List Managerの運用中に、ハードウェア環境の変更に伴って帳票出力サーバを移行する場合に必要な作業を、以下に示します。
手順 | 帳票出力サーバの追加手順 | 移行元の 帳票出力サーバ | 移行先の 帳票出力サーバ |
---|---|---|---|
1 | 帳票出力サーバの資源の退避 | ○ | - |
2 | 帳票資源の退避 | 〇 | - |
3 | 帳票出力サーバの導入・構築 | - | ○ |
4 | 帳票出力サーバの資源の復元 | - | ○ |
5 | 帳票資源の復元 | - | ○ |
○:必要
-:不要
1.帳票出力サーバの資源の退避
移行元の帳票出力サーバで、資源を退避します。
退避の手順を、以下に示します。
List Manager Agentを停止します。
List Manager Agentの停止方法については、以下を参照してください。
⇒“4.3 List Manager Agentの起動/停止”
以下の資源をコピーして、バックアップします。
資源 | 格納場所 |
---|---|
帳票出力サーバの環境設定ファイル | (List Works Print Agentインストールディレクトリ)\Listmanager¥conf¥listmanager.conf) または (List Works Workstationモジュールインストールディレクトリ)¥Listmanager\conf¥listmanager.conf |
List Manager Agentを起動します。
List Manager Agentの起動方法については、以下を参照してください。
⇒“4.3 List Manager Agentの起動/停止”
2.帳票資源の退避
移行元の帳票出力サーバで、帳票資源を退避します。
帳票資源の格納場所を機能・運用形態に分けて示します。
List Manager帳票出力インタフェースを利用して帳票を配信している場合
資源 | 格納場所 |
---|---|
フォントファイル | 環境設定によってフォントを登録したときに指定した格納ディレクトリ(帳票の出力方法がPDFの場合のみ)(*1) |
帳票の出力方法がPDF 以外の場合、Windows® の外字エディタやCharset Manager で設定します。
帳票管理サーバの環境設定ファイル(listmanager.conf)のLmlcFormSendModeキーに「0」(転送しない)が指定されている場合は、以下の資源も退避します。
資源 | 格納場所 |
---|---|
帳票定義情報 | 帳票出力サーバの環境設定ファイル(listmanager.conf)のLmlcFormDirキーで指定した格納ディレクトリ(*1) |
メディア | 帳票出力サーバの環境設定ファイル(listmanager.conf)のLmlcMediaDirキーで指定した格納ディレクトリ(*1) |
キーと値の指定を省略している場合は、以下の格納ディレクトリを退避します。
(List Works Print Agentインストールディレクトリ)¥Listmanager\Agent¥resource¥ListCREATOR
または
(List Works Workstationモジュールインストールディレクトリ)¥Listmanager\Agent¥resource¥ListCREATOR
COBOL アプリケーション連携機能を利用して帳票を配信している場合
帳票管理サーバの環境設定ファイル(listmanager.conf)のLmcbRscSendModeキーに「0」(転送しない)が指定されている場合は、以下の資源も退避します。
資源 | 格納場所 |
---|---|
帳票定義情報 | 帳票出力サーバの環境設定ファイル(listmanager.conf)のLmcbMedDirキーで指定した格納ディレクトリ(*1) |
オーバレイ | 帳票出力サーバの環境設定ファイル(listmanager.conf)のLmcbOvdDirキーで指定した格納ディレクトリ(*1) |
メディア | 帳票出力サーバの環境設定ファイル(listmanager.conf)のLmcbMediaDirキーで指定した格納ディレクトリ(*1) |
キーと値の指定を省略している場合は、以下の格納ディレクトリを退避します。
(List Works Print Agentインストールディレクトリ)¥Listmanager\Agent¥resource¥COBOL
または
(List Works Workstationモジュールインストールディレクトリ)¥Listmanager\Agent¥resource¥COBOL
ホスト帳票連携機能を利用して帳票を配信している場合
資源 | 格納場所 |
---|---|
FCB/LPCI(MSP用) | [管理ディレクトリ(*1)]\res_agent\fcbe(*2)(*3) |
FCB/LPCI(XSP用) | [管理ディレクトリ(*1)]\res_agent\fcbe\xsp(*2)(*3) |
XTB1 | [管理ディレクトリ(*1)]\res_agent\xtb1 |
LCM1 | [管理ディレクトリ(*1)]\res_agent\lcm1 |
GRPH | [管理ディレクトリ(*1)]\res_agent\grph |
KOL1(ADJUST形式) | [管理ディレクトリ(*1)]\res_agent\kol1 |
KOL1(PLOP/X形式) | [管理ディレクトリ(*1)]\res_agent\JEFRES\overlay |
KOL2 | [管理ディレクトリ(*1)]\res_agent\kol4 |
KOL5 | [管理ディレクトリ(*1)]\res_agent\kol5 |
KOL6 | [管理ディレクトリ(*1)]\res_agent\kol6 |
VSPフォント | [管理ディレクトリ(*1)]\res_agent\JEFRES\pattern |
管理ディレクトリは、印刷資源管理機能または印刷資源適用機能をインストールしたときに指定したディレクトリです。
FCB/LPCIの資源は、グローバルサーバのオペレーティングシステムによって資源の格納場所が異なります。
MSPとXSPの両方のオペレーティングシステムにおいて共通の資源を使用したい場合は、FCB/LPCI(MSP用)とFCB/LPCI(XSP用)のそれぞれに資源を格納する必要があります。
