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PRIMECLUSTER  導入運用手引書 4.7

C.1 トラブル調査情報の採取方法

PRIMECLUSTERシステムに障害が発生した場合は、調査に必要な以下の情報を、クラスタを構成する、すべてのノード、およびクラスタ管理サーバから採取します。それからカスタマサポート担当者に連絡してください。

  1. PRIMECLUSTER の調査情報

    • fjsnapまたはFJQSSを使用して、エラー調査に必要な情報を採取します。

      FJQSS対応している他のミドルウェア製品と同時に資料採取したい場合は、FJQSSを使用します。

    • システムの調査情報を採取します。

    • クライアントのJava実行ログを採取します。

      “PRIMECLUSTER Web-Based Admin View 操作手引書”の“付録B.2.2 Java実行ログ”を参照してください。

    • クライアントの画面のハードコピーを採取します。

      “PRIMECLUSTER Web-Based Admin View 操作手引書”の“付録B.2.3 画面のハードコピー”を参照してください。

  2. アプリケーションに障害が発生している場合は、アプリケーションの調査用資料

  3. クラッシュダンプ

    障害が発生したノードで再起動が可能な場合、OS再起動を行う前に手動でクラッシュダンプを採取してください。OSに起因する障害の場合、クラッシュダンプが有用となります。

    例)予期せぬリソース故障により切替えが発生した場合

    クラスタアプリケーションの切替えが完了した後、リソース故障が発生したノードでクラッシュダンプを採取します。

    クラッシュダンプの詳細については、“C.1.3 クラッシュダンプ”を参照してください。

  4. 障害が再現可能な場合には、障害再現手順マニュアル

参考

  • 問題を報告する際は、エラー調査に必要な情報を採取します。問題の確認および障害再現の実行のために情報を提供しないと、問題を再現および診断するのに時間がかかるか、それが不可能となる場合があります。また、トラブルシューティングが不可能になる場合もあります。

  • 調査用資料はPRIMECLUSTER システムのすべてのノードから速やかに採取します。とくにfjsnapまたはFJQSSが採取する情報は、障害の発生後に時間が長く経過すると、必要な情報が失われてしまうことがあります。

参照

調査情報の採取手順については、"Linuxユーザーズマニュアル" を参照してください。