ファイル名
swsn_increg.log
使用用途
swsn_increg(ServiceNowインシデント登録コマンド)により出力されるログファイルです。本ファイルは、ServiceNow連携定義ファイルで設定したログファイルの最大容量、バックアップ保有数によりログローテーションされます。
格納場所
Windows  | Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER\mpaosfsv\base\snlog 運用管理サーバでクラスタ運用されている場合は、以下になります。 共有ディスク上のSystemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER\mpaosfsv\base\snlog  | 
Linux  | /var/opt/FJSVfwaos/snlog  | 
ファイル形式
項目名  | 最大長  | 値の形式  | 説明  | 
|---|---|---|---|
日付  | 23  | YYYY-MM-DD△HH:mm:SS,sss  | 「△」は半角スペース YYYY:西暦4桁 MM:2桁の月(01~12) DD:2桁の日(01~31) HH:2桁の時刻(00~23) mm:2桁の分(00~59) SS:2桁の秒(00~59) sss:3桁のミリ秒(000~999)  | 
プロセスID  | 10  | プロセスのID  | ゼロパティングで左に0を付け加えた10桁の数値  | 
ラベル名  | 16  | MpAosfB  | メッセージラベル名 区切り文字として末尾に:が付きます。  | 
エラー種別  | 16  | 下記のいずれか INFO WARNING ERROR  | メッセージのエラー種別 WARNING: 警告 ERROR: エラー 区切り文字として末尾に:が付きます。  | 
メッセージ番号  | 4  | 4桁の数値  | メッセージの番号 区切り文字として末尾に:が付きます。 エラー種別がINFOの場合には、表示されません。 エラー種別がERRORまたはWARNINGのメッセージ番号は、swsn_increg(ServiceNowインシデント登録コマンド)でエラーまたは警告が発生した場合に、syslogまたはイベントビューアに出力されるメッセージ番号と同じです。メッセージの詳細については“Systemwalker Centric Manager メッセージ説明書”を参照してください。  | 
メッセージ  | 5000  | メッセージ文字列 ServiceNow連携定義ファイル(sn_config)のREPORTER_LOG_LEVELキーに設定したログレベルに応じて、以下のエラー種別のメッセージが表示されます。 ログレベルがINFOの場合: ログレベルがWARNINGの場合: ログレベルがERRORの場合:  | 対象のメッセージ エラー種別がERRORまたはWARNINGのメッセージは、swsn_increg(ServiceNowインシデント登録コマンド)でエラーまたは警告が発生した場合に、イベントビューアまたはsyslogに出力されるメッセージ本文と同じです。メッセージの詳細については“Systemwalker Centric Manager メッセージ説明書”を参照してください。 ServiceNow連携定義ファイルに設定したログレベルがINFOの場合、本ファイルにはエラー種別がINFOの以下のメッセージが表示されます。 swsn_incregの復帰値が0または1の場合: 【表示されるメッセージ】 swsn_incregの復帰値が0の場合: 【表示されるメッセージ】  | 
参照
注意事項
ServiceNow連携定義ファイルに設定したログレベルに応じたログが出力されます。
ログファイルの容量が、ServiceNow連携定義ファイルで設定したログファイルの最大容量に達した場合に、ログファイルがロールオーバーされます。このため、1度のコマンド実行で出力される複数行のログが、行を境に2つのファイルに分割されることがあります。
ログローテーションされた場合、古いログファイルに“.1”、“.2”という拡張子が追加されて保存されます。拡張子の数字が大きいほど古いログファイルであることを表します。追加される拡張子の番号の最大値はServiceNow連携定義ファイルに設定したバックアップ保有数となります。ログファイル数がバックアップ保有数を超える場合、一番古いログファイルが削除され、新規のログファイルが保存されます。
以下のエラーメッセージは、ログファイルへの出力準備が整う前に出力されるために、本ログファイルには出力されません。このため、標準エラー出力、Systemwalkerコンソールの監視イベント一覧、またはイベントビューア/syslogを確認してください。
MpAosfB: ERROR: 8410: Invalid value specified for setting item %1 in the definition file.
MpAosfB: ERROR: 8430: The ServiceNow linkage definition file does not exist.
MpAosfB: ERROR: 8432: Structure of definition file is abnormal. Reason : %1.
MpAosfB: WARNING: 8450: Failed to open file. File name : %1 Reason : %2.
同様に、以下のエラーメッセージは、本ログファイルには出力されず、かつ、イベントビューアおよびsyslogにも出力されません。標準エラー出力またはSystemwalkerコンソールの監視イベント一覧で確認してください。
MpAosfB: ERROR: 8401: You do not have administrator privilege.
MpAosfB: ERROR: 8442: The %1 module is not installed.
MpAosfB: ERROR: 8499: An unexpected internal error occurred. Reason : %1.
使用例
ServiceNowインシデント登録コマンド(swsn_increg)がログレベルINFOに設定されていた時の出力例を示します。
正常終了した場合
2023-11-14 15:05:10,514 0000010648 MpAosfB: INFO: Start request. Cmd: {python C:\Systemwalker\MPWALKER\mpaosfsv\bin\swsn_increg.py -i 3 -u 3 -d インシデントが発生しました。}.
2023-11-14 15:05:11,780 0000010648 MpAosfB: INFO: Succeed to request.リクエスト先のサーバ、またはプロキシサーバのホストの名前解決に失敗したため、異常終了した場合
2023-11-14 15:05:10,514 0000010648 MpAosfB: INFO: Start request. Cmd: {python C:\Systemwalker\MPWALKER\mpaosfsv\bin\swsn_increg.py -i 3 -u 3 -d インシデントが発生しました。 }.
2023-11-14 15:05:11,780 0000010648 MpAosfB: ERROR: 8420: Failed to resolve the name of the requested server or the host of the proxy server.