“監視メッセージの定義”で監視対象として定義したメッセージのうち、トラブルとして定義したメッセージの発生を監視する方法を説明します。
トラブルは、以下のコンソールから監視することができます。
Systemwalkerコンソール
Systemwalker Webコンソール
Systemwalker Webコンソールの監視については、“Systemwalker Webコンソールで監視する”を参照してください。
以下の手順でSystemwalkerコンソールを起動します。
[スタート]-[Systemwalker Centric Manager]-[Systemwalkerコンソール]を選択します。
[Systemwalkerコンソール[ログイン]]ダイアログボックスが表示されますので、接続する[ホスト]を確認して[ログイン]ボタンをクリックします。このとき、ログインする[ユーザーID]を指定する場合には、[ユーザーID]および[パスワード]を入力します。
Systemwalkerコンソールが起動します。
Systemwalkerコンソールの起動の詳細については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”の“Systemwalkerコンソールを使用する”を参照してください。
被監視システムにトラブルが発生した場合
Systemwalkerコンソール
ビープ音が鳴り、監視イベント一覧にメッセージが表示されます。
監視ツリー/監視マップ/監視リストにおいて、イベントが発生したノード、そのノードを含むフォルダ、およびすべての上位フォルダには、そのノードで発生している最も重要度が高いイベントのアイコンが表示されます。
[監視イベント種別]ウィンドウ
[監視イベント種別]ウィンドウを起動していた場合は、発生したメッセージの[監視イベント種別]アイコンが点灯します。
このようにして、トラブルの発生したシステムと、その監視イベント種別を知ることができます。
監視イベント種別は、Systemwalker Centric Manager EEで標準提供されている監視イベント種別に加えて、以下の監視イベント種別が標準提供されます。
監視イベント種別 | 発生したメッセージの内容 |
---|---|
GSシステム | グローバルサーバのシステムメッセージ |
GSバッチ業務 | グローバルサーバのSystemWalker/OFESが監視するジョブネットの異常 |
GS性能 | グローバルサーバのFCMSYS/EMが監視する性能異常 |
GSオンライン | グローバルサーバのAIMが出力するメッセージ |
GSライタ | グローバルサーバのライタが出力するメッセージ |
SXOシステム | SXOシステムのメッセージ |
AVM-EX | グローバルサーバのAVM/EXが出力するメッセージ |
IPL | グローバルサーバにおける、システムのIPL処理時に発生するメッセージ |
GSハード | SVPMが監視する、グローバルサーバのハードウェアの異常通知メッセージ |
GSアプリ管理 | グローバルサーバのInterstageのワークユニットやサブシステムが出力するメッセージ |
[メッセージ一覧]ウィンドウ
監視イベント一覧には、被監視システムから通知されたメッセージのうち、以下の条件をみたすメッセージだけが表示されます。
監視イベント種別が登録されている
重要度レベルが通知、警告、重要または最重要である
被監視システムから通知されたすべてのメッセージは、[メッセージ一覧]ウィンドウで監視することができます。[メッセージ一覧]ウィンドウは、Systemwalkerコンソールの[操作]メニューから、[メッセージ一覧]を選択して起動します。
監視システムへのメッセージ送信量について
監視システムで受信できるメッセージの性能は、「6メッセージ以下/秒」です。したがって運用に適した性能でメッセージを監視するために、配下の被監視システムから監視システムに送られるメッセージの全送信量が「6メッセージ以下/秒」となるように、各被監視システムのメッセージ選択テーブルにおいて、送信するメッセージを絞り込んでください。