表の作成者が複写元システムで行う手順を説明します。
参考
すでに稼働しているお客様のサービスで使用している表に対して、新たにレプリケーションを行う場合など、複写元データベースに対するデータの更新が行われている状態でもセットアップは可能です。ただし、夜間などのデータベースへのアクセスが比較的少ない時間帯で行ってください。
作業ファイルの作成
OSのテキストエディタ等により、レプリケーションを行う表名の一覧を記入した作業用の情報ファイル(/lnkrep/repset1/script/inf.txt)を作成します。
定義ファイルの作成
手順1.で作成した情報ファイルを使用して、グループ単位の抽出定義の定義ファイル(/lnkrep/repset1/script/GRP0001.def)を作成します。
$ lxrepmkdef -k CRE -g GRP0001 -d 受注管理データベース -t /lnkrep/repset1/script/inf.txt -f /lnkrep/repset1/script
定義ファイルの編集
OSのテキストエディタ等により、手順2.で作成したグループ単位の抽出定義の定義ファイルを一部編集します。
~ 中略 ~ LOGPATH = /lnkrep/repset1/logdata
注意
lxrepmkdefコマンドで出力した抽出定義は、以下の場合、DATASIZEオペランドを修正する必要があります。
データベースの表に精度の指定がないnumeric型の列を定義している場合
精度の指定がないnumeric型は‘列名(xxx,xxx)'と表現されます。‘xxx'と表現された箇所を適切な値に編集してください。DATASIZEオペランドの記述形式については、“コマンドリファレンス”の“lxrepmkdefコマンド”を参照してください。
抽出定義
手順3.で編集した抽出定義の定義ファイルを使用して、グループ単位の抽出定義を行います。
$ lxrepcre /lnkrep/repset1/script/GRP0001.def
抽出定義の確認
グループ単位の抽出定義が正しく定義されていることを確認します。
定義ファイルの保存
抽出定義の定義ファイルの名前を変更して保存します。
$ mv /lnkrep/repset1/script/GRP0001.def /lnkrep/repset1/script/GRP0001.cre
シェルスクリプトの作成方法について説明します。
Solarisの場合
サンプルの複写
OSのコマンドにより、Linkexpress Replication optionのインストール先に格納されているサンプルを複写します。
$ cp /opt/FSUNlnkre/SAMPLE/SYMFOPGS/LX_EVT_SRCE_GRP_INIT.sh /lnkrep/repset1/script/LX_EVT_SRCE_GRP_INIT.sh $ cp /opt/FSUNlnkre/SAMPLE/SYMFOPGS/LX_EVT_EXTDB_GRP_DIFF.sh /lnkrep/repset1/script/LX_EVT_EXTDB_GRP_DIFF.sh $ cp /opt/FSUNlnkre/SAMPLE/SYMFOPGS/LX_EVT_CMTDB_GRP_DIFF.sh /lnkrep/repset1/script/LX_EVT_CMTDB_GRP_DIFF.sh
実行権限の付与
OSのコマンドにより、手順1.で複写したシェルスクリプトに実行権限を与えます。
シェルスクリプトの編集
OSのテキストエディタ等により、手順1.で複写したシェルスクリプトを一部編集します。
シェルスクリプト | 編集内容 |
---|---|
LX_EVT_SRCE_GRP_INIT.sh | LD_LIBRARY_PATH = /opt/FSUNlnkre/lib:/opt/Symfoware Server Clientのインストール先/lib LXREPCONFIG = /lnkrep/lnkrep.cfg EXTFILE = /lnkrep/repset1/logdata/REP_EXT_FILE |
LX_EVT_EXTDB_GRP_DIFF.sh | LD_LIBRARY_PATH = /opt/FSUNlnkre/lib:/opt/Symfoware Server Clientのインストール先/lib LXREPCONFIG = /lnkrep/lnkrep.cfg lxextdb -m diff -g GRP0001 -f /lnkrep/repset1/logdata/REP_EXT_FILE |
LX_EVT_CMTDB_GRP_DIFF.sh | LD_LIBRARY_PATH = /opt/FSUNlnkre/lib:/opt/Symfoware Server Clientのインストール先/lib LXREPCONFIG = /lnkrep/lnkrep.cfg lxcmtdb -m diff -g GRP0001 |
Linuxの場合
サンプルの複写
OSのコマンドにより、Linkexpress Replication optionのインストール先に格納されているサンプルを複写します。
$ cp /opt/FJSVlnkre/SAMPLE/SYMFOPGS/LX_EVT_SRCE_GRP_INIT.sh /lnkrep/repset1/script/LX_EVT_SRCE_GRP_INIT.sh $ cp /opt/FJSVlnkre/SAMPLE/SYMFOPGS/LX_EVT_EXTDB_GRP_DIFF.sh /lnkrep/repset1/script/LX_EVT_EXTDB_GRP_DIFF.sh $ cp /opt/FJSVlnkre/SAMPLE/SYMFOPGS/LX_EVT_CMTDB_GRP_DIFF.sh /lnkrep/repset1/script/LX_EVT_CMTDB_GRP_DIFF.sh
実行権限の付与
OSのコマンドにより、手順1.で複写したシェルスクリプトに実行権限を与えます。
シェルスクリプトの編集
OSのテキストエディタ等により、手順1.で複写したシェルスクリプトを一部編集します。
シェルスクリプト | 編集内容 |
---|---|
LX_EVT_SRCE_GRP_INIT.sh | LD_LIBRARY_PATH = /opt/FJSVlnkre/lib:/opt/Enterprise Postgres Clientのインストール先/lib |
LX_EVT_EXTDB_GRP_DIFF.sh | LD_LIBRARY_PATH = /opt/FJSVlnkre/lib:/opt/Enterprise Postgres Clientのインストール先/lib |
LX_EVT_CMTDB_GRP_DIFF.sh | LD_LIBRARY_PATH = /opt/FJSVlnkre/lib:/opt/Enterprise Postgres Clientのインストール先/lib |