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Linkexpress Replication optionV5.0L25 スタートガイド

2.1.2 複写元システムのセットアップ

複写元システムのセットアップ手順について説明します。

2.1.2.1 インストール

サーバ管理者が以下の手順でインストール作業を行います。

  1. LinkexpressおよびLinkexpress Replication optionのインストール

  2. DB連携グループ名の変更
    LinkexpressのDB連携コマンドを実行するユーザ名が所属する一次グループ名を変更します。

    $ lxdbgrp  データベースの管理者および表の作成者が属するグループ名

参照

  • Linkexpressのインストールの方法については、Linkexpressの“ソフトウェア説明書”を参照してください。

  • Linkexpress Replication optionのインストールの方法については、“インストールガイド”を参照してください。

2.1.2.2 Linkexpressのセットアップ

サーバ管理者が以下の手順でLinkexpressをセットアップします。

  1. Linkexpressのサービス名とポート番号の登録
    /etc/servicesファイルに以下を登録します。

    lnkexpb         9362/tcp
    lnkexpc         9363/tcp
    lnkexpf         9364/tcp
  2. host情報の登録
    /etc/hostsに複写先サーバのIPアドレスとホスト名を登録します。

    IPアドレス          repsvr
  3. システムパラメタの設定
    システムパラメタの設定を行います。システムパラメタの設定については、Linkexpressの“導入ガイド”の“システムパラメタ”の設定を参照してください。

  4. Linkexpressの起動
    Linkexpressを起動します。

    $ lxstrsys -m c

2.1.2.3 Linkexpress Replication optionのセットアップ

データベースの管理者が以下の手順でLinkexpress Replication optionをセットアップします。

  1. 動作環境ファイルの作成

    • SolarisSolarisの場合
      レプリケーションの動作環境ファイルのサンプルをインストール先(/opt/FSUNlnkre/SAMPLE/SYMFOPGS/lnkrep.cfg)よりコピーして、動作環境ファイル(/lnkrep/lnkrep.cfg)を作成し、OSのテキストエディタ等により編集します。

      PGPORT = Symfoware Serverのデータベースクラスタのポート番号
      CORE_PATH = /lnkrep/core
      DEFMNGPATH = /lnkrep/defmng
      PGS_VERSION = 906

      作成したファイルは、レプリケーションを構築するデータベースの管理者および表の作成者が参照できるOSの権限を付与します。

    • LinuxLinuxの場合
      レプリケーションの動作環境ファイルのサンプルをインストール先(/opt/FJSVlnkre/SAMPLE/SYMFOPGS/lnkrep.cfg)よりコピーして、動作環境ファイル(/lnkrep/lnkrep.cfg)を作成し、OSのテキストエディタ等により編集します。

      PGPORT = Symfoware Serverのデータベースクラスタのポート番号
      CORE_PATH = /lnkrep/core
      DEFMNGPATH = /lnkrep/defmng
      PGS_VERSION = 15

      作成したファイルは、レプリケーションを構築するデータベースの管理者および表の作成者が参照できるOSの権限を付与します。

  2. レプリケーションサービスの開始
    レプリケーションサービスを開始します。

    $ lxrepstr
  3. 対象データベースへのレプリケーション資源の作成
    レプリケーションを行うデータベースに対して、レプリケーションの資源であるレプリケーションオブジェクトスキーマを作成します。

    $ lxrepobjscm -G -d 受注管理データベース
  4. レプリケーション資源の作成確認
    対象データベースにレプリケーションオブジェクトスキーマが正しく作成されていることを、コマンドの表示結果から、該当するデータベース名の行が出力されていることで確認します。

    $ lxrepobjscm -V
    # Replication Object Schema Information
    DATABASE               CREATED TIME           TABLESPACE1    TABLESPACE2    ADVISORY LOCK KEY
    受注管理データベース   2013/01/28 09:30:39    default        default        -570425344