事前準備について説明します。
レプリケーションを構築するために必要なディスクをサーバ管理者が事前に準備します。必要な容量は、表に格納されているデータ量や単位時間辺りの差分データ量に依存しますが、本モデルでは約2.5Gバイト以上必要です。
確保したディスクに以下のディレクトリをOSのコマンドにより作成します。
/lnkrep /lnkrep/core /lnkrep/defmng
これらのディレクトリには、レプリケーションを構築するデータベースの管理者および表の作成者に対して、ディレクトリやファイルを作成および削除できるOSの権限を付与します。
データベースの管理者が複写元システムおよび複写先システムで以下が行われていることを確認します。
なお、Solarisの場合、Symfoware Serverのインスタンスを起動する際の環境変数LD_LIBRARY_PATH_64について、“/usr/ucblib/sparcv9”を追加で指定してください。
Symfoware Serverのデータベースクラスタの作成
Symfoware Serverのインスタンスの起動
サーバ管理者およびデータベースの管理者が実行するシェルスクリプトに対して、以下の環境変数を追加で設定します。
Solarisの場合
環境変数 | 指定値 |
---|---|
PATH | /opt/FSUNlnkexp/bin:/opt/FSUNlnkre/bin |
LD_LIBRARY_PATH | /opt/FSUNlnkre/lib:Symfoware Server Clientのインストール先/lib |
LANG | ja_JP.UTF-8 |
LXREPCONFIG | /lnkrep/lnkrep.cfg |
注) Symfoware Server クライアントパッケージ (32bit製品)のインストール先を指定してください。
Linuxの場合
環境変数 | 指定値 |
---|---|
PATH | /opt/FJSVlnkexp/bin:/opt/FJSVlnkre/bin |
LD_LIBRARY_PATH | /opt/FJSVlnkre/lib:Enterprise Postgres Clientのインストール先/lib |
LANG | ja_JP.UTF-8 |
LXREPCONFIG | /lnkrep/lnkrep.cfg |
注) Enterprise Postgres クライアントパッケージ (64bit製品)のインストール先を指定してください。