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Interstage List Works for Modernization V11.0.0 帳票印刷配信機能セットアップガイド クラスタ編

6.5 GDSの初期設定

PRIMECLUSTERのGDS(Global Disk Services)は、ディスク装置の可用性と運用管理性を向上させるボリューム管理ソフトウェアです。共用ディスクをGDSで管理することにより、ハードウェアの故障からデータを保護し、共用ディスクの運用管理を支援します。

GDSを利用して共用ディスクの設定を行うには、共用ディスクをディスククラス(Disk Class)に登録し、ディスクグループに論理ボリュームを作成します。

ここでは、ミラーボリュームを使用した場合の例で操作を説明します。

その他の種類のボリュームの操作については、“PRIMECLUSTER導入運用手引書”を参照してください。

GDSの初期設定は、以下の手順で行います。

=操作手順=
  1. PRIMECLUSTERのWeb-Based Admin View画面で[Global Disk Services]ボタンをクリックします。

    ⇒Global Disk Services画面が表示されます。

  2. メニューの[設定]-[クラス構成設定]を選択します。

    ⇒クラス/グループ/ボリュームの設定を行う画面が表示されます。

  3. [クラス構成設定]タブをクリックして、クラス構成ディスクを指定します。

    「クラス名」に「新規」を選択し、「物理ディスク」から登録する物理ディスクを選択して[追加]ボタンをクリックします。

    ⇒メッセージが表示されます。

  4. 内容を確認して、[はい]ボタンをクリックします。

    注意

    ディスクをクラス構成ディスクに設定すると、内容が失われます。
    ディスクに必要な情報がある場合は、あらかじめ内容をバックアップしておいてください。

    ⇒クラス属性定義画面が表示されます。

  5. 「クラス名」および「タイプ」を以下のように指定し、[完了]ボタンをクリックします。

    クラス名:

    class0001

    タイプ:

    shared

    ⇒クラス/グループ/ボリュームの設定を行う画面が表示されます。「クラス構成ディスク」にディスクが追加されます。

  6. [グループ構成設定]タブをクリックして、グループに追加するディスクを指定します。

    ここでは、「グループ名」に「新規」を選択し、「クラス構成ディスク/グループ」からグループに追加するディスク「diskmplb0001」(手順5で追加したディスク)を選択して、[追加]ボタンをクリックします。

    ⇒グループ属性定義画面が表示されます。

  7. 「グループ名」および「タイプ」を以下のように指定し、[完了]ボタンをクリックします。

    グループ名:

    group0001

    タイプ:

    mirror

    ⇒クラス/グループ/ボリュームの設定を行う画面が表示されます。「グループ構成ディスク/グループ」にディスクが追加されます。

  8. [ボリューム構成設定]タブをクリックして、グループのボリュームを設定します。

    「グループ/ディスク一覧」から、手順7で作成したグループを選択します。

  9. ボリューム図で「未使用」を選択し、「ボリューム名」、「ボリュームサイズ」、および属性を指定して、[追加]ボタンをクリックします。

    ボリューム名については、以下を参照してください。
    ⇒“6.3 共用ディスク上に作成するボリュームについて

    ボリュームサイズの見積もりについては、製品に添付の“インストールガイド”を参照してください。

    また、ボリュームの属性は、運用に合わせて設定してください。

    ⇒設定した情報がボリューム図に反映されます。

  10. [完了]ボタンをクリックします。

    ⇒Global Disk Services画面が表示されます。
    「ボリューム情報」にボリュームが追加され、「ディスク情報」にディスクが追加されます。(運用系ノードおよび待機系ノードともに追加されます。)