機能説明
ログ収集を行うためには、収集ログに関する設定、格納ディレクトリの設定、転送用ディレクトリの設定をする必要があります。
これらの設定を行うには、それぞれコマンドが用意されていますが、本コマンドは、これらの設定をまとめて定義する場合に利用します。
記述形式
mpatmdef | -F 入力ファイル名 |
オプション
ログ収集を行う定義情報を記述したファイル名をフルパスで指定します。
定義ファイルの形式については、監査ログ管理設定サンプルファイルを参照してください。
復帰値
正常終了
警告終了
異常終了
参照
コマンド格納場所
Windows | Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\bin |
UNIX | /opt/systemwalker/bin |
実行に必要な権限/実行環境
【Windows】
Systemwalkerセキュリティ管理者の権限が必要です。
Systemwalkerセキュリティ管理者はAdministratorsグループに所属している必要があります。
運用管理クライアント、または64bit版のWindowsに32ビットのSystemwalker Centric Managerを導入した場合は、Administrator権限が必要です。
本コマンドは、[管理者として実行]を選択して起動したコマンドプロンプト上で実行してください。
運用管理サーバ、部門管理サーバ、業務サーバ、運用管理クライアントで実行可能です。
運用管理サーバ上で実行する場合は、「Systemwalker ACL Manager」サービスが起動されている必要があります。
【Solaris】
システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
運用管理サーバ、部門管理サーバ、業務サーバで実行可能です。
【Linux】
Systemwalkerセキュリティ管理者の権限が必要です。
運用管理サーバ、部門管理サーバ、業務サーバで実行可能です。
運用管理サーバ上で実行する場合は、「MpFwsec」デーモンが起動されている必要があります。
注意事項
本コマンドで指定する入力ファイルは、サンプル(監査ログ管理設定サンプルファイル)として提供します。複写後、複写したファイルをユーザ環境に応じて修正した上で、編集したファイルを本コマンドの入力ファイルとして使用してください。サンプルファイルは以下のファイルです。
【Windows】 Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\MpAtm\sample\mpatmdef.dat
【Solaris】 /etc/opt/FJSVmpatm/sample/mpatmdef.dat
本コマンドで指定する定義ファイルは、それぞれのサーバのコード系に変換後、コマンドを実行してください。
各定義コマンドでエラーが発生した場合は、処理が中断されます。エラーが発生する直前まで正常終了している定義処理については有効です。
各定義コマンドを実行する場合は、処理される行番号が表示されます。処理が正常終了したかエラー終了したかの判断は、出力される行番号を見てください。
一度登録したデータを変更する場合は、変更したい行のパラメタだけを修正した後に、処理モード「REP」にて処理を実施してください。登録済みのデータを変更しない場合は、該当行をコメント行にして実行してください。
一度登録したデータを削除する場合は、削除したい行を処理モード「DEL」とし、被管理サーバ名かログ識別名を処理に応じて指定し実施してください。登録済みのデータを変更しない場合は、該当行をコメント行にして実行してください。
必要な権限を持ったユーザIDで本コマンドを実行してください。
本コマンドは、以下のコマンドや処理を実行中の場合、実施できません。
ログ収集一括定義コマンド(mpatmdef)
ファイル転送情報定義コマンド(mpatmtrsdef)
ログ収集情報定義コマンド(mpatmlogdef)
ログ収集設定コマンド(mpatmlogapdef)
ログ収集コマンド(mpatmlog)
ログ情報削除コマンド(mpatmdelap)
サーバ種別設定コマンド(mpatmsvrtypedef)
収集ログ二次媒体複写先設定コマンド(mpatmmediadef)
ログ収集中
ポリシー適用中
共有ディスク上のログ収集情報退避コマンド(mpatmcsbk)
共有ディスク上のログ収集情報復元コマンド(mpatmcsrs)
共有ディスク上のログ収集設定コマンド(mpatmcsset)
共有ディスク上のログ収集設定解除コマンド(mpatmcsunset)
使用例
mpatmdef -F C:\atm\def\logdef.dat
実行結果/出力形式
mpatm: 情報: 2: mpatmdefコマンドを開始します。 (正常の場合) mpatm: 情報: 11: TRANSDEF処理を開始します。 mpatm: 情報: 15: 20行目を処理します。 mpatm: 情報: 12: TRANSDEF処理を終了しました。 mpatm: 情報: 11: LOGDEF処理を開始します。 mpatm: 情報: 15: 36行目を処理します。 mpatm: 情報: 12: LOGDEF処理を終了しました。 mpatm: 情報: 11: APDEF処理を開始します。 mpatm: 情報: 15: 42行目を処理します。 mpatm: 情報: 15: 43行目を処理します。 mpatm: 情報: 15: 44行目を処理します。 mpatm: 情報: 12: APDEF処理を終了しました。 (異常の場合) [警告メッセージ、エラーメッセージを標準エラーに出力します]