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Interstage List Works for Modernization V11.0.0 帳票印刷配信機能セットアップガイド クラスタ編

14.1 List Managerにおけるマルチサーバ運用とは

List Managerでは、以下を実現するために、マルチサーバ環境でList Managerを運用する「マルチサーバ運用」をサポートしています。

ポイント

ホスト帳票連携機能利用時は、未サポートです。

以下に、List Managerにおけるマルチサーバ運用について説明します。

マルチサーバ運用とは

List Managerにおけるマルチサーバ運用では、あらかじめ設定された条件(サーバの稼動状況など)に基づいて、複数の帳票管理サーバに処理を分散させる「並列運用型」をサポートしています。

「並列運用型」の運用では、複数の帳票管理サーバを並列で動作させ、以下の負荷を各帳票管理サーバで分散します。

また、あるサーバを縮退運転/停止しても、その他のサーバで要求処理を行うため、List Managerの配信・出力システムを停止させることなく、以下のことができます。

以下に、マルチサーバ運用(並列運用型)の概要を示します。

                1) 通常、複数の帳票管理サーバで運用し、負荷分散装置で処理を分散しています。
                2) 帳票管理サーバAに異常が発生した場合、帳票管理サーバAの業務が停止します。
                3) 帳票管理サーバAの業務は、その他の帳票管理サーバに振り分けられます。

List Managerをマルチサーバ環境で運用するには、負荷分散装置を利用します。

List Managerでは、「並列運用型」のマルチサーバ運用において、複数の帳票管理サーバが同時に動作させるために、List Managerの帳票資源やList Manager管理データベースの資源を共用ディスクを利用して管理します。

注意

クラスタ運用とマルチサーバ運用を同一システム内に混在させることはできません。