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Interstage List Works for Modernization V11.0.0 帳票印刷配信機能運用ガイド

6.2.2 帳票管理サーバの運用コマンド実行時に設定する環境変数(帳票管理サーバがSolaris/Linuxの場合)

帳票管理サーバの運用コマンド実行時に帳票管理サーバで設定する環境変数について説明します。

環境変数の説明は、List Manager管理データベースに使用する以下のデータベース別に示します。

6.2.2.1 Symfowareの場合

帳票管理サーバがSolaris/Linuxで、List Manager管理データベースにSymfowareを使用する場合の環境変数について説明します。

帳票管理サーバの運用コマンド実行時に、帳票管理サーバで以下の環境変数を設定してください。

注意

帳票管理サーバの運用コマンド実行時に、以下の環境変数を設定しないでください。

  LC_*  (“LC_”から始まる環境変数)
帳票管理サーバがSolarisの場合

環境変数

指定値

LD_LIBRARY_PATH

「/opt/FSUNrdb2b/lib」を追加します。

「/opt/FJSVlstm/lib」を追加します。

「/etc/opt/FSUNiconv/lib」(Charset Managerを使用する場合)を追加します。

PATH

「/opt/FJSVlstm/bin」を追加します。

LANG

List Manager 管理データベースの文字コードと合致するロケールを設定します。

以下に、指定できる値を示します。

ja_JP.PCK:

Shift-JISコード系

ja_JP.UTF-8:

UNICODE(UTF8) コード系

RDBNAME

帳票管理サーバとList Manager管理データベースを同一マシンで運用する場合、「lmrdbsys」を指定します。

帳票管理サーバとList Manager管理データベースを別マシンで運用する場合、設定する必要はありません。

SQLRTENV

「/etc/opt/FJSVlstm/lmsqlenvc」を指定します。

帳票管理サーバがLinuxの場合

環境変数

指定値

LD_LIBRARY_PATH

「/opt/FJSVrdb2b/lib」を追加します。

「/opt/FJSVlstm/lib」を追加します。

「/etc/opt/FSUNiconv/lib64」、「/etc/opt/FSUNiconv/lib」(Charset Managerを使用する場合)を追加します。

PATH

「/opt/FJSVlstm/bin」を追加します。

LANG

List Manager 管理データベースの文字コードと合致するロケールを設定します。

以下に、指定できる値を示します。

ja_JP.UTF-8:

UNICODE(UTF8) コード系

RDBNAME

帳票管理サーバとList Manager管理データベースを同一マシンで運用する場合、「lmrdbsys」を指定します。

帳票管理サーバとList Manager管理データベースを別マシンで運用する場合、設定する必要はありません。

SQLRTENV

「/etc/opt/FJSVlstm/lmsqlenvc」を指定します。

LD_LIBRARY_PATH(必須)

環境変数LD_LIBRARY_PATHは、必ず設定します。

この環境変数には、以下の値を指定してください。

例:Bourne シェルを使用して環境変数LD_LIBRARY_PATHを指定する場合
帳票管理サーバがSolarisの場合
LD_LIBRARY_PATH=/opt/FSUNrdb2b/lib:/opt/FJSVlstm/lib:/etc/opt/FSUNiconv/lib:$LD_LIBRARY_PATH
export  LD_LIBRARY_PATH
帳票管理サーバがLinuxの場合
LD_LIBRARY_PATH=/opt/FJSVrdb2b/lib:/opt/FJSVlstm/lib:/etc/opt/FSUNiconv/lib64:/etc/opt/FSUNiconv/lib:$LD_LIBRARY_PATH
export LD_LIBRARY_PATH

PATH(必要時)

運用を行うコマンドの格納フォルダを指定する環境変数です。

コマンドをコマンド名だけで実行したい場合に、この環境変数に運用を行うコマンドの格納フォルダ(「/opt/FJSVlstm/bin」)を追加してください。

なお、コマンドをフルパスで実行する場合は、この環境変数を指定する必要はありません。

例:Bourne シェルを使用して環境変数PATHを指定する場合
PATH=/opt/FJSVlstm/bin:$PATH
export  PATH

LANG(必須)

環境変数LANGは、必ず設定します。

運用コマンドを実行する環境の文字コード系を指定する環境変数です。

List Manager 管理データベースの文字コードと合致するロケールを設定します。

指定できる値

説明

ja_JP.PCK

List Manager 管理データベースの文字コードがShift-JISコード系の場合に設定します。帳票管理サーバがSolarisの場合に指定できます。

ja_JP.UTF-8

List Manager 管理データベースの文字コードがUNICODE(UTF8) コード系の場合に指定します。

注意

上記以外の値、またはシステムの文字コード系と異なる値を指定した場合、帳票出力時に日本語が正しく表示されません。

例:Bourne シェルを使用して環境変数LANGを指定する場合
Shift-JISコード系の場合
LANG=ja_JP.PCK
export  LANG
UNICODE(UTF8)コード系の場合
LANG=ja_JP.UTF-8
export  LANG

