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PRIMECLUSTER  導入運用手引書 4.7

10.3 クラスタアプリケーションの変更

ここでは、クラスタアプリケーションの変更方法について説明します。

◆操作の流れ

◆操作手順

  1. 全ノードのRMSを停止します。

    RMSを起動している場合は、“7.2.1.2 RMSを停止する”を参照して、全ノードのRMSを停止してください。

  2. RMS Wizardでクラスタアプリケーションの構成を変更します。

    1. いずれかのクラスタノードにログインし、システム管理者権限になります。

    2. RMS Wizardを起動します。

      hvw -n configuration file コマンドを実行します。“configuration file”には、変更したい構成が定義されているconfigurationファイル名を指定してください。

      configurationファイル名(testconf)としてRMS Wizardを起動する例:

      # /opt/SMAW/SMAWRrms/bin/hvw -n testconf
    3. “Main configuration menu”の“Application-Edit”を選択します。

      ●スタンバイ運用のクラスタアプリケーションの変更の場合

      1. “Application selection menu”で 構成変更を行うuserApplicationを選択します。選択項目が複数表示されている場合、大文字のuserApplicationを選択してください。
        以下は、“APP1”を選択した例です。

      2. “turnkey wizard”が表示されます。変更する内容により、以下を選択してください。

        変更する内容

        選択項目

        userApplication名とリソース名に使用される識別子(ApplicationName からクラスタアプリケーション名とクラスタリソース名が決定される)

        “ApplicationName”

        userApplicationの属性

        “Machines+Basics”

        Cmdlineリソースの構成

        “CommandLines”

        Fsystemリソースの構成

        “LocalFileSystems”

        Gdsリソースの構成

        “Gds:Global-Disk-Services”

        Glsリソースの構成

        “Gls:Global-Link-Services”

        プロシジャリソースの構成

        “Procedure:XXXXXX”

      上記選択後の操作方法については、“6.7 クラスタアプリケーションの設定”を参照してください。

      構成変更後は、“SAVE+EXIT” を選択し “Application selection menu” に戻った後、“RETURN” を選択し “Main configuration menu” に戻ります。

      以下は、userApplicationの“AutoStartUp”属性を“no”から“yes”に変更する例です。

      1. “turnkey wizard”で“Machines+Basics”を選択します。

      2. “AutoStartUp”を選択します。

      3. “yes”を選択します。

      4. “AutoStartUp”が“yes”に変更されていることを確認し、“SAVE+EXIT”を選択します。

      5. “turnkey wizard”で、“SAVE+EXIT”を選択します。

      6. “Application selection menu”で“RETURN”を選択します。

      ●スケーラブル運用のクラスタアプリケーションの変更の場合

      注意

      スケーラブル運用のクラスタアプリケーションの構成要素となるスタンバイ運用のクラスタアプリケーションの変更は、前述の“スタンバイ運用のクラスタアプリケーションの変更の場合”を参照してください。

      1. “Application selection menu”で 構成変更を行うuserApplicationを選択します。
        選択項目が複数表示されている場合、大文字のuserApplicationを選択してください。
        以下は、“APP3”を選択した例です。

      2. “turnkey wizard "SCALABLE"”の“Controllers”を選択します。

      3. “Settings of application type "Controller"”が表示されます。変更する内容により、以下を選択してください。

        変更する内容

        選択項目

        スタンバイ運用クラスタアプリケーションの起動順番

        “ApplicationSequence”

        スタンバイ運用アプリケーションの削除

        “Controllers[*]”

        [補足]

        “Controllers[*]”の *は数字です。削除を行うスタンバイ運用のクラスタアプリケーションを選択してください。選択後の画面で、“NONE”を選択することで、スタンバイ運用のクラスタアプリケーションを削除します。
        上記選択後の操作方法については、“6.7 クラスタアプリケーションの設定”を参照してください。構成変更後は、“SAVE+EXIT” を選択し “Application selection menu” に戻った後、“RETURN” を選択し “Main configuration menu” に戻ります。

      以下は、userApplicationの“AutoStartUp”属性を“no”から“yes”に変更する例です。

      1. “turnkey wizard "SCALABLE"”で“Machines+Basics”を選択します。

      2. “Machines+Basics”の“(AutoStartUp=no)”を選択します。

      3. “yes”を選択します。

      4. “AutoStartUp”が“yes”に変更されていることを確認し、“SAVE+EXIT”を選択します。

      5. “turnkey wizard "SCALABLE"”で、“SAVE+EXIT”を選択します。

      6. “Application selection menu”で“RETURN”を選択します。

  3. “Main configuration menu”の“Configuration-Generate”を選択します。

  4. “Main configuration menu”の“Configuration-Activate”を選択します。

  5. “Main configuration menu”の“QUIT”を選択し、RMS Wizardを終了します。

  6. PRIMECLUSTER対応製品用のクラスタサービスのチェックを行います。

    クラスタシステムを構成する1ノードで以下のコマンドを実行してください。

    PRIMECLUSTER Wizard for NASを使用している場合は、実行不要です。

    # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrwzconfig -c
  7. PRIMECLUSTER対応製品用のクラスタサービスのチェックの結果、clrwzconfigコマンドが8050番のメッセージを出力した場合、PRIMECLUSTER対応製品用のクラスタサービスを再登録します。

    クラスタシステムを構成する1ノードで以下のコマンドを実行してください。

    PRIMECLUSTER Wizard for NASを使用している場合は、実行不要です。

    # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrwzconfig
  8. RMSを起動します。

    7.2.1.1 RMSを起動する”を参照して、RMSを起動してください。