RLPの構成要素を定義したRLP定義ファイルは、任意のファイル名で、任意のディレクトリに配置します。
ファイル名:任意
設定対象 :両システム
注意
両システムのRLP定義ファイルは、必ず同じ内容にしてください。また、配置先も両システムで同じディレクトリパス名のディレクトリに配置してください。
記述形式については、“D.1 各種パラメタファイルの記述形式について”を参照してください。
パラメタ名 | 指定内容 | 省略の |
---|---|---|
RLP_LOGGRP | ロググループ名 | (注1) |
RLM_OWN_SEND_DEVICE | 自側送信用RLMのファイル名 | 不可 |
RLM_OWN_RECV_DEVICE | 自側受信用RLMのファイル名 | 不可 |
TRANS_MODE | RERUNログの転送方式 | 不可 |
RLC_NUM | RLCの数 | 不可 |
RLC_SIZE | RLCファイルのサイズ | 不可 |
RLC_OWN_DEVICEn | n個目のRLCのファイル名 | 不可(注2) |
MNDB_RAW_DEVICE | BC管理DBを作成するローデバイス名またはディレクトリパス名 | (注3) |
MNDB_FILE | BC管理DBを作成するファイル名 | (注3) |
MNDB_SIZE | BC管理DBを作成するファイルのサイズ | 不可(注4) |
CONT_FILE_SIZE | RERUNログ引継ぎファイルのサイズ | 不可 |
注1) ユーザロググループに対しては省略不可。
注2)センター切替えを行わないシステムの場合、複写先システムのRLP定義ファイルでは省略可能。
注3) MNDB_RAW_DEVICEまたはMNDB_FILEのどちらかを指定します。
注4) MNDB_FILEを指定した場合省略不可。
RLP_LOGGRP = ロググループ名
DRレプリケーション対象とするロググループ名を指定します。
Symfoware/RDBのロググループ名を指定します。
スケーラブルログ運用を行っていて本パラメタを省略した場合、または“system”を指定した場合は、システムロググループが処理の対象となります。
ユーザロググループに対しては、本パラメタは省略できません。
RLM_OWN_SEND_DEVICE = 自側送信用RLMのファイル名
自側送信用RLMのファイル名を指定します。
任意のファイル名を、1023バイト以内の絶対パス名で指定します。
本パラメタは省略することはできません。
RLM_OWN_SEND_DEVICEに指定されたファイルがすでに存在する場合は、RLP環境の作成(lxrepdrcrtコマンド)が異常終了します。
RLM_OWN_SEND_DEVICE = 自側受信用RLMのファイル名
自側受信用RLMのファイル名を指定します。
任意のファイル名を、1023バイト以内の絶対パス名で指定します。
本パラメタは省略することはできません。
RLM_OWN_RECV_DEVICEに指定されたファイルがすでに存在する場合は、RLP環境の作成(lxrepdrcrtコマンド)が異常終了します。
TRANS_MODE = DRREP
RERUNログの転送方式を指定します。
DRREP:DRレプリケーション方式でRERUNログを取得します。
本パラメタは省略することはできません。
RLC_NUM = RLCファイル数
作成するRLC数を指定します。
RLCファイル数を3~64の値で指定します。
本パラメタは省略することはできません。
RLC_SIZE = RLCファイルサイズ
作成するRLCファイルのサイズを指定します。
10メガバイト以上のサイズを、単位の“K”または“M”を付加した形式で指定します。
本パラメタは省略することはできません。
RLC_OWN_DEVICEn = RLCファイル名 :
n個目のRLCファイル名を1023バイト以内の絶対パス名で指定します。RLC_NUMに設定した値の個数分定義します。
n:1~RLC_NUM
RLC_NUMに指定した値の行数を記述します。
例)RLC_NUMが3の場合
RLC_OWN_DEVICE1=/DRREP/rlc1
RLC_OWN_DEVICE2=/DRREP/rlc2
RLC_OWN_DEVICE3=/DRREP/rlc3
本パラメタは省略することはできません。
RLC_OWN_DEVICEnに指定されたファイルがすでに存在する場合は、RLP環境の作成(lxrepdrcrtコマンド)が異常終了します。
MNDB_RAW_DEVICE = RLP管理オブジェクト作成先ローデバイス名
RLP管理オブジェクトの作成先ローデバイス名を指定します。
本パラメタは、RLP管理オブジェクトの作成先をローデバイスとする場合にのみ記述します。
任意のローデバイスの名を指定します。
MNDB_RAW_DEVICEまたはMNDB_FILEのどちらかを指定します。
MNDB_FILE = RLP管理オブジェクト作成先ファイル名
RLP管理オブジェクトの作成先のファイル名を指定します。
本パラメタは、RLP管理オブジェクトの作成先をファイルとする場合にのみ記述します。
任意のファイル名を、255バイト以内の絶対パス名で指定します。
MNDB_RAW_DEVICEまたはMNDB_FILEのどちらかを指定します。
MNDB_SIZE = 全体スペース量 | 作成サイズ
RLP管理オブジェクトの全体スペース量または作成サイズ指定します。
6Mバイト~999Gバイトの範囲で、単位の“M”または“G”を付加した形式で指定します。
MNDB_FILEを指定した場合、省略することはできません。
全体スペース量:作成先にファイルを指定している場合に指定します。
作成サイズ :作成先にローデバイスを指定している場合に指定します。
CONT_FILE_SIZE = RERUNログ引継ぎファイルのサイズ
RERUNログ引継ぎファイルのサイズを指定します。
1~2097151の範囲で、単位の“M”を付加した形式で指定します。
本パラメタは省略することはできません。