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Systemwalker Centric Manager V17.0.2 リファレンスマニュアル

1.2.131 mpatmdellog(収集したログの削除コマンド)

機能説明

格納ディレクトリ配下に収集した監査ログ、圧縮ログ、または正規化ディレクトリ内の正規化ログ、正規化圧縮ログを削除します。

コマンドを実行後に、監査ログ、圧縮ログ、または正規化ログ、正規化圧縮ログを削除することを確認するメッセージが表示されます。処理を継続するためには、「y」を入力する必要があります。

記述形式

mpatmdellog

[-H サーバ名] [-A ログ識別名] [{-F 日数 -T 日数 | -B 日付 [-E 日付]}] [-Q YES | NO ] [-L 削除元ディレクトリ] [-K LOG | CSV ]

オプション

-H サーバ名:

削除したいログのサーバ名を指定します。IPアドレスの指定も可能です。

ASCII(128文字以内)で指定します。

IPアドレスを指定する場合、先頭に0を付けると8進数とみなされます。10進数は先頭に0を付けないでください。

本パラメタを省略した場合、すべてのサーバが対象となります。

IPアドレスを指定する場合、格納ディレクトリ内に収集したログファイル名に含まれるサーバ名がIPアドレス表記になっている必要があります。

-A ログ識別名:

削除したいログのログ識別名を指定します。

ASCII(80文字以内)で指定します。

本パラメタを省略した場合、すべてのログ識別名が対象となります。

-F 日数 -T 日数:

削除したいログデータの日数の範囲を指定します。

本パラメタで指定した範囲の日数のログを対象とします。

本パラメタ(-F/-T)は必ず対の指定を行う必要があります。

本パラメタは、0以上の数値を指定します。

本パラメタ -F は -Tのパラメタ以上の値を設定します。

本パラメタを省略し、-B パラメタも省略した場合は、1日前のログデータのみ対象となります。

-B/-Eパラメタと同時に指定することはできません。

例)

3日前から1日前までの範囲のログを対象とします。

-F 3 -T 1

-B 日付 (YYYYMMDD) -E 日付 (YYYYMMDD):

削除したいログデータの日付を指定します。

-Eパラメタを省略した場合は、-Bパラメタで指定した日付のログのみを対象とします。

-Eパラメタを指定した場合は、-Bパラメタの日付から-Eパラメタの日付までの期間が対象となります。

-Eパラメタは-Bと必ず対で指定する必要があります。

本パラメタは以下のように指定します。

YYYY: 西暦年を指定する。

MM : 01~12で月を指定する。

DD : 01~31で日付を指定する。

本パラメタに本コマンドを実行するときより未来の日付を指定して実行した場合、本コマンドはエラーとなります。

-F -T パラメタと同時に指定することはできません。

例1)

2010年07月25日のみを対象とします。

-B 20100725

例2)

2010年07月25日から2010年8月24日までの期間を対象とします。

-B 20100725 -E 20100824

-Q YES | NO:

本オプションは、削除時の再確認を行う場合は「YES」、行わない場合は「NO」を指定します。

本オプションを指定しない場合は、「YES」として処理します。

-L 削除元ディレクトリ:

削除を行いたい監査ログ、圧縮ログまたは正規化ログ、正規化圧縮ログが存在するディレクトリをASCII(80文字以内)、EUC(40文字以内)、シフトJIS(40文字以内)、またはUTF-8(80バイト以内)のフルパスで指定します。

本パラメタを省略した場合は、以下のディレクトリが対象となります。

  • -Kオプションで「LOG」を指定した場合 : 格納ディレクトリ

  • -Kオプションで「CSV」を指定した場合 : 正規化ディレクトリ

  • -Kオプションを省略した場合 : 格納ディレクトリ

本パラメタに指定するディレクトリは実在している必要があります。実在していないディレクトリを指定した場合は、本コマンドはエラーとなります。

また、ルートディレクトリ(Windowsの場合「c:\」など、UNIXの場合「/」)を指定した場合や、ディレクトリ名の最後にパス区切り文字(Windowsの場合「\」、UNIXの場合「/」)を指定した場合は、本コマンドはエラーとなります。

-K LOG | CSV

削除を行うログの種別を指定します。

収集した監査ログ、圧縮を削除する場合は「LOG」を指定します。

監査ログ分析機能で正規化したログ、正規化圧縮ログを削除する場合は、「CSV」を指定します。

本オプションを省略した場合は、「LOG」を指定したものとみなされます。

復帰値

0:

ログファイルの削除は成功しました。

1:

ログファイルの削除は一部成功しました。

2:

削除対象のファイルが存在しませんでした。

255:

ログファイルの削除は失敗しました。

参照

監査ログ管理用コマンド

コマンド格納場所

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\bin

Solaris
Linux

/opt/systemwalker/bin

実行に必要な権限/実行環境

【Windows版】

【UNIX版】

注意事項

使用例

ログ識別名log1を対象に62日前から31日前のログファイルを削除します。

mpatmdellog -A log1 -F 62 -T 31

ログ識別名log1を対象に62日前から31日前の正規化ログファイルを削除します。

mpatmdellog -A log1 -F 62 -T 31 -K CSV

実行結果/出力形式

監査ログおよび圧縮ログの削除を行う場合

mpatm: 情報: 2: mpatmdellogコマンドを開始します。
Do you want to delete the log files? [y/n]: y
[警告メッセージ、エラーメッセージを標準エラーに出力します]

監査ログおよび圧縮ログの削除を中断する場合

mpatm: 情報: 2: mpatmdellogコマンドを開始します。
Do you want to delete the log files? [y/n]: n 
[警告メッセージ、エラーメッセージを標準エラーに出力します]