ファイル名
MpBcmSvrConfig.ini
使用用途
Systemwalkerコンソールサービスをカスタマイズするための定義ファイルです。
格納場所
Windows | Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\mpbcmgui\server\etc\usr(注) |
Solaris | /etc/opt/FJSVfwgui/usr/MpBcmSvrConfig.ini(注) |
運用管理サーバだけ
ファイル形式
[AlarmEventList] STARTTRBLIST=監視イベント一覧に初期表示するイベント数 STARTTRBLISTMAX=監視イベント一覧に表示するイベント最大件数 SWTEMPLATE=監視イベント一覧の[対処]欄へのSystemwalkerテンプレートの表示設定 [Policy] AUTOGETINVENTRY=ポリシーの簡易設定、および監視ポリシーの配付後のインベントリ収集設定
本セクションはSystemwalkerコンソールの監視イベント一覧に表示するイベント数の設定を指定します。
本セクション内に以下の設定値を記述してください。
Systemwalkerコンソール起動時の監視イベント一覧に初期表示するイベント数、および表示ツリーの切り替え後に初期表示する監視イベントの最大件数です。指定可能な値は、100から5000です。
STARTTRBLISTMAXの値以下の値を指定してください。
キー名自体がない場合、値を省略した場合、および上記の範囲外の場合、初期値である100で動作します。
Systemwalkerコンソールの監視イベント一覧に表示できる監視イベントの最大件数です。指定可能な値は、1000から5000です。
STARTTRBLISTの値以上の値を指定してください。
キー名自体がない場合、値を省略した場合、および上記の範囲外の場合、初期値である1000で動作します。
[表示]-[監視イベント一覧の再読み込み]メニューにより読み込まれるイベント件数は、本項目で設定した値となります。
監視イベント一覧の[対処]欄へSystemwalkerテンプレートの情報を表示する指定をします。指定可能な値は、「ON」と「OFF」です。
監視イベント一覧の[対処]欄へSystemwalkerテンプレートの情報を表示する。
監視イベント一覧の[対処]欄へSystemwalkerテンプレートの情報を表示しない。
キー名自体がない、または値を省略した場合、監視イベント一覧の[対処]欄にSystemwalkerテンプレートの情報は表示されません。
本セクションはポリシーの簡易設定、および監視ポリシーの配付の設定を指定します。
本セクション内に以下の設定値を記述してください。
ポリシーの簡易設定、および監視ポリシーの配付後に、自動的にインベントリ収集を行うかを指定します。指定可能な値は、「ON」と「OFF」です。
ポリシーの配付後に、自動的にインベントリ収集を行う。
ポリシーの配付後に、自動的にインベントリ収集を行わない。
キー名自体がない、または値を省略した場合、ポリシーの配付後に自動的にインベントリ収集を行います。
初期状態では、キー名自体が設定されていません。
参照
セクション[AlarmEventList]の項目「STARTTRBLIST」、または「STARTTRBLISTMAX」を2000以上の値に設定する場合には、Javaヒープサイズの拡張設定を行う必要があります。
詳細については、“Systemwalkerコンソールの画面設定のカスタマイズファイル”を参照してください。
注意事項
本定義ファイルを初期値から変更した場合、以下の制限があります。
運用管理サーバと運用管理クライアントの接続性について、同一OS版の同一バージョン間であっても異なるレベル間の接続はできません(同一OS版の同一バージョン、かつ同一レベルの場合だけ接続できます)。
定義ファイルを変更した場合は、運用管理サーバでSystemwalker Centric Managerの再起動を行ってください。
定義ファイルが存在しない場合は未設定とし、初期値で動作します。
定義ファイルの指定に誤りがある場合、Systemwalkerコンソール起動時にイベントログ/シスログにメッセージが出力され、すべての値が省略されたものとして処理されます。
メッセージ:
Systemwalkerコンソールサービスの定義ファイル[MpBcmSvrConfig.ini]内の%sに誤りがあります。 |
%s:誤りのあったキー名を「,」区切りで列挙します。
例)
STARTTRBLIST、STARTTRBLISTMAXの2つのキーに誤りがあった場合のメッセージ
Systemwalkerコンソールサービスの定義ファイル[MpBcmSvrConfig.ini]内のSTARTTRBLIST、STARTTRBLISTMAX に誤りがあります。 |
運用管理サーバ上のSystemwalker が動作する文字コードと同じ文字コードを使用してください。
使用例
初回表示最大件数を1000、表示最大件数を2000として設定した例を示します。
[AlarmEventList] |
Systemwalkerコンソールの起動時に監視イベント一覧に初期表示するイベント数を1000件にするためには、STARTTRBLISTに1000を定義します。
本パラメタは監視画面起動、および監視ツリー切り替え時の表示性能に大きく影響します。運用に合わせて設定してください。
監視イベント一覧に表示できる監視イベントの最大件数を2000件にするためにSTARTTRBLISTMAXに2000を定義します。