Systemwalkerコンソールより、[ハード監視制御]ウィンドウを起動することができます。Systemwalkerコンソールから監視・操作対象のSVPMフォルダを選択し、[操作]メニューから[ハード監視]を選択することにより、[ハード監視制御]ウィンドウを起動します。
[ハード監視制御]ウィンドウでは、SVPMコンソールの以下のフレームを使って、SVPM配下のハードウェアやAVM/EXの操作ができます。
ハード監視制御フレーム
スケジュール設定フレーム
メッセージフレーム
セットアップフレーム
構成制御フレーム
注意
各フレームの操作方法
各フレームの操作方法は、各グローバルサーバのオペレーターズガイドを参照してください。
ただし、Systemwalker Centric Manager GEEでは、SVPM-Sコンソールに比べ、以下の機能が使用できません。
全フレームでフレーム域の[画面コピー]ボタンがありません。
メッセージフレームの[ログ保存]ボタンがありません。
スケジュール設定フレームおよび構成制御フレームの[フロッピィ]ボタンがありません。
注意
ハード監視制御フレーム
ハード監視制御フレームの制御指示で、次の項目は指示の実行結果が指示画面に表示されません。指示の実行結果については、メッセージフレームの表示メッセージで確認してください。
監視装置状態表示フレームの監視装置電源切断
ユーティリティ選択画面の強制時刻同期
注意
構成制御フレーム
監視対象システムが、SCMPセクション共用モードで動作するGSマルチクラスタシステムの場合、SCMP構成の構築/変更を行うことができません。操作が必要な場合は、SVPM-Sコンソールで行ってください。
注意
監視装置が SVPM-S の場合
スケジュールフレームの機能サポート範囲について
スケジュールフレームでのスケジュール設定機能に関して、SVPM と SVPM-S でサポート機能差があります。
SVPM-S では SYS ON 指示以外の、次の機能をサポートしていません。
システム電源切断 : SYS OFF 指示
クラスタグループ電源投入/切断 : CLG ON/OPIPL/OFF指示
クラスタ個別電源投入/切断 : CL ON/ONIPL/OFF 指示
クラスタ/クラスタグループのIPL : CLG IPL, CL IPL 指示
IOグループ電源投入/切断 : IOG ON/OFF 指示
クラスタ/クラスタグループのCPUストップ : CLG STOP, CL STOP 指示
監視装置電源投入/切断 : SUP ON/OFF 指示
監視装置が SVPM-S の場合、設定しないでください。
パネルフレームについて
SVPM-Sコンソールにあるパネルフレームは、Systemwalker Centric Manager GEEではサポートしていません。このため対象システムの監視装置を含んだ電源投入制御は行うことができません。
対象システムのクラスタ、および周辺装置の電源制御は、ハード監視制御フレームで行ってください。
パスワードロック機能について
SVPM-Sコンソールにあるパスワードロック機能は、Systemwalker Centric Manager GEEではサポートしていません。 コンソール操作制御機能を利用してください。
監視装置の時刻変更について
監視装置の時刻変更時に、監視装置の再起動実行の制御指示サブウィンドウが表示されません。
監視装置の再起動は、SVPM-Sコンソール、または監視装置自身の制御パネルで操作してください。
監視装置のSVPM-S監視装置フラグコードの表示について
監視装置運用系/待機系のフラグコードは、SVPM-Sコンソールの監視装置状態表示サブフレームのそれぞれ独立した表示域に表示されます。
Systemwalker Centric Manager GEE では SVPMコンソールと同様に、監視装置状態表示サブフレームの同じ表示域に表示されます。そのため、以下を注意してください。
フラグコードが発生した装置は、表示フラグコードに付加される監視装置基本部番号で識別してください。
監視装置状態表示サブフレームから基本部フラグコードのリセット操作を行った場合、運用系/待機系両方のフラグコードがリセットされます。
なお、運用系/待機系両方のフラグコード発生監視は、Systemwalker コンソールのメッセージ監視でも可能です。その場合はハード監視制御フレームの表示は不要です。
