表の作成者が複写先システムで行う手順を説明します。
作業ファイルの作成
OSのテキストエディタ等により、レプリケーションを行う表名の一覧を記入した作業用の情報ファイル(/lnkrep/repset1/script/inf.txt)を作成します。
受注スキーマ.受注表2020年04月 受注スキーマ.受注表2020年05月 受注スキーマ.受注表2020年06月 受注スキーマ.受注表2020年07月 受注スキーマ.受注表2020年08月 受注スキーマ.受注表2020年09月 受注スキーマ.伝票表 受注スキーマ.在庫表
定義ファイルの作成
手順1.で作成した情報ファイルを使用して、DBサービス定義の定義ファイル(/lnkrep/repset1/script/GRP0001.def)を作成します。
$ lxrepmkdef -k GEN -D ENTERPGS -g GRP0001 -d 受注管理データベース -port Symfoware Serverのデータベースクラスタのポート番号 -t /lnkrep/repset1/script/inf.txt -f /lnkrep/repset1/script
定義ファイルの編集
OSのテキストエディタ等により、手順2.で作成したDBサービス定義の定義ファイルを一部編集します。
~ 中略 ~ FILE = /lnkrep/repset1/logdata/REP_EXT_FILE
注意
lxrepmkdefコマンドで出力したDBサービス定義は、以下の場合、ITEMオペランドを修正する必要があります。
データベースの表にbytea型の列を定義している場合、または
データベースの表に精度の指定がないnumeric型の列を定義している場合
bytea型は'fblob(xxx)'、精度の指定がないnumeric型は‘zonei(xxx,xxx)'と表現されます。‘xxx'と表現された箇所を適切な値に編集してください。ITEMオペランドの記述形式については、“コマンドリファレンス”の“lxrepmkdefコマンド”を参照してください。
DBサービス定義
手順3.で編集したDBサービス定義の定義ファイルを使用して、DBサービス定義を登録します。
$ lxgensv -s SVC0001 -f /lnkrep/repset1/script/GRP0001.def
DBサービス定義の確認
DBサービス定義が正しく定義されていることを確認します。
$ lxdspsv -s SVC0001 FJSVlnkexp:lxdspsv:情報:DB21009:[SVC0001,30480] サービス状態表示を開始します LINKEXPRESS/DB DISPLAY FORMAT(TYPE2) Service Status Information name in-entry out-entry rep-entry service-group SVC0001 3 3 1 Replica-information No. name entry-member commit status 1 GRP0001 3 0 FF member REP0001 REP0002 REP0003 Service-information intable outtable No. name No. name type status 1 REP0001 local-m -- 1 REP0001 db-m FF 2 REP0002 local-m -- 2 REP0002 db-m FF 3 REP0003 local-m -- 3 REP0003 db-m FF Display End (2013-03-04 18:59:17) FJSVlnkexp:lxdspsv:情報:DB21010:[SVC0001,30480] サービス状態表示が正常終了しました
DBサービス運用の開始
DBサービスの運用を開始します。
$ lxintsv -s SVC0001
定義ファイルの保存
DBサービス定義の定義ファイルの名前を変更して保存します。
$ mv /lnkrep/repset1/script/GRP0001.def /lnkrep/repset1/script/GRP0001.gen
シェルスクリプトの作成手順について説明します。
Solarisの場合
サンプルの複写
OSのコマンドにより、Linkexpress Replication optionのインストール先に格納されているサンプルを複写します。
$ cp /opt/FSUNlnkre/SAMPLE/SYMFOPGS/LX_EVT_DEST_GRP_INIT.sh /lnkrep/repset1/script/LX_EVT_DEST_GRP_INIT.sh $ cp /opt/FSUNlnkre/SAMPLE/SYMFOPGS/LX_EVT_STRDB_GRP_DIFF.sh /lnkrep/repset1/script/LX_EVT_STRDB_GRP_DIFF.sh
実行権限の付与
OSのコマンドにより、手順1.で複写したシェルスクリプトに実行権限を与えます。
シェルスクリプトの編集
OSのテキストエディタ等により、手順1.で複写したシェルスクリプトを一部編集します。
シェルスクリプト | 編集内容 |
---|---|
LX_EVT_DEST_GRP_INIT.sh | LD_LIBRARY_PATH = /opt/Symfoware Server Clientのインストール先/lib |
LX_EVT_STRDB_GRP_DIFF.sh | LD_LIBRARY_PATH = /opt/Symfoware Server Clientのインストール先/lib |
DB動作環境定義ファイルの編集
PGS_VERSIONに“96”を指定します。
Linuxの場合
サンプルの複写
OSのコマンドにより、Linkexpress Replication optionのインストール先に格納されているサンプルを複写します。
$ cp /opt/FJSVlnkre/SAMPLE/SYMFOPGS/LX_EVT_DEST_GRP_INIT.sh /lnkrep/repset1/script/LX_EVT_DEST_GRP_INIT.sh $ cp /opt/FJSVlnkre/SAMPLE/SYMFOPGS/LX_EVT_STRDB_GRP_DIFF.sh /lnkrep/repset1/script/LX_EVT_STRDB_GRP_DIFF.sh
実行権限の付与
OSのコマンドにより、手順1.で複写したシェルスクリプトに実行権限を与えます。
シェルスクリプトの編集
OSのテキストエディタ等により、手順1.で複写したシェルスクリプトを一部編集します。
シェルスクリプト | 編集内容 |
---|---|
LX_EVT_DEST_GRP_INIT.sh | LD_LIBRARY_PATH = /opt/Enterprise Postgres Clientのインストール先/lib |
LX_EVT_STRDB_GRP_DIFF.sh | LD_LIBRARY_PATH = /opt/Enterprise Postgres Clientのインストール先/lib |
DB動作環境定義ファイルの編集
PGS_VERSIONに“15”を指定します。