する環境変数です。
帳票管理サーバがSolarisの場合は、List Manager 管理データベースの文字コードと合致するロケールを設定します。
帳票管理サーバがLinuxの場合は、システムの文字コード系と合致するロケールを設定します。
指定できる値 | 説明 |
---|---|
ja_JP.PCK | List Manager 管理データベースのキャラクタ・セットが、Shift-JISコード系の場合に指定します。帳票管理サーバがSolarisの場合に指定できます。 |
ja_JP.UTF-8 | 帳票管理サーバがSolarisの場合は、List Manager 管理データベースのキャラクタ・セットが、UNICODE(UTF8)コード系の場合に指定します。 帳票管理サーバがLinuxの場合、システムの文字コード系はUNICODE(UTF8)コード系のため、ja_JP.UTF-8を指定します。 |
ja_JP.eucJP | List Manager 管理データベースのキャラクタ・セットが、EUCコード系の場合に指定します。帳票管理サーバがSolarisの場合に指定できます。 |
注意
上記以外の値、またはシステムの文字コード系と異なる値を指定した場合、帳票出力時に日本語が正しく表示されません。
LANG=ja_JP.PCK export LANG
LANG=ja_JP.eucJP export LANG
LANG=ja_JP.UTF-8 export LANG
●NLS_LANG(必須)
環境変数NLS_LANGは、必ず設定します。
この環境変数には、List Manager管理データベースの文字コードを指定します。ここで指定する文字コード系は、帳票管理サーバの環境設定ファイルのDBCharCodeキーで設定した文字コード系と合致させてください。
指定できる値 | 説明 |
---|---|
Japanese_Japan.JA16SJIS | List Manager 管理データベースの文字コード系がShift-JISコード系の場合に指定します。 |
Japanese_Japan.UTF8 | List Manager 管理データベースの文字コード系がUNICODE(UTF8)コード系の場合に指定します。 |
Japanese_Japan.JA16EUC | List Manager 管理データベースの文字コード系がEUCコード系の場合に指定します。 |
NLS_LANG=Japanese_Japan.JA16SJIS export NLS_LANG
NLS_LANG=Japanese_Japan.JA16EUC export NLS_LANG
NLS_LANG=Japanese_Japan.UTF8 export NLS_LANG