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Systemwalker Centric Manager V17.0.2 リファレンスマニュアル

2.3.71 アプリケーション監視の設定ファイル【UNIX】

ファイル名

APA_User_Config.ini

使用用途

本ファイルは、アプリケーション管理の監視対象アプリケーションの設定で、インストールディレクトリの設定がない場合の監視方法を以下のどちらかに定義します。

格納場所

Solaris

Linux

/var/opt/FJSVsapag/dat

ファイル形式

以下に、アプリケーション監視の設定ファイル形式を示します。

[MonitorMethod_Change]
Mode=

パラメタ

[MonitorMethod_Change]セクション
Mode:

「OLD」、または「NEW」を指定します。

OLD

OLDを指定すると、以下の例のように、相対パスで実行されたアプリケーションが監視対象となります。

V13.4.1以前からの移行時には、OLDが設定されます。

)

監視対象アプリケーションの実行ファイル名 : 「sample」

監視対象アプリケーションのインストールディレクトリ:なし

稼働プロセス一覧:

22155 sample /tmp/exe/sample      ←(1) パスが異なるため不一致
22159 sample ../../sample         ←(2) パスが異なるため不一致
22160 sample sample               ←(3) 実行ファイル名が一致する
22161 sample /tmp4/exe/sample2    ←(4) 実行ファイル名が不一致
22162 sample /tmp5/exe/sample3    ←(5) 実行ファイル名が不一致
22163 sample /tmp6/exe/sample4    ←(6) 実行ファイル名が不一致

上記の例の(3)が監視対象アプリケーションとなり、監視対象アプリケーションの稼働状態を「稼働中」と判断します。この場合、稼働プロセス数は1となります。

NEW

NEWを指定すると、以下の例のように、実行ファイル名が一致するアプリケーションを監視対象とする監視方法に切り替わります。

新規インストール時には、NEWが設定されます。

)

監視対象アプリケーションの実行ファイル名: 「sample」

監視対象アプリケーションのインストールディレクトリ: なし

稼働プロセス一覧:

22155 sample /tmp/exe/sample    ←(1) 実行ファイル名が一致する(フルパス)
22159 sample ../../sample       ←(2) 実行ファイル名が一致する(相対パス)
22160 sample sample             ←(3) 実行ファイル名が一致する(カレントパス)
22161 sample /tmp4/exe/sample2  ←(4) 実行ファイル名が不一致
22162 sample /tmp5/exe/sample3  ←(5) 実行ファイル名が不一致
22163 sample /tmp6/exe/sample4  ←(6) 実行ファイル名が不一致

上記の例の(1)(2)(3)が監視対象アプリケーションとなり、監視対象アプリケーションの稼働状態を「稼働中」と判断します。この場合、稼働プロセス数は3となります。

注意事項

使用例

相対パスで実行されたアプリケーションを監視対象とする場合

[MonitorMethod_Change]
Mode=OLD

実行ファイル名が一致するアプリケーションを監視対象とする監視方法に切り替える場合

[MonitorMethod_Change]
Mode=NEW