ここでは、帳票出力サーバとメッセージ通知クライアントの通信環境を設定するコマンドについて説明します。
setenvmsgコマンド(帳票出力サーバとメッセージ通知クライアントの通信環境を設定する)
[機能]
IPv4/IPv6デュアルスタック環境における、帳票出力サーバとメッセージ通知クライアントの通信を行うプロトコル(IPv4またはIPv6)の設定を表示/変更します。
[記述形式]
[説明]
オプションについて説明します。
動作モードを指定します。
環境設定の情報を表示します。
環境設定の情報を変更します。
以下の区分名を指定します。
区分名 | 区分内容 |
---|---|
NET | 帳票出力サーバとメッセージ通知クライアントの通信に関する設定 List Manager Agentで設定する場合は、帳票出力サーバの環境設定ファイルで、MsgNoticeキーに「1」を指定した場合のみ有効です。 |
-gオプションで指定した区分名に対応する設定項目と設定値を「設定項目=設定値」の形式で指定します。
-aオプションで動作モードに「GET」を指定した場合は、このオプションは無効になります。
以下に区分名ごとの設定項目と設定値を示します。
List Manager Agentで設定する場合は、帳票出力サーバの環境設定ファイルで、MsgNoticeキーに「1」を指定した場合のみ有効です。
設定項目 | 項目の概要 | 設定値 | 初期値 |
---|---|---|---|
PROTOCOL | 通信時に使用するプロトコルの設定を表示/変更します。 | 0~3の整数値を指定します。 本設定を有効にするには、コンピュータの再起動が必要です。 0:IPv4のみ IPv4だけを使用して通信を行います。IPv4/IPv6デュアルスタック環境でIPv4だけを使用する場合に指定してください。 1:IPv4優先 IPv4を優先的に利用して通信を行います。帳票出力サーバまたはメッセージ通知クライアントのいずれか一方が旧バージョンでありIPv6環境をサポートしていない場合に指定してください。 2:IPv6優先 IPv6を優先的に利用して通信を行います。IPv4とIPv6の両方の情報が取得された場合、IPv6を使用して通信します。IPv4/IPv6デュアルスタック環境においてIPv6で通信したい場合に指定してください。 3:Windowsの仕様どおりに通信する Windowsから最初に取得できた情報を使用して通信します。 IPv4/IPv6デュアルスタック環境で使用する場合は、1(IPv4 優先)、2(IPv6 優先)、3(Windowsの仕様どおりに通信する)のいずれかを指定してください。 | 0 |
[記述例]
帳票出力サーバとメッセージ通知クライアントの通信に関する設定内容を表示します。
setenvmsg -a GET -g NET
帳票出力サーバとメッセージ通知クライアントの通信に関する設定内容の表示例を以下に示します。
PROTOCOL :0 IPv4 Only
PROTOCOL :1 Dual Stack (IPv4)
PROTOCOL :2 Dual Stack (IPv6)
PROTOCOL :3 Dual Stack (Auto)
帳票出力サーバとメッセージ通知クライアントの通信を「IPv4優先」に変更します。
setenvmsg -a SET -g NET -i PROTOCOL=1
設定に成功すると、「環境設定を変更しました。新しい設定を有効にするには、コンピュータを再起動する必要があります。」のメッセージを出力します。
[復帰値]
復帰値を示します。
復帰値 | 意味 |
---|---|
0 | 正常終了 |
上記以外 | 異常終了 |