格納場所の設定については、Charset Managerのマニュアルを参照してください
3.帳票出力サーバの導入・構築
移行先のマシンでList Manager Agentの導入および環境構築を行います。
List Manager Agentの導入・環境構築の詳細は、以下を参照してください。
⇒オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 セットアップガイド”
4.帳票出力サーバの資源の復元
移行先のマシンで、1.で退避したList Manager Agentの資源を復元します。
復元の手順を、以下に示します。
List Manager Agentを停止します。
List Manager Agentの停止方法については、以下を参照してください。
⇒“4.3 List Manager Agentの起動/停止”
バックアップされている帳票出力サーバの資源を、フォルダの階層構造は崩さずに格納場所に複写します。
資源 | 格納場所 |
---|---|
帳票出力サーバの環境設定ファイル | (List Works Print Agentインストールディレクトリ)\Listmanager¥conf¥listmanager.conf または (List Works Workstationモジュールインストールディレクトリ)¥Listmanager\conf¥listmanager.conf |
List Manager Agentを起動します。
List Manager Agentの起動方法については、以下を参照してください。
⇒“4.3 List Manager Agentの起動/停止”
5.帳票資源の復元
移行先の帳票出力サーバで、2.で退避した帳票資源を復元します。
帳票資源の格納場所を機能・運用形態に分けて示します。
List Manager帳票出力インタフェースを利用して帳票を配信している場合
資源 | 格納場所 |
---|---|
フォントファイル | 環境設定によってフォントを登録したときに指定した格納ディレクトリ(帳票の出力方法がPDFの場合のみ)(*1) |
帳票の出力方法がPDF 以外の場合、Windows® の外字エディタやCharset Manager で設定します。
帳票管理サーバの環境設定ファイル(listmanager.conf)のLmlcFormSendModeキーに「0」(転送しない)が指定されている場合は、以下の資源も復元します。
資源 | 格納場所 |
---|---|
帳票定義情報 | 帳票出力サーバの環境設定ファイル(listmanager.conf)のLmlcFormDirキーで指定した格納ディレクトリ(*1) |
メディア | 帳票出力サーバの環境設定ファイル(listmanager.conf)のLmlcMediaDirキーで指定した格納ディレクトリ(*1) |
キーと値の指定を省略している場合は、以下の格納ディレクトリを復元します。
(List Works Print Agentインストールディレクトリ)¥Listmanager\Agent¥resource¥ListCREATOR
または
(List Works Workstationモジュールインストールディレクトリ)¥Listmanager\Agent¥resource¥ListCREATOR
COBOL アプリケーション連携機能を利用して帳票を配信している場合
帳票管理サーバの環境設定ファイル(listmanager.conf)のLmcbRscSendModeキーに「0」(転送しない)が指定されている場合は、以下の資源も復元します。
資源 | 格納場所 |
---|---|
帳票定義情報 | 帳票出力サーバの環境設定ファイル(listmanager.conf)のLmcbMedDirキーで指定した格納ディレクトリ(*1) |
オーバレイ | 帳票出力サーバの環境設定ファイル(listmanager.conf)のLmcbOvdDirキーで指定した格納ディレクトリ(*1) |
メディア | 帳票出力サーバの環境設定ファイル(listmanager.conf)のLmcbMediaDirキーで指定した格納ディレクトリ(*1) |
キーと値の指定を省略している場合は、以下の格納ディレクトリを復元します。
(List Works Print Agentインストールディレクトリ)¥Listmanager\Agent¥resource¥COBOL
または
(List Works Workstationモジュールインストールディレクトリ)¥Listmanager\Agent¥resource¥COBOL
ホスト帳票連携機能を利用して帳票を配信している場合
資源 | 格納場所 |
---|---|
FCB/LPCI(MSP用) | [管理ディレクトリ(*1)]\res_agent\fcbe(*2)(*3) |
FCB/LPCI(XSP用) | [管理ディレクトリ(*1)]\res_agent\fcbe\xsp(*2)(*3) |
XTB1 | [管理ディレクトリ(*1)]\res_agent\xtb1 |
LCM1 | [管理ディレクトリ(*1)]\res_agent\lcm1 |
GRPH | [管理ディレクトリ(*1)]\res_agent\grph |
KOL1(ADJUST形式) | [管理ディレクトリ(*1)]\res_agent\kol1 |
KOL1(PLOP/X形式) | [管理ディレクトリ(*1)]\res_agent\JEFRES\overlay |
KOL2 | [管理ディレクトリ(*1)]\res_agent\kol4 |
KOL5 | [管理ディレクトリ(*1)]\res_agent\kol5 |
KOL6 | [管理ディレクトリ(*1)]\res_agent\kol6 |
VSPフォント | [管理ディレクトリ(*1)]\res_agent\JEFRES\pattern |
管理ディレクトリは、印刷資源管理機能または印刷資源適用機能をインストールしたときに指定したディレクトリです。
FCB/LPCIの資源は、グローバルサーバのオペレーティングシステムによって資源の格納場所が異なります。
MSPとXSPの両方のオペレーティングシステムにおいて共通の資源を使用したい場合は、FCB/LPCI(MSP用)とFCB/LPCI(XSP用)のそれぞれに資源を格納する必要があります。
格納場所の設定については、Charset Managerのマニュアルを参照してください。