ファイル名
APA_User_Config.ini
使用用途
本ファイルは、アプリケーション管理の監視対象アプリケーションの設定で、インストールディレクトリの設定がない場合の監視方法を以下のどちらかに定義します。
相対パスで実行されたアプリケーションを監視対象とする
実行ファイル名が一致するアプリケーションを監視対象とする
格納場所
Solaris Linux | /var/opt/FJSVsapag/dat |
ファイル形式
以下に、アプリケーション監視の設定ファイル形式を示します。
[MonitorMethod_Change] Mode=
パラメタ
「OLD」、または「NEW」を指定します。
OLDを指定すると、以下の例のように、相対パスで実行されたアプリケーションが監視対象となります。
V13.4.1以前からの移行時には、OLDが設定されます。
例)
監視対象アプリケーションの実行ファイル名 : 「sample」
監視対象アプリケーションのインストールディレクトリ:なし
稼働プロセス一覧:
22155 sample /tmp/exe/sample ←(1) パスが異なるため不一致 22159 sample ../../sample ←(2) パスが異なるため不一致 22160 sample sample ←(3) 実行ファイル名が一致する 22161 sample /tmp4/exe/sample2 ←(4) 実行ファイル名が不一致 22162 sample /tmp5/exe/sample3 ←(5) 実行ファイル名が不一致 22163 sample /tmp6/exe/sample4 ←(6) 実行ファイル名が不一致 |
上記の例の(3)が監視対象アプリケーションとなり、監視対象アプリケーションの稼働状態を「稼働中」と判断します。この場合、稼働プロセス数は1となります。
NEWを指定すると、以下の例のように、実行ファイル名が一致するアプリケーションを監視対象とする監視方法に切り替わります。
新規インストール時には、NEWが設定されます。
例)
監視対象アプリケーションの実行ファイル名: 「sample」
監視対象アプリケーションのインストールディレクトリ: なし
稼働プロセス一覧:
22155 sample /tmp/exe/sample ←(1) 実行ファイル名が一致する(フルパス) 22159 sample ../../sample ←(2) 実行ファイル名が一致する(相対パス) 22160 sample sample ←(3) 実行ファイル名が一致する(カレントパス) 22161 sample /tmp4/exe/sample2 ←(4) 実行ファイル名が不一致 22162 sample /tmp5/exe/sample3 ←(5) 実行ファイル名が不一致 22163 sample /tmp6/exe/sample4 ←(6) 実行ファイル名が不一致 |
上記の例の(1)(2)(3)が監視対象アプリケーションとなり、監視対象アプリケーションの稼働状態を「稼働中」と判断します。この場合、稼働プロセス数は3となります。
注意事項
変更した内容は、Systemwalker Centric Managerの再起動後に有効となります。
アプリケーション監視の設定ファイルは、監視対象のアプリケーションが動作しているサーバで編集してください。
使用例
相対パスで実行されたアプリケーションを監視対象とする場合
[MonitorMethod_Change] Mode=OLD
実行ファイル名が一致するアプリケーションを監視対象とする監視方法に切り替える場合
[MonitorMethod_Change] Mode=NEW