複写元システムのセットアップ手順について説明します。
サーバ管理者が以下の手順でインストール作業を行います。
LinkexpressおよびLinkexpress Replication optionのインストール
DB連携グループ名の変更
LinkexpressのDB連携コマンドを実行するユーザ名が所属する一次グループ名を変更します。
$ lxdbgrp データベースの管理者および表の作成者が属するグループ名
参照
Linkexpressのインストールの方法については、Linkexpressの“ソフトウェア説明書”を参照してください。
Linkexpress Replication optionのインストールの方法については、“インストールガイド”を参照してください。
サーバ管理者が以下の手順でLinkexpressをセットアップします。
Linkexpressのサービス名とポート番号の登録
/etc/servicesファイルに以下を登録します。
lnkexpb 9362/tcp lnkexpc 9363/tcp lnkexpf 9364/tcp
host情報の登録
/etc/hostsに複写先サーバのIPアドレスとホスト名を登録します。
IPアドレス repsvr
システムパラメタの設定
システムパラメタの設定を行います。システムパラメタの設定については、Linkexpressの“導入ガイド”の“システムパラメタ”の設定を参照してください。
Linkexpressの起動
Linkexpressを起動します。
$ lxstrsys -m c
データベースの管理者が以下の手順でLinkexpress Replication optionをセットアップします。
動作環境ファイルの作成
Solarisの場合
レプリケーションの動作環境ファイルのサンプルをインストール先(/opt/FSUNlnkre/SAMPLE/SYMFOPGS/lnkrep.cfg)よりコピーして、動作環境ファイル(/lnkrep/lnkrep.cfg)を作成し、OSのテキストエディタ等により編集します。
PGPORT = Symfoware Serverのデータベースクラスタのポート番号 CORE_PATH = /lnkrep/core DEFMNGPATH = /lnkrep/defmng PGS_VERSION = 906
作成したファイルは、レプリケーションを構築するデータベースの管理者および表の作成者が参照できるOSの権限を付与します。
Linuxの場合
レプリケーションの動作環境ファイルのサンプルをインストール先(/opt/FJSVlnkre/SAMPLE/SYMFOPGS/lnkrep.cfg)よりコピーして、動作環境ファイル(/lnkrep/lnkrep.cfg)を作成し、OSのテキストエディタ等により編集します。
PGPORT = Symfoware Serverのデータベースクラスタのポート番号 CORE_PATH = /lnkrep/core DEFMNGPATH = /lnkrep/defmng PGS_VERSION = 15
作成したファイルは、レプリケーションを構築するデータベースの管理者および表の作成者が参照できるOSの権限を付与します。
レプリケーションサービスの開始
レプリケーションサービスを開始します。
$ lxrepstr
対象データベースへのレプリケーション資源の作成
レプリケーションを行うデータベースに対して、レプリケーションの資源であるレプリケーションオブジェクトスキーマを作成します。
$ lxrepobjscm -G -d 受注管理データベース
レプリケーション資源の作成確認
対象データベースにレプリケーションオブジェクトスキーマが正しく作成されていることを、コマンドの表示結果から、該当するデータベース名の行が出力されていることで確認します。
$ lxrepobjscm -V # Replication Object Schema Information DATABASE CREATED TIME TABLESPACE1 TABLESPACE2 ADVISORY LOCK KEY 受注管理データベース 2013/01/28 09:30:39 default default -570425344