ZFSファイルシステムを作成する方法を説明します。クラスタを構成するどちらか一方のノードで以下の手順を実施してください。
ZFSストレージプールを作成します。
zpool createコマンドによりZFSストレージプールを作成します。
以下の例では、ストレージプール名がapp、GDSの物理特殊ファイル(/dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0001)を使用しています。
# zpool create app /dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0001 # zfs list -r app NAME USED AVAIL REFER MOUNTPOINT app 178K 129G 28.5K /app
使用するコマンドの詳細については“Solaris ZFS管理ガイド”を参照してください。
上記の例のように、ZFSストレージプールを作成すると最上位のZFSファイルシステムが自動的に作成されます。
ZFSファイルシステムを作成します。
zfs createコマンドによりZFSファイルシステムを作成します。
以下の例では、非レガシーファイルシステムapp/dataを作成しています。
# zfs create app/data # zfs list -r app NAME USED AVAIL REFER MOUNTPOINT app 178K 129G 28.5K /app app/data 24.5K 129G 24.5K /app/data
レガシーファイルシステムを作成する場合、mountpointプロパティをlegacyに設定します。
以下はファイルシステムapp/dataをlegacyに設定する例です。
# zfs set mountpoint=legacy app/data
参考
zfs createでファイルシステムを作成する際に“-o mountpoint=legacy”を指定してmountpointプロパティを設定しても構いません。
ZFSストレージプールをexportします。
zpool exportコマンドにより、上記で作成したZFSストレージプールをexportします。
# zpool export app
注意
運用上の注意については、“PRIMECLUSTER 導入運用手引書”の“6.4.1.3 運用上の注意”、“PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書”の“A.2.10 ZFS ブート環境におけるシステムディスクのミラーリング”および“A.2.42 ZFSを使用する場合”を参照してください。