帳票配信型の場合、帳票配信時に、帳票資源を帳票管理サーバから帳票出力サーバに転送できます。
帳票資源を転送せずに、帳票出力サーバに配置した帳票資源を使用する場合
データの転送量を削減でき、ネットワークの負荷を軽減できます。ただし、帳票資源が分散されてしまうため、帳票資源の管理が難しくなります。
帳票資源を帳票管理サーバから帳票出力サーバへ転送する場合
データの転送量は増加しますが、帳票資源を帳票管理サーバ側で一元管理できるため、帳票資源の管理が容易になります。
また、帳票定義情報とメディアデータファイルは、転送した帳票資源をそのまま帳票出力サーバに配置し、帳票資源が帳票管理サーバ側で更新された場合のみ帳票資源を転送させることもできます。
帳票資源の管理方法と転送方法は、帳票管理サーバの環境設定ファイルの帳票定義情報の管理モードと転送モードで設定します。設定方法については、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 セットアップガイド”を参照してください。
List Manager帳票出力インタフェースを利用して帳票を配信する場合
帳票定義情報の管理モード:LmlcFormManageModeキー
帳票定義情報の転送モード:LmlcFormSendModeキー
COBOLアプリケーション連携機能を利用して帳票を配信する場合
帳票定義情報の管理モード:LmcbRscManageModeキー
帳票定義情報の転送モード:LmcbRscSendModeキー
●List Manager帳票出力インタフェースを利用して帳票を配信する場合
帳票資源 | 転送/出力後の、帳票出力サーバにおける帳票資源の扱い | ||
---|---|---|---|
帳票管理サーバの環境設定ファイルの指定 | |||
帳票定義情報の管理モード | 帳票定義情報の転送モード | ||
帳票定義情報 | 使用しない | 転送しない | 帳票出力後、削除されない |
転送する | 帳票出力サーバの作業ディレクトリ(*1)配下の一時ディレクトリに配置され、帳票出力後に削除される | ||
新しい場合のみ転送する | 帳票出力サーバの古い帳票定義情報を削除後、帳票出力サーバの環境設定ファイルのLmlcFormDirキーで指定したディレクトリに配置され、帳票出力後は削除されない | ||
使用する | - | 必ず帳票出力サーバへ転送され、帳票出力サーバの作業ディレクトリ(*1)配下の一時ディレクトリに配置され、帳票出力後に削除される | |
入力データ | 帳票出力サーバの作業ディレクトリ(*1)配下の一時ディレクトリに配置され、帳票出力後に削除される | ||
メディアデータファイル |
| ||
情報ファイル | 帳票出力サーバの作業ディレクトリ(*1)配下の一時ディレクトリに配置され、帳票出力後に削除される | ||
List Manager管理情報ファイル | |||
PDFファイルに添付するファイル | |||
PDFメール配信時のメールに添付するファイル | |||
PDFメールテンプレートファイル | |||
組合せフォーム定義ファイル |
*1:
作業ディレクトリは、以下の優先順序で有効となります。
1. 帳票出力サーバの環境設定ファイルのLmlcWorkDirキーで指定したディレクトリ
2. 環境変数TMPまたはTEMPに指定したディレクトリ
●COBOLアプリケーション連携機能を利用して帳票を配信する場合
帳票資源 | 転送/出力後の、帳票出力サーバにおける帳票資源の扱い | ||
---|---|---|---|
帳票管理サーバの環境設定ファイルの指定 | |||
帳票定義情報の管理モード | 帳票定義情報の転送モード | ||
帳票定義情報 (帳票定義体、 | 使用しない | 転送しない | 帳票出力後、削除されない |
転送する | 帳票出力サーバの作業ディレクトリ(*1)配下の一時ディレクトリに配置され、帳票出力後に削除される | ||
新しい場合のみ転送する | 帳票出力サーバの古い帳票定義情報を削除後、帳票出力サーバの環境設定ファイルのLmcbMedDirキー/LmcbOvdDirキー(オーバレイの場合)で指定したディレクトリに配置され、帳票出力後は削除されない | ||
使用する | - | 必ず帳票出力サーバへ転送され、帳票出力サーバの作業ディレクトリ(*1)配下の一時ディレクトリに配置され、帳票出力後に削除される | |
組込みメディア | 使用しない | 転送しない | 帳票出力後、削除されない |
転送する | 帳票出力サーバの作業ディレクトリ(*1)配下の一時ディレクトリに配置され、帳票出力後に削除される | ||
新しい場合のみ転送する | |||
使用する | 転送しない | 帳票出力後、削除されない | |
転送する | 帳票出力サーバの作業ディレクトリ(*1)配下の一時ディレクトリに配置され、帳票出力後に削除される | ||
新しい場合のみ転送する | |||
初期化ファイル | 帳票出力サーバの作業ディレクトリ(*1)配下の一時ディレクトリに配置され、帳票出力後に削除される | ||
PDFメール配信時のメールに添付するファイル | |||
PDFメールテンプレートファイル |
*1:
作業ディレクトリは、以下の優先順序で有効となります。
1. 帳票出力サーバの環境設定ファイルのLmcbWorkDirキーで指定したディレクトリ
2. 環境変数TMPまたはTEMPに指定したディレクトリ