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Interstage List Works for Modernization V11.0.0 帳票印刷配信機能セットアップガイド クラスタ編

6.6.2 ZFSファイルシステムの作成(ZFSファイルシステムの場合)

ZFSファイルシステムを作成する方法を説明します。クラスタを構成するどちらか一方のノードで以下の手順を実施してください。

=操作手順=
  1. ZFSストレージプールを作成します。

    zpool createコマンドによりZFSストレージプールを作成します。

    以下の例では、ストレージプール名がapp、GDSの物理特殊ファイル(/dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0001)を使用しています。

    # zpool create app /dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0001
    # zfs list -r app
    NAME USED AVAIL REFER MOUNTPOINT
    app 178K 129G 28.5K /app

    使用するコマンドの詳細については“Solaris ZFS管理ガイド”を参照してください。

    上記の例のように、ZFSストレージプールを作成すると最上位のZFSファイルシステムが自動的に作成されます。

  2. ZFSファイルシステムを作成します。

    zfs createコマンドによりZFSファイルシステムを作成します。

    以下の例では、非レガシーファイルシステムapp/dataを作成しています。

    # zfs create app/data
    # zfs list -r app
    NAME USED AVAIL REFER MOUNTPOINT
    app 178K 129G 28.5K /app
    app/data 24.5K 129G 24.5K /app/data

    レガシーファイルシステムを作成する場合、mountpointプロパティをlegacyに設定します。

    以下はファイルシステムapp/dataをlegacyに設定する例です。

    # zfs set mountpoint=legacy app/data

    参考

    zfs createでファイルシステムを作成する際に“-o mountpoint=legacy”を指定してmountpointプロパティを設定しても構いません。

  3. ZFSストレージプールをexportします。

    zpool exportコマンドにより、上記で作成したZFSストレージプールをexportします。

    # zpool export app

    注意

    運用上の注意については、“PRIMECLUSTER 導入運用手引書”の“6.4.1.3 運用上の注意”、“PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書”の“A.2.10 ZFS ブート環境におけるシステムディスクのミラーリング”および“A.2.42 ZFSを使用する場合”を参照してください。