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Linkexpress Replication optionV5.0L25 システム設計ガイド

C.4.1 DRレプリケーションで使用するメモリ量

DRレプリケーションで使用するメモリ量は、両システムでそれぞれに行います。

複写元システムの見積り式

複写元システムでDRレプリケーションが使用するメモリ量は、RDBシステムごとに以下の式で見積ります。

メモリ使用量 = 5メガバイト
               + 100バイト × ロググループ数
               + 400000バイト × RLP数
               + 200バイト × RLP数 × DSI数
               + RERUNログバッファサイズ × RERUNログバッファ枚数
               + 16バイト × RERUNログバッファ枚数
               + 3 × RERUNログバッファサイズ
               + 533360バイト
ロググループ数

RLPを作成したロググループの数です。

RLP数

1システム内で作成したRLPの数です。

DSI数

当該RLPに属するロググループ配下のDSI数です。

RERUNログバッファ枚数

AIログバッファ数です。

RERUNログバッファサイズ

RERUNログバッファサイズは以下の式で見積ります。

RERUNログバッファサイズ = テンポラリログファイルのブロック長× 4

複写先システムの見積り式

複写先システムでDRレプリケーションが使用するメモリ量は、RDBシステムごとに以下の式で見積ります。

メモリ使用量 = 26メガバイト
               + 100バイト × ロググループ数
               + 700000バイト × RLP数
               + 200バイト × RLP数 × DSI数
               + RERUNログバッファサイズ × ( RERUNログバッファ枚数 + 1 )
               + 16バイト × RERUNログバッファ枚数
               + 128バイト×(DSI数+順序数)× RLP数
               + 450000バイト × 反映常駐スレッド数 × RLP数
               + 533360バイト
ロググループ数

RLPを作成したロググループの数です。

RLP数

1システム内で作成したRLPの数です。

DSI数

当該RLPに属するロググループ配下のDSI数です。

RERUNログバッファサイズ

RERUNログバッファサイズは以下の式で見積ります。

RERUNログバッファサイズ = テンポラリログファイルのブロック長× 4
RERUNログバッファ枚数

AIログバッファ数です。

反映常駐スレッド数

RLP動作環境ファイルのREF_APPLY_MODEパラメタで指定した、反映常駐スレッド数です。

参照

反映常駐スレッド数の見積り方法は、“6.4.1.2 反映常駐スレッドの多重度数のチューニング”を参照してください。

RERUNログバッファ枚数の見積り

RERUNログバッファのメモリ量から、RERUNログバッファ枚数の見積りを行います。

RERUNログバッファ枚数の見積り式を以下に示します。

ロググループごとのRERUNログバッファ枚数
      =ロググループごとのRERUNログバッファのメモリ量 ÷ (テンポラリログファイルのブロック長×4)

参考

RERUNログバッファ1枚のサイズは、Symfoware Serverのテンポラリログファイル作成時に指定するブロック長の4倍になります。

ポイント

  • RERUNログバッファの性能情報は、Symfoware Serverのrdbsarコマンドで確認することができます。詳細は、“Symfoware Server コマンドリファレンス”の“rdbsar”を参照してください。

  • 見積ったRERUNログバッファ枚数は、BC構成パラメタファイルのRLC_BUFFパラメタに指定します。BC構成パラメタファイルの詳細は、“BC構成パラメタファイルの作成”を参照してください。