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Linkexpress Replication optionV5.0L25 スタートガイド

2.2.3 複写元システムのセットアップ

表の作成者が複写元システムで行う手順を説明します。

参考

すでに稼働しているお客様のサービスで使用している表に対して、新たにレプリケーションを行う場合など、複写元データベースに対するデータの更新が行われている状態でもセットアップは可能です。ただし、夜間などのデータベースへのアクセスが比較的少ない時間帯で行ってください。

2.2.3.1 抽出定義

  1. 作業ファイルの作成
    OSのテキストエディタ等により、レプリケーションを行う表名の一覧を記入した作業用の情報ファイル(/lnkrep/repset1/script/inf.txt)を作成します。

  2. 定義ファイルの作成
    手順1.で作成した情報ファイルを使用して、グループ単位の抽出定義の定義ファイル(/lnkrep/repset1/script/GRP0001.def)を作成します。

    $ lxrepmkdef -k CRE -g GRP0001 -d 受注管理データベース
       -t /lnkrep/repset1/script/inf.txt -f /lnkrep/repset1/script
  3. 定義ファイルの編集
    OSのテキストエディタ等により、手順2.で作成したグループ単位の抽出定義の定義ファイルを一部編集します。

    定義ファイル(/lnkrep/repset1/script/GRP0001.def)の編集内容
    ~ 中略 ~
    LOGPATH = /lnkrep/repset1/logdata

    注意

    lxrepmkdefコマンドで出力した抽出定義は、以下の場合、DATASIZEオペランドを修正する必要があります。

    • データベースの表に精度の指定がないnumeric型の列を定義している場合

    精度の指定がないnumeric型は‘列名(xxx,xxx)'と表現されます。‘xxx'と表現された箇所を適切な値に編集してください。DATASIZEオペランドの記述形式については、“コマンドリファレンス”の“lxrepmkdefコマンド”を参照してください。

  4. 抽出定義
    手順3.で編集した抽出定義の定義ファイルを使用して、グループ単位の抽出定義を行います。

    $ lxrepcre /lnkrep/repset1/script/GRP0001.def
  5. 抽出定義の確認
    グループ単位の抽出定義が正しく定義されていることを確認します。

  6. 定義ファイルの保存
    抽出定義の定義ファイルの名前を変更して保存します。

    $ mv /lnkrep/repset1/script/GRP0001.def /lnkrep/repset1/script/GRP0001.cre

2.2.3.2 シェルスクリプトの作成

シェルスクリプトの作成方法について説明します。

SolarisSolarisの場合

  1. サンプルの複写
    OSのコマンドにより、Linkexpress Replication optionのインストール先に格納されているサンプルを複写します。

    $ cp /opt/FSUNlnkre/SAMPLE/SYMFOPGS/LX_EVT_SRCE_GRP_INIT.sh
         /lnkrep/repset1/script/LX_EVT_SRCE_GRP_INIT.sh
    $ cp /opt/FSUNlnkre/SAMPLE/SYMFOPGS/LX_EVT_EXTDB_GRP_DIFF.sh
         /lnkrep/repset1/script/LX_EVT_EXTDB_GRP_DIFF.sh
    $ cp /opt/FSUNlnkre/SAMPLE/SYMFOPGS/LX_EVT_CMTDB_GRP_DIFF.sh
         /lnkrep/repset1/script/LX_EVT_CMTDB_GRP_DIFF.sh
  2. 実行権限の付与
    OSのコマンドにより、手順1.で複写したシェルスクリプトに実行権限を与えます。

  3. シェルスクリプトの編集
    OSのテキストエディタ等により、手順1.で複写したシェルスクリプトを一部編集します。

    シェルスクリプト

    編集内容

    LX_EVT_SRCE_GRP_INIT.sh

    LD_LIBRARY_PATH = /opt/FSUNlnkre/lib:/opt/Symfoware Server Clientのインストール先/lib

    LXREPCONFIG = /lnkrep/lnkrep.cfg

    EXTFILE = /lnkrep/repset1/logdata/REP_EXT_FILE

    LX_EVT_EXTDB_GRP_DIFF.sh

    LD_LIBRARY_PATH = /opt/FSUNlnkre/lib:/opt/Symfoware Server Clientのインストール先/lib

    LXREPCONFIG = /lnkrep/lnkrep.cfg

    lxextdb -m diff -g GRP0001 -f /lnkrep/repset1/logdata/REP_EXT_FILE

    LX_EVT_CMTDB_GRP_DIFF.sh

    LD_LIBRARY_PATH = /opt/FSUNlnkre/lib:/opt/Symfoware Server Clientのインストール先/lib

    LXREPCONFIG = /lnkrep/lnkrep.cfg

    lxcmtdb -m diff -g GRP0001

LinuxLinuxの場合

  1. サンプルの複写
    OSのコマンドにより、Linkexpress Replication optionのインストール先に格納されているサンプルを複写します。

    $ cp /opt/FJSVlnkre/SAMPLE/SYMFOPGS/LX_EVT_SRCE_GRP_INIT.sh
         /lnkrep/repset1/script/LX_EVT_SRCE_GRP_INIT.sh
    $ cp /opt/FJSVlnkre/SAMPLE/SYMFOPGS/LX_EVT_EXTDB_GRP_DIFF.sh
         /lnkrep/repset1/script/LX_EVT_EXTDB_GRP_DIFF.sh
    $ cp /opt/FJSVlnkre/SAMPLE/SYMFOPGS/LX_EVT_CMTDB_GRP_DIFF.sh
         /lnkrep/repset1/script/LX_EVT_CMTDB_GRP_DIFF.sh
  2. 実行権限の付与
    OSのコマンドにより、手順1.で複写したシェルスクリプトに実行権限を与えます。

  3. シェルスクリプトの編集
    OSのテキストエディタ等により、手順1.で複写したシェルスクリプトを一部編集します。

    シェルスクリプト

    編集内容

    LX_EVT_SRCE_GRP_INIT.sh

    LD_LIBRARY_PATH = /opt/FJSVlnkre/lib:/opt/Enterprise Postgres Clientのインストール先/lib
    LXREPCONFIG = /lnkrep/lnkrep.cfg
    EXTFILE = /lnkrep/repset1/logdata/REP_EXT_FILE

    LX_EVT_EXTDB_GRP_DIFF.sh

    LD_LIBRARY_PATH = /opt/FJSVlnkre/lib:/opt/Enterprise Postgres Clientのインストール先/lib
    LXREPCONFIG = /lnkrep/lnkrep.cfg
    lxextdb -m diff -g GRP0001 -f /lnkrep/repset1/logdata/REP_EXT_FILE

    LX_EVT_CMTDB_GRP_DIFF.sh

    LD_LIBRARY_PATH = /opt/FJSVlnkre/lib:/opt/Enterprise Postgres Clientのインストール先/lib
    LXREPCONFIG = /lnkrep/lnkrep.cfg
    lxcmtdb -m diff -g GRP0001