Systemwalkerコンソールより[ハード監視制御]ウィンドウを起動するためには、あらかじめPC-Xの起動環境を設定するとともに、接続環境と被監視システムの関係を定義しておく必要があります。
PC-Xの起動環境の設定方法については、“PC-X起動環境の定義”を参照してください。接続環境と被監視システムの関係は、SVPMフォルダの[ハード監視]タブで設定します。設定方法は、“SVPMフォルダの編集”を参照してください。
[ハード監視制御]ウィンドウの注意事項
[ハード監視制御]ウィンドウを使用する場合は、以下の点に注意してください。
[ハード監視制御]ウィンドウは、日本語環境以外では使用できません。
[ハード監視制御]ウィンドウは、サイズを変更することができません。
Systemwalker Centric Manager GEEに表示する[ハード監視制御]ウィンドウは、接続しているSVPM-Sごとに1ウィンドウのみです。したがって、監視ウィンドウを複数の運用管理クライアントに表示させる運用の場合、あるSVPM-Sの[ハード監視制御]ウィンドウは、1台の運用管理クライアント上にしか表示できません。ただし、同一のSVPM-Sに接続している、ほかのコンソール(Systemwalkerや専用コンソール)の影響は受けません。
なお、運用管理サーバ(Systemwalker Centric Manager GEE)に接続しているSVPM-Sが複数ある場合は、それぞれのSVPM-Sの[ハード監視制御]ウィンドウを同一の運用管理クライアント上、または異なる運用管理クライアント上に同時に表示することができます。
1台の運用管理クライアント上で、複数のSystemwalkerコンソールを起動して[ハード監視制御]ウィンドウを使用する場合
同一の運用管理サーバに対して複数のSystemwalkerコンソールを起動しているとき、[ハード監視制御]ウィンドウを起動できるSystemwalkerコンソールはその中の1つだけです。
[ハード監視制御]ウィンドウを起動できるSystemwalkerコンソールのルールを以下に示します。
Systemwalkerコンソールが1つも起動していない状態で、最初に起動したSystemwalkerコンソール
[ハード監視制御]ウィンドウを起動できるSystemwalkerコンソールが終了した後、最初に起動したSystemwalkerコンソール
各Systemwalkerコンソールの接続先運用管理サーバが異なれば、各Systemwalkerコンソールから[ハード監視制御]ウィンドウを起動できます。
接続先運用管理サーバのサービス再起動によりSystemwalkerコンソールが終了する場合、複数のSystemwalkerコンソールから起動されたすべての[ハード監視制御]ウィンドウが終了します。再度、[ハード監視制御]ウィンドウを使用する場合は、Systemwalkerコンソールから[ハード監視制御]ウィンドウを起動してください。
コンソール操作制御が有効な環境で、Systemwalkerコンソールから[ハード監視制御]ウィンドウを起動した場合、Systemwalkerコンソールの終了時に[ハード監視制御]ウィンドウも終了してください。
コンソール操作制御について
[ハード監視制御]ウィンドウの操作時の異常について説明します。
[ハード監視制御]ウィンドウからの操作時に、以下のメッセージが表示された場合の対処方法を示します。
現象
「コンソール操作制御へのリクエスト送信に失敗しました。ERR-CODE=1003」
対処
[ハード監視制御]ウィンドウを一端終了させ、再度、起動します。
現象
以下のいずれかのメッセージが表示された。
「(%s)の表示を行う権利がありません。認証に失敗しました。」(※ %s:表示を指示したフレーム名)
「(%s)の制御を行う権利がありません。認証に失敗しました。」(※ %s:制御を指示した対象名)
「操作権チェック機能(READ)でエラーが発生しました。ERR=32」
対処
コンソール操作制御が有効な環境でSystemwalkerコンソールから[ハード監視制御]ウィンドウを起動した場合、Systemwalkerコンソールの終了時に[ハード監視制御]ウィンドウも終了させる必要があります。
[ハード監視制御]ウィンドウを終了後、再度Systemwalkerコンソールから[ハード監視制御]ウィンドウを起動してください。