帳票の登録とは、ユーザアプリケーションの実行により帳票配信・出力に必要な資源を準備し、それらの情報を帳票管理サーバに登録することです。
帳票の登録は、帳票を出力するためのユーザアプリケーションを実行すると自動で行われます。
ユーザアプリケーションを実行してList Managerで帳票を配信・出力するまでの処理の流れについては、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 スタートガイド”の“1.5.2.1 帳票を配信・出力するまでの処理の流れ”を参照してください。
●帳票の登録後に配信するかどうかの指定
List Managerでは、帳票管理サーバへの帳票の登録後、帳票を配信するかどうかを指定できます。
以下のいずれかで、帳票作成後の出力指定に「出力する」または「出力しない(帳票の登録のみ行う)」を指定することで、帳票の登録後に配信するかどうかを指定できます。初期状態では、帳票作成後の出力指定は「出力する」となっています。
ユーザアプリケーション
List Manager帳票出力インタフェースを利用する場合のみ指定できます。
環境変数LM_OUTPUT_MODE
COBOLアプリケーション連携機能を利用する場合のみ指定できます。
帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)
論理あて先の編集コマンド(lmedtldコマンド)
指定方法の詳細については、それぞれ以下を参照してください。
ユーザアプリケーションまたは環境変数で指定する方法については、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 アプリケーション作成ガイド 帳票出力編”を参照してください。
環境設定コマンドで指定する方法については、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 セットアップガイド”を参照してください。
登録した帳票をまとめて配信したり、配信する帳票を限定して希望の時間に配信を開始したりするような運用を行う場合、帳票作成後の出力指定に「出力しない(帳票の登録のみ行う)」を指定します。このとき、帳票一覧画面では、帳票の出力状態は「登録」となります。帳票の配信を開始するには、帳票の配信を指示します。
●帳票の登録のみ行った場合の帳票の運用例
ここでは、帳票管理サーバに登録した帳票を、翌日に配信する場合の例について紹介します。
バッチ業務アプリケーションで帳票作成後の出力指定に「出力しない」を指定し、帳票管理サーバに帳票の登録のみ行います。翌日、帳票一覧画面や帳票管理サーバの運用コマンドで帳票の配信を指示すると、帳票の配信が開始されます。
以下に、帳票管理サーバに帳票の登録のみ行う場合の操作の流れについて示します。
バッチ業務アプリケーションで帳票作成後の出力指定に「出力しない」を指定します。
夜間に、帳票管理サーバ上のバッチ業務アプリケーションを実行します。
⇒帳票管理サーバに帳票の登録のみ行われます。
翌日に、帳票一覧画面や帳票の出力/出力中止コマンド(lmoprprintコマンド)で、帳票の配信を指示します。