データベース構築スクリプトを使用して、Symfowareの環境設定とクラスタシステムへのRDBシステムの登録を行います。
以下の手順に従って、運用ノードで、Symfowareの環境設定およびRDBシステムの登録を行います。
複写した以下のデータベース構築スクリプトを、テキストエディタで開いて編集します。
create_lmrdbsys.sh
create_pre_lmrdbsys.sh
Symfowareをインストールしたマシンの環境に合わせて、以下の情報を編集します。
キー | 編集内容 |
---|---|
LANG | Symfowareをインストールしたときの、OSのデフォルトロケールを指定します。
|
テンポラリログファイル用/RDBディクショナリ用のボリュームのパスに変更します。
ここでは、“6.3 共用ディスク上に作成するボリュームについて”で作成したテンポラリログファイル用のローデバイス「volume0005」とRDBディクショナリ用のローデバイス「volume0003」を指定します。
編集箇所を、太字下線で示します。
# -------------------------------- # Making of temporary log file # -------------------------------- rdblog -G -t -c 100M /dev/sfdsk/class0001/rdsk/volume0005 -in -in 500M 500M 350 # -------------------------------------------------------------- # Making of RDB dictionary # -------------------------------------------------------------- rdbcrdic -r /dev/sfdsk/class0001/rdsk/volume0003 -u L -du 2M
データベース構築スクリプトを実行します。
データベース構築スクリプト(create_lmrdbsys.sh)を実行し、RDBシステムを構築します。
クラスタの初期設定で指定した待機ノードのCFノード名をパラメーターに-nオプションを指定します。クラスタの初期設定については、“PRIMECLUSTER導入運用手引書”を参照してください。
以下に、コマンド実行例を示します。
例:待機ノードのCFノード名にlm078を使用する場合
cd /var/opt/FJSVlstm/db/symfoware/create ./create_lmrdbsys.sh -n lm078
注意
パラメーターに運用ノードのCFノード名を指定しないでください。
データベース構築スクリプト(create_lmrdbsys.sh)の実行時に、以下の環境変数の設定を行わないでください。
LC_* (“LC_”から始まる環境変数)
ポイント
CFノード名については、“PRIMECLUSTER導入運用手引書”を参照してください。
データベース構築スクリプトの詳細については、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 セットアップガイド”を参照してください。
ログファイルを確認します。
データベース構築スクリプトの実行が完了したら、ログファイル(create_lmrdbsys.log)を参照し、データベースの構築中にエラーが発生していないことを確認します。ログファイルは、データベース構築スクリプトの実行カレントディレクトリに出力されます。