ホスト帳票連携機能とは、グローバルサーバと連携することで、従来、グローバルサーバで運用・出力していた帳票の配信・出力処理をList Managerで配信・出力する機能です。ホスト帳票連携型の運用形態でシステムを運用する場合、List Managerで配信・出力するには、ホスト連携プレミアムやホスト帳票受信サービスなどのホスト帳票連携製品/機能を経由する必要があります。ホスト帳票連携機能を利用すると、新たに帳票定義体を作成することなく、グローバルサーバの資産はそのままで、ユーザアプリケーションで指定した論理あて先(配信先)にホスト帳票を配信・出力することができます。
以下に、ホスト帳票連携機能(運用形態がホスト帳票連携型の場合)について示します。
注意
ホスト帳票連携型の運用形態は、帳票管理サーバがWindowsまたはSolarisの場合に利用できます。
帳票管理サーバがLinuxの場合、ホスト帳票ファイル転送運用の運用形態のみが利用可能です(ホスト帳票連携型の運用形態は利用できません)。ホスト帳票ファイル転送運用の詳細については、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 ホスト帳票連携ガイド”を参照してください。
注1:
帳票管理サーバがWindowsの場合に必要な製品です。
ホスト連携プレミアムには、以下の製品が統合されています。
- HOST PRINT
- FNA Server
- 通信制御サービス
- JEF拡張漢字サポート
なお、ホスト連携プレミアムは、2018年3月31日をもって販売停止されました。以降は、必要な製品を単品でご購入ください。
注2:
帳票管理サーバがSolarisの場合に必要な機能です。
1) グローバルサーバ上のユーザアプリケーションを実行すると、ホスト帳票が生成されます。 2) グローバルサーバから、ホスト連携プレミアムやホスト帳票受信サービスなどのホスト帳票連携製品/機能を 経由して、帳票管理サーバにホスト帳票が登録されます。 帳票管理サーバとグローバルサーバの接続形態はTCP/IPプロトコルを使用します。 3) ユーザアプリケーションで指定した論理あて先(配信先)に配信されます。 4) 帳票出力サーバで、配信された帳票が印刷、電子保存(Interstage List Manager互換のための機能)、PDFファ イル保存されます。
ポイント
ホスト帳票連携機能を利用して、帳票を配信・出力する場合の詳細については、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 ホスト帳票連携ガイド”を参照してください。
扱うことができるホスト帳票は以下のとおりです。
グローバルサーバのバッチアプリケーションで作成したスプール形式の帳票
OSIV APS/DSP経由で出力する、表示ファイルインタフェースの帳票
OSIV APSのデマンド出力帳票
●ホスト帳票連携時の出力機能
ホスト帳票連携時の出力機能では、ホスト帳票は、以下の方法で出力することができます。
印刷
以下の種類の印刷が可能です。
グローバルサーバのプリンタのエミュレーション出力(GDI印刷)
グローバルサーバのプリンタの互換印刷(GS互換印刷)
電子保存(Interstage List Manager互換のための機能)
PDFファイル保存