RDBNAME(帳票管理サーバとList Manager管理データベースを同一マシンで運用する場合のみ必須)

帳票管理サーバとList Manager管理データベースを同一マシンで運用する場合、必ず、環境変数RDBNAMEを設定します。

帳票管理サーバとList Manager管理データベースを別マシンで運用する場合、この環境変数は不要です。

この環境変数には、「lmrdbsys」を指定してください。

例:Bourne シェルを使用して環境変数RDBNAMEを指定する場合
RDBNAME=lmrdbsys
export  RDBNAME

SQLRTENV(必須)

環境変数SQLRTENVは、必ず設定します。

この環境変数には、「/etc/opt/FJSVlstm/lmsqlenvc」を指定します。

例:Bourne シェルを使用して環境変数SQLRTENVを指定する場合
SQLRTENV=/etc/opt/FJSVlstm/lmsqlenvc
export  SQLRTENV

6.2.2.2 Oracleの場合

帳票管理サーバがSolaris/Linuxで、List Manager管理データベースにOracleを使用する場合の環境変数について説明します。

帳票管理サーバの運用コマンド実行時に、帳票管理サーバで以下の環境変数を設定してください。

注意

帳票管理サーバの運用コマンド実行時に、以下の環境変数を設定しないでください。

  LC_*  (“LC_”から始まる環境変数)
帳票管理サーバがSolarisの場合

環境変数

指定値

ORACLE_HOME

「Oracle Client(32bit)をインストールしたディレクトリ」を指定します。

LD_LIBRARY_PATH

「Oracle Client(32bit)の$ORACLE_HOME/lib」を追加します。

「/opt/FJSVlstm/lib」を追加します。

「/etc/opt/FSUNiconv/lib」(Charset Managerの機能を使用する場合)を追加します。

PATH

「/opt/FJSVlstm/bin」を追加します。

LANG

List Manager 管理データベースのキャラクタ・セットと合致するロケールを設定します。

以下に、指定できる値を示します。

ja_JP.PCK:

Shift-JISコード系

ja_JP.UTF-8:

UNICODE(UTF8)コード系

ja_JP.eucJP:

EUCコード系

NLS_LANG

List Manager 管理データベースのキャラクタ・セットを指定します。

以下に、指定できる値を示します。

Japanese_Japan.JA16SJIS:

Shift-JISコード系

Japanese_Japan.JA16SJISYEN:

Shift-JISコード系

Japanese_Japan.JA16SJISTILDE:

Shift-JISコード系

Japanese_Japan.UTF8:

UNICODE(UTF8)コード系

Japanese_Japan.JA16EUC:

EUCコード系

Japanese_Japan.JA16EUCYEN:

EUCコード系

Japanese_Japan.JA16EUCTILDE:

EUCコード系

ここで指定する文字コード系は、帳票管理サーバの環境設定ファイルのDBCharCodeキーで設定した文字コード系と合致させてください。

帳票管理サーバがLinuxの場合

環境変数

指定値

ORACLE_HOME

Oracle Client(64bit)をインストールしたディレクトリ」を指定します。

LD_LIBRARY_PATH

「Oracle Client(64bit)の$ORACLE_HOME/lib」を追加します。

「/opt/FJSVlstm/lib」を追加します。

「/etc/opt/FSUNiconv/lib64」、「/etc/opt/FSUNiconv/lib」(Charset Managerの機能を使用する場合)を追加します。

PATH

「Oracle Client(64bit)の$ORACLE_HOME/lib」を追加します。

「/opt/FJSVlstm/lib」を追加します。

「/etc/opt/FSUNiconv/lib」(Charset Managerの機能を使用する場合)を追加します。

LANG

システムの文字コード系と合致するロケールを指定します。

以下に、指定できる値を示します。

ja_JP.UTF-8:

UNICODE(UTF8)コード系

NLS_LANG

List Manager 管理データベースの文字コード系を指定します。

以下に、指定できる値を示します。

Japanese_Japan.JA16SJIS:

Shift-JISコード系

Japanese_Japan.JA16SJISYEN:

Shift-JISコード系

Japanese_Japan.JA16SJISTILDE:

Shift-JISコード系

Japanese_Japan.UTF8:

UNICODE(UTF8)コード系

Japanese_Japan.JA16EUC:

EUCコード系

Japanese_Japan.JA16EUCYEN:

EUCコード系

Japanese_Japan.JA16EUCTILDE:

EUCコード系

ここで指定する文字コード系は、帳票管理サーバの環境設定ファイルのDBCharCodeキーで設定した文字コード系と合致させてください。

ORACLE_HOME(必須)

環境変数ORACLE_HOMEは、必ず設定します。

Oracle Clientをインストールしたディレクトリを指定します。

設定する値については、各表の「ORACLE_HOME」の項目を参照してください。

例:Bourne シェルを使用して環境変数ORACLE_HOMEを指定する場合
ORACLE_HOME=Oracle Clientをインストールしたディレクトリ
export  ORACLE_HOME

LD_LIBRARY_PATH(必須)

環境変数LD_LIBRARY_PATHは、必ず設定します。

この環境変数には、以下の値を指定してください。

例:Bourne シェルを使用して環境変数LD_LIBRARY_PATHを指定する場合
LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOME/lib:/opt/FJSVlstm/lib:$LD_LIBRARY_PATH
export  LD_LIBRARY_PATH

PATH(必要時)

運用を行うコマンドの格納フォルダを指定する環境変数です。

コマンドをコマンド名だけで実行したい場合に、この環境変数に運用を行うコマンドの格納フォルダ(「/opt/FJSVlstm/bin」)を追加してください。

なお、コマンドをフルパスで実行する場合は、この環境変数を指定する必要はありません。

例:Bourne シェルを使用して環境変数PATHを指定する場合
PATH=/opt/FJSVlstm/bin:$PATH
export  PATH

LANG(必須)

環境変数LANGは、必ず設定します。

運用コマンドを実行する環境の文字コード系を指定する環境変数です。

帳票管理サーバがSolarisの場合は、List Manager 管理データベースの文字コードと合致するロケールを設定します。
帳票管理サーバがLinuxの場合は、システムの文字コード系と合致するロケールを設定します。

指定できる値

説明

ja_JP.PCK

List Manager 管理データベースのキャラクタ・セットが、Shift-JISコード系の場合に指定します。帳票管理サーバがSolarisの場合に指定できます。

ja_JP.UTF-8

帳票管理サーバがSolarisの場合は、List Manager 管理データベースのキャラクタ・セットが、UNICODE(UTF8)コード系の場合に指定します。

帳票管理サーバがLinuxの場合、システムの文字コード系はUNICODE(UTF8)コード系のため、ja_JP.UTF-8を指定します。

ja_JP.eucJP

List Manager 管理データベースのキャラクタ・セットが、EUCコード系の場合に指定します。帳票管理サーバがSolarisの場合に指定できます。

注意

上記以外の値、またはシステムの文字コード系と異なる値を指定した場合、帳票出力時に日本語が正しく表示されません。

例:Bourne シェルを使用して環境変数LANGを指定する場合
Shift-JISコード系の場合
LANG=ja_JP.PCK
export  LANG
EUCコード系の場合
LANG=ja_JP.eucJP
export  LANG
UNICODE(UTF8)コード系の場合
LANG=ja_JP.UTF-8
export  LANG

NLS_LANG(必須)

環境変数NLS_LANGは、必ず設定します。

この環境変数には、List Manager管理データベースの文字コードを指定します。ここで指定する文字コード系は、帳票管理サーバの環境設定ファイルのDBCharCodeキーで設定した文字コード系と合致させてください。

指定できる値

説明

Japanese_Japan.JA16SJIS
Japanese_Japan.JA16SJISYEN
Japanese_Japan.JA16SJISTILDE

List Manager 管理データベースの文字コード系がShift-JISコード系の場合に指定します。

Japanese_Japan.UTF8

List Manager 管理データベースの文字コード系がUNICODE(UTF8)コード系の場合に指定します。

Japanese_Japan.JA16EUC
Japanese_Japan.JA16EUCYEN
Japanese_Japan.JA16EUCTILDE

List Manager 管理データベースの文字コード系がEUCコード系の場合に指定します。

例:Bourne シェルを使用して環境変数NLS_LANGを指定する場合
Shift-JISコード系の場合
NLS_LANG=Japanese_Japan.JA16SJIS
export  NLS_LANG
EUCコード系の場合
NLS_LANG=Japanese_Japan.JA16EUC
export  NLS_LANG
UNICODE(UTF8)コード系の場合
NLS_LANG=Japanese_Japan.UTF8
export  NLS_LANG