ファイル名
mppmon.ini
使用用途
本ファイルをカスタマイズすることにより、プロセス監視の監視する間隔や異常検出時の通知方法などを変更することができます。
格納場所
Windows | Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpcmtool\pmon\etc |
UNIX | /etc/opt/FJSVftlc/pmon |
ファイル形式
定義ファイルを以下に示します。
# Process Monitoring Definition File # Systemwalker Centric Manager # Systemwalker Operation Manager [Common] StartWait=60 # Interval to Start Monitoring # 60-3600 secs is available CheckWait=60 # Interval of Each Monitoring # (If, Monitor Result is Normal) # 60-3600 secs is available RetryWait=60 # Interval of Retry Monitoring # (If, Monitor Result is Abnormal) # 60-3600 secs is available RetryCount=3 # Time to Retry # 3-255 times is available [Notification] Destination= # Destination Nodes to Notify # You can direct until 4 nodes, as # "Destination=node1,node2,node3,node4" # If you don't direct any node, we use # System Monitor default notification node # (If System Monitor is running). MyIPaddr= # IP address of this host. # If you don't direct, we try to find # the one of this host, and use the one # wich we find at first. MpTrap=OFF # If you want to use Systemwalker Trap, # edit as "MpTrap=ON", # otherwise edit as "MpTrap=OFF" MpConsole=OFF # If you want to notify to Systemwalker Console, # edit as "MpConsole=ON", # otherwise edit as "MpConsole=OFF" MpEvlog=OFF # If you want to output Eventlog, # edit as "MpEvlog=ON", # otherwise edit as "MpEvlog=OFF" UserOriginal=OFF # If you want to use your original command, # edit as "UserOriginal=ON", # otherwise edit as "UserOriginal=OFF" ### End of Definition File ###
パラメタ
[Common]セクション
起動時にプロセス監視が開始されるまでの待ち時間(秒)を指定します。設定可能値は60から3600です。初期値は60です。
プロセス状態をチェックする時間間隔(秒)を指定します。設定可能値は60から3600です。初期値は60です。
プロセス異常を検出したときに、再確認を行うまでの時間間隔(秒)を指定します。設定可能値は60から3600です。初期値は60です。
プロセスの異常を最初に検出してから通知するまでに再確認を行う回数を指定します。設定可能値は3から255です。初期値は3です。
[Notification]セクション
プロセス状態の異常を通知する通知先ノード名を指定します。値が未設定の場合、「Systemwalker Centric Manager システム監視」の通知先が使用されます。この通知先設定は、トラップ通知機能/カスタマイズ通知機能で有効です。カンマ区切りで4ノードまで指定できます。
指定例)
Destination=node1,node2,node3
プロセス状態の異常を通知する場合の検出元(自ノード)のIPアドレスを指定します。複数のIPアドレスを持つノードで、検出元IPアドレスを固定した場合に設定します。未指定の場合は、初めに見つかる自ノードのIPアドレスが使用されます。IPv4アドレス、IPv6アドレスのどちらでも指定できます。
入力形式は以下のとおりです。
IPv4の場合
NNN.NNN.NNN.NNN
(N:0~9の数字)
IPv6の場合
XXXX:XXXX:XXXX:XXXX:XXXX:XXXX:XXXX:XXXX
(X:空文字、0~9、A~Fの英数字)
異常通知をトラップ通知機能で行います。通知先にSystemwalker CentricMGR V10.0L20/10.1以降のバージョンが動作しているときに有効です。
有効
無効
初期値は、インストール種別によって異なります。部門管理サーバはON、運用管理サーバはOFFです。業務サーバは、インストール時に[購入ライセンス]で[資源配付エージェント]を選択した場合はOFF、それ以外の場合はONです。
異常通知を、Systemwalkerコンソールが起動されている画面に、ダイアログで表示します。
この設定は、運用管理サーバでだけ有効です。その他のサーバ種別では、この値は無視されます。
有効
無効
初期値は、インストール種別によって異なります。運用管理サーバはON、部門管理サーバと業務サーバはOFFです。
異常検出時に、自ノードのアプリケーションログに情報を出力します。
有効
無効
初期値は、インストール種別によって異なります。運用管理サーバはON、部門管理サーバはOFFです。業務サーバは、インストール時に[購入ライセンス]で[資源配付エージェント]を選択した場合はON、それ以外の場合はOFFです。
異常検出時にカスタマイズ通知機能を使用します。
有効
プロセス監視のユーザ定義コマンドが実行されます。プロセス監視のユーザ定義コマンドに任意のコマンドを追加することで、異常を検出した場合に、通知する動作をカスタマイズすることができます。プロセス監視のユーザ定義コマンドの詳細については“プロセス監視のユーザ定義コマンド”を参照してください。
無効
初期値はOFFです。
参照
注意事項
業務サーバが多階層(運用管理サーバ-部門管理サーバ-業務サーバ-業務サーバ)の場合、プロセス監視によって検出した異常(プロセス稼働違反)を通知する上位サーバを本ファイルに指定する必要があります。
本ファイルまたは、システム監視設定のイベント通知先の定義で、通知先が複数指定されていた場合、プロセス監視は、通知先として定義されているすべての通知先サーバに対して異常通知を行います。