対応時間とは
ITサービス管理ではチケットクローズ時にインシデント対応にかかった対応時間が計算されます。
初期設定では対応時間は以下のように設定されています。
非業務時間とは休日または深夜など業務を行っていない時間を指します。 なお、初期設定では非業務時間は計算されません。
格納するダイナミック・フィールド | 計算式 | 単位 |
---|---|---|
XITSMLeadTime | 対応の終了日時(XITSMCloseDate)-対応の開始日時(XITSMHappenedDate)-非業務時間 | 分 |
対応時間を計算するときの以下の値は、業務に合わせて設定することができます。
・非業務時間
・対応の開始日時、終了日時
・対応時間の単位
非業務時間を設定する
管理者でWebコンソール(運用者/管理者用)にログインします。
ナビゲーション・バーの[管理]をクリックします。
[システム管理]の[システムコンフィグ]をクリックします。
[選択した設定グループへ移動]で[Framework]を選択し、サブグループの[Core::Time::Calendar1]をクリックします。
非業務時間を設定します。設定する項目と設定方法については、「非業務時間の設定項目」を参照してください。
[更新]をクリックします。
項目名 | 説明 |
---|---|
TimeVacationDays::Calendar1 | 指定したカレンダーに定常的な休日を追加します。1~9は一桁の数字を指定してください(01~09ではありません)。 |
TimeVacationDaysOneTime::Calendar1 | 指定したカレンダーに一時休暇日を追加します。1~9は一桁の数字を指定してください(01~09ではありません)。 |
TimeWorkingHours::Calendar1 | チェックを入れて業務時間を定義します。 |
対応の開始日時と終了日時、対応時間の単位を設定する
管理者でWebコンソール(運用者/管理者用)にログインします。
ナビゲーション・バーの[管理]をクリックします。
[システム管理]の[管理用ジョブ]をクリックします。
[リスト]の[XITSMSetKPI2Field]をクリックします
[カスタムモジュールを実行]ウィジェットを開き、対応の開始日時、終了日時、対応時間の単位を設定します。設定するパラメーターキーと設定方法については、「カスタムモジュールの設定項目」を参照してください。
[送信]をクリックします。
パラメーターキー | 説明 |
---|---|
StartTime | 対応の開始日時として設定するダイナミック・フィールドです。日時タイプのダイナミック・フィールドを使用することができます。 |
EndTime | 対応の終了日時として設定するダイナミック・フィールドです。日時タイプのダイナミック・フィールドを使用することができます。 |
Calendar | 1を選択します。 |
KPILeadTime | 対応時間の単位によって以下のように設定します。 「分」を採用する場合:1 「時間」を採用する場合:2 |