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PRIMECLUSTER  導入運用手引書 4.7

C.1.2 FJQSS(資料採取ツール)による資料採取

手順は以下のとおりです。

  1. 以下のコマンドを実行します。

    # /opt/FJSVqstl/fjqss_collect
  2. 製品選択画面が表示されますので、調査資料を採取する製品の番号を指定して[Enter]を入力します。

    以下のいずれかを選択します。

    • PRIMECLUSTER Enterprise Edition

    • PRIMECLUSTER HA Server

    • PRIMECLUSTER Clustering Base

    • PRIMECLUSTER Lite Pack

    GDS、GLSがインストールされている場合は、上記を選択すると、それらの製品を含むPRIMECLUSTERの調査資料を一括して採取できます。

  3. 表示される画面の指示に従い、"Y[Enter]"を入力します。

  4. 資料採取が完了すると、調査資料の出力先ディレクトリが表示されます。表示されたディレクトリに調査資料が作成されていることを確認します。

  5. 調査資料の出力先ディレクトリの配下に以下のファイルが作成されます。このファイルをカスタマサポート担当者までお送りください。

    resultYYYYMMDDHHMMSS.tar.gz

    (YYYYMMDDHHMMSS: 資料採取を実行した年月日時分秒)

参照

FJQSS(資料採取ツール)と使用方法について

FJQSS(資料採取ツール)により、トラブル調査に必要な情報を採取できます。FJQSSについては、製品のインストール媒体に同梱されている“FJQSS(資料採取ツール)ユーザーズガイド”を参照してください。

FJQSSユーザーズガイドを参照するには、製品のインストール媒体の以下のファイルをブラウザから開きます。

documents/fjqss-manual_sollnx/index_jp.html

参考

FJQSS(資料採取ツール)の実行に必要なディレクトリの空き容量について

  • FJQSS(資料採取ツール)の実行に必要な出力先ディレクトリと作業ディレクトリの容量については、FJQSSユーザーズガイドを確認してください。空き容量が不足している場合は、空き容量を確保するか、出力先ディレクトリを空き容量の大きなディレクトリに変更して、コマンドを実行してください。

  • FJQSS(資料採取ツール)の作業ディレクトリを変更しても、PRIMECLUSTERの資料採取の作業ディレクトリは変更できません。そのため、作業ディレクトリを変更したい場合は、fjsnapコマンドまたはpclsnapコマンドを使用してください。

  • FJQSSユーザーズガイドに記載されている出力先ディレクトリと作業ディレクトリ以外に、PRIMECLUSTERでは以下のディレクトリを使用します。以下のディレクトリの空き容量を確認してください。空き容量が不足している場合は、空き容量を確保してからコマンドを実行してください。

    • /opt/SMAW/SMAWRrms 配下

      ディスク所要量:
      以下のディレクトリとファイルの容量を一時的に使用します。duコマンドを使用して、以下のディレクトリとファイルのサイズを計算して見積もってください。

      • /var/opt/SMAWRrms/log

      • /var/log/messages*

    • /var/opt/FJSVcluster/data/TRC 配下

      ディスク所要量:2MB程度

    • /var/opt/FJSVsfcfs/log 配下

      ディスク所要量:
      使用するGlobal File Services共用ファイルシステム
      1個あたり: 11.3MB (固定)
      最大 (10個): 113MB (固定)

    • /tmp 配下

      ディスク所要量:
      使用するGlobal File Services共用ファイルシステム
      1個あたり: 34.6KB (最大)
      最大 (10個): 346KB (最大)