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Linkexpress Replication optionV5.0L25 システム設計ガイド

6.2.8 セキュアな環境での適用方法

セキュアな環境での適用方法について説明します。

DRレプリケーション管理者について

DRレプリケーションシステムの構築や運用は、データベース管理者がDRレプリケーション管理者として行ってください。DRレプリケーション管理者用のユーザIDについては、“6.2.6 ユーザIDの準備”を参照してください。

DRレプリケーションシステムの配置について

インターネットに接続しない外部から保護された環境(イントラネット内)で使用してください。

ログインユーザIDの監視

DRレプリケーション管理者用のユーザIDを作成して、実行履歴などを監視することを推奨します。

インストール環境の実行権について

インストール先のディレクトリやロードモジュールなどの権限を、DRレプリケーション管理者用のユーザIDだけが参照、更新および実行可能なように変更することを推奨します。

ファイルについて

複写先システムに転送するRLC退避ファイルは、暗号化ソフトによって暗号化してから転送してください。

その後、複写先システムでRLC退避ファイルを復号してから、複写先データベースに反映してください。

なお、ファイルの権限については、以下のように設定することを推奨します。

ファイル名

種類

所有者

グループ

アクセス権限

オーナー

グループ

RERUNログ引継ぎファイル

ファイル(注1)

root

root

rw-

---

---

RERUNログ抽出ファイル

ファイル(注1)

root

root

rw-

---

---

BC管理DB

ファイル(注1)またはローデバイス(注2)

root

root

rw-

---

---

RLCファイル

ファイル(注1)

root

root

rw-

---

---

RLM(送信用、受信用)

ファイル(注1)

root

root

rw-

---

---

BCログ管理ファイル

ファイル(注1)

root

root

rw-

---

---

資源識別子抽出ファイル

ファイル(注1)

root

root

rw-

---

---

RLC退避ファイル

ファイル(注1)

root

root

rw-

---

---

BC構成パラメタファイル

ファイル(注1)

root

root

rw-

---

---

RLP動作環境ファイル

ファイル(注1)

root

root

rw-

---

---

DRサーバ環境ファイル

ファイル(注1)

root

root

rw-

---

---

DRレプリケーション定義ファイル

ファイル(注1)

root

root

rw-

---

---

トレースバイナリファイル

ファイル(注1)

root

root

rw-

---

---

注1)管理者が管理するファイル。管理者がアクセス権を設定します。

r:参照可能

w:更新可能

root:管理者

注2)ローデバイスは、管理者がアクセス権を設定します。