コンピュートインスタンスの高可用設定を使用していない環境において、コンピュートノードで異常が発生すると、LEFTCLUSTER状態になります。この場合の対処方法について説明します。
クラスタノードが実際に停止していることを確認してください。停止していない場合は停止させてください。
異常となったクラスタノードがLEFTCLUSTER状態の場合、“PRIMECLUSTER Cluster Foundation 導入運用手引書”の“5.2 LEFTCLUSTER からの回復”の手順を行ってください。
コンピュートノードの状態を確認し、コンピュートノードの復旧作業を行ってください。
コンピュートノードが自動で復旧してきた場合は、本手順は不要です。
クラスタノードの復旧作業を行ってください。
クラスタシステムを構成する任意の1ノードで以下のコマンドを実行し、クラスタノードがクラスタに参入していることを確認してください。
# cftool -n
NodeにすべてのノードのCFノード名が表示されること、StateがUPであることを確認してください。
例
# cftool -n Node Number State Os Cpu node1 1 UP Linux EM64T node2 2 UP Linux EM64T
NodeにすべてのノードのCFノード名が表示されること、StateがUPであることを確認してください。
その後の操作については、“7.2 PRIMECLUSTERシステムの運用操作”を参照してください。
コンピュートインスタンスの高可用設定を使用している環境において、生存優先度が低いクラスタノードが存在するコンピュートノードで異常が発生した場合、そのクラスタノードは他のコンピュートノードに移動されません。この場合の対処方法について説明します。
directorまたはコントローラノードで、以下の手順を実施して、クラスタノードを別のコンピュートノードに移動させてください。
以下のコマンドを実行し、異常が発生したコンピュートノード上のクラスタノードの状態をリセットします。
例)クラスタノードのインスタンス名がinstance1の場合
$ nova reset-state instance1
手順1.を実施後、異常が発生したコンピュートノード上のクラスタノードが自動で別のコンピュートノードに移動されない場合、以下のコマンドを実行し移動してください。
例)クラスタノードのインスタンス名がinstance1の場合
$ nova evacuate instance1
novaコマンドの詳細については、Red Hat社のRHOSPのマニュアルを参照してください。
クラスタシステムを構成する任意の1ノードで以下のコマンドを実行し、クラスタノードがクラスタに参入していることを確認してください。
# cftool -n
NodeにすべてのノードのCFノード名が表示されること、StateがUPであることを確認してください。
例
# cftool -n Node Number State Os Cpu node1 1 UP Linux EM64T node2 2 UP Linux EM64T
NodeにすべてのノードのCFノード名が表示されること、StateがUPであることを確認してください。
その後の操作については、“7.2 PRIMECLUSTERシステムの運用操作”を参照してください。
コンピュートノードの状態を確認し、コンピュートノードの復旧作業を行ってください。
コンピュートノードが自動で復旧してきた場合は、本手順は不